左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

もっとうまく企画・編集するとウン万部の雑誌になるのに!(RikaTan(理科の探検)誌(文一総合出版))

 「RikaTanも読んでいますよ!でも左巻さんの好き勝手に企画・編集しているでしょ?同人誌的ですよ。今のままではウン千部の雑誌で終わりますよ。もっとうまく企画・編集するとウン万部の雑誌になるのに!」
 これは、某雑誌のの元編集者から発せられたものだ。その雑誌の部数を伸ばした彼の言葉に頷かざるを得ない。


 某雑誌の元編集者と飲んだのだ。元編集者の人は、ぼくが東京大学教育学部附属中・高等学校教諭時代に某雑誌のの編集者だった。彼は「左巻先生の科学実験講座」など実験連載を担当した。月1回ほど、彼がカメラマンと東大附属の化学室にやってきた。実験をして写真を撮るためだ。
 ぼくだけでやっているとネタ的に厳しくなってきたので友人らも入れ、連載を続けた。
 ぼくが京都に行ってしまって、某雑誌と疎遠になっていた。ぼくの職場が京都から東京に異動したので久しぶりに話をすることになったのだ。
 もちろん、わが国の科学雑誌の状況についても話が及んだ。


 某雑誌は健闘しているとのこと。「左巻さんは、当時、読者のスター、憧れだったんですよ」と言われた。
 ぼくにとっても、某誌にとっても、あの当時の連載は意味があったと振り返ることができた。こういう話はとても嬉しい。RikaTanを創刊するときに、ぼくは某雑誌をも意識していたし。


 ぼくは『RikaTan(理科の探検)』誌編集長として未だ試行錯誤的に企画編集をしている面がある。「さまき隊」のメンバーたちやたくさんの企画委員たちと、「RikaTanでなんかおもしろいことができないか」というスタンスでやっている。もっと試行錯誤していきたいとも思っている。同人誌的かもしれないが、同人誌のよさを出せればと思う。


 ついでに言っておくとRikaTanの中心メンバーは、「さまき隊」の面々だ。
 「さまき隊」は、友人らと屋久島に遊びに行ったことをきっかけにつくったもの。


 RikaTanは、「理科の探検」だが、まあ結局は「遊び」なのだ。みんなでわいわい本や雑誌をつくることも「遊び」としてやれないか、と思って始めた。読者のみなさんも一緒に遊ぶシステムも考えていきたい。RikaTanは今後どうなっていくか、編集長のぼくにもわからない未知への挑戦である。


 ※以上は一昨年書いたもの。