左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

声が出なくなった、喉が痛くなった、重い咳が出た…約25日で回復率95%

 ブラジル、ボリビアの最後の1週間のところで、蓄積していた疲労や昼夜の温度差で体調が悪化し、さらに土埃が舞う道を車で移動している間に喉に炎症が起きました。喉が痛むし、咳をすると頭やお腹に響くようになりました。
 ブラジルのパンタナール大湿原、ボリビアのウユニ塩湖周辺が面白かったのですが、防寒対策など反省点が多っかたです。
 8月16日に帰国したのですが、喉の炎症で声が出なくなっていました。
 17-18日は理科教育の分科会で話をしなければならなかったのですが、本当に声を振り絞ってかすれ声で話をしました。すると、言いたいことを短くいうので、アグレッシブになりがちでした。(^_^;)
 25日、水戸の仕事(小学生達に理科の講演)をしたときも未だ少し声がかすれていました。喉のためにはできるだけ声を出さないほうがいいのですが、小学生達が一生懸命聞いてくれたので30分のところ1時間以上話をしてしまいました。(^_^;)
 8月31日、9月1日は長野県松本で理科合宿研の講師でしたが、3時間のうち実験を2つしかやらず「左巻先生のトークショーですね」といわれました。着実に喉が回復してきていたんですね。
 9月3日、PARC自由学校『文系アタマで「科学」を考える』のぼくの回で、テーマ「科学と「疑似科学」をどうやって見分けるの? 」。さらに喉が回復。
 9月5日には、10時〜正午、松戸市民劇場ホールで、まつど生涯学習大学「情報に惑わされない〜健康食品・薬事被害について〜」。それでいくつかの資料を再読したりしました。
 大森安惠「間違いだらけの糖尿病の常識」時空出版2005を読了。民間療法で「血糖を下げると誤認してはいけない食品」やサプリ(ご用心!血糖を下げるものはない)が役立ちそうです。
 岡本卓「糖尿病最新療法」角川SSC新書2009もついでに再読。2008年2月、血糖値を厳格にコントロールしたほうが死亡率が高まるという研究結果が米国で発表されました。世界の流れは穏やかにコントロールする治療法。
 シュワルツ・栗木さつき訳「チョコレートを食べても太らないってホント?」主婦の友社2003を再読。
 小内亨さんのRikaTan連載「健康情報を科学的に読み解く」4p×12回(2010年4月号〜)をまとめ読み。どこかで新書にすればいいのにという内容。
 日本人の健康寿命を縮めている原因は「不健康な食事」、「高血圧」、「喫煙」、「運動不足」。平均寿命は、男性79.3歳、女性85.9歳だが、うち健康寿命は、男性70.6年、女性75.5年。
http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2013/02291.php
 『検証 免疫信仰は危ない! 「がんビジネス」の実態に迫る』南々社2004を再読。アガリクス代替療法の実態がかなりわかりました。
 川口啓明『食品はどこまで安全か』旬報社2000を再読。遺伝子組換え(GM)食品には安全性の科学的データがありますが、他の非GMの新品種(様々なバイオ手法で創出)にはありません。非GM表示で「安心のイメージ」を持たされるが、突然変異誘発品種の大豆だったりするのです。
 9月5日のまつど生涯学習大学「情報に惑わされない〜健康食品・薬事被害について〜」は、健康食品についてだけ話をしましたが、担当者から「ご説明が明快で、参加者の方も「お話がわかりやすくとても参考になりました」などの会話が聞かれました。」という連絡をもらいました。喉は95%回復した感じです。
 あと数日で喉の炎症が起こってから1か月が経ちます。完全治癒には長期間かかるんですね。


・『PHPのびのび子育て』9月特別増刊号に取材された記事が載っています。
特別企画「性格別・自由研究の見つけ方」
・『よくわかる元素図鑑』PHP、韓国語版のオファーあり。
・同上 7刷り(2千部)決定。
・『面白くて眠れなくなる化学』PHP、7刷り(2千部)決定。
・某TV局から新番組の打診的取材を受けました。1回出るかも。