左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

「RikaTan貧乏」とは?

 ツイッターやブログで「RikaTan貧乏」というワードが時々出てきます。この言葉についてまとまって書いたのは昨年の『RikaTan(理科の探検)』誌5月号でした。
 そんなふうなRikaTan貧乏なら私も…という人がいることでしょう。しかし、いまは、RikaTan企画委員を募集していません。これから来年3月末まで普及活動をしてもう少し部数を増やしてから募集したいと思っています。どうしても、という人は連絡して下さい。


見出し…「RikaTan貧乏?いいや、RikaTan大尽だぞ」

 最近、内輪のMLでRikaTan委員の一人が原稿執筆のための材料入手でお金がかかり、原稿料を差し引いても大きな赤字なので「完全にRikaTan貧乏です(涙)」と書き込みました。ぼくは“RikaTan貧乏”という言葉がぐっときました。
 ぼくも大学の仕事以外では全体の仕事量を100とするとRikaTanで50程度をしめているのに、収入では大学以外からの収入100に対してRikaTanからは1程度です。
 そのときからです、ぼくらの仲間の中で“RikaTan貧乏”という言葉が大流行。ぼくらの活動のキーワードになっています。
 3月にはRikaTanの企画で、高尾山ムササビ観察会と多摩動物公園観察会をやったのですが、そこに北海道、青森、神戸からも参加した人たちがいます。
 Iさんが言いました。「RikaTanは確かに深く関われば関わるほど収支のマイナスが大きくなっていく傾向がありますが(笑)、それにも関わらず、“RikaTan貧乏”なみなさんが、いきいきして楽しそうなのは、お金で計れないぐらい貴重な体験、RikaTanに関わっていなければ、一生できなかったような体験ができて、しかもその体験を共有している仲間と過ごす時間が楽しくてしょうがないからでしょうねえ。
 私も当分“RikaTan貧乏”な日々が続きそうです。」と。
 お金的にはRikaTan貧乏でも、本当は使ったお金の何倍もの精神的プラスを得ているのですから、“RikaTan大尽(だいじん)”なんですね。
 今日も、お昼頃に「RikaTanの企画で“青木ヶ原樹海ツアー”をマイクロバス借り切りでやりますよ」と告知したら、なんと夕方には参加申込がバスの定員に達してしまいました。
 RikaTan貧乏第一号の北海道のAさんも早速申し込できました。青森、京都、屋久島、北海道壮瞥からも参加申込がありました。
 家族も一緒にRikaTan貧乏、もとへRikaTan大尽ならよいのですが、心配なのは、いろいろ出かけて“RikaTan家族崩壊”、さらには“RikaTan離婚”にならないかということ。そんな心配をするほど、RikaTanを舞台にいろいろなアクティビティが進められています。
 そういう委員たちでつくっているRikaTanの内容にRikaTan大尽ぶりが反映されて、読者のみなさんにお裾分けができるように企画・編集をしていこうと思っています。


★『RikaTan(理科の探検)』誌 http://rikatan.com/ 2009年5月号「編集長コラム」から。