左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

比嘉照夫総監修『EM医学革命』2000を読んでみた!

『EM医学革命』という本が古本屋に2百円であったので買ってきた。本体2000円。
そこに登場の12名の医師の先頭から4人を見たらそれでお腹いっぱいになったw。

どんな医師がEM菌に嵌まるのか?…


1番目:石神正文氏。
千島学説信奉の医師に同姓同名が存在。がん患者に赤ちゃん用の粉ミルクを溶いて飲ませる粉ミルク療法など。「まさか」と思ったが、EM医学革命にそのことがあったから本人だった。こういう人がEM菌に嵌まるのか。


2番目:広島の梶川憲治氏。
検索したら、純金製の棒で患部や全身をさする、ごしんじょう療法に無限の可能性があると推薦しているのがヒット(キャッシュ)。EM1号を飲んでいる梶川氏らしい。
さらに検索したら梶川憲治氏は2009年に大腸がんで逝去していた。
60台半ばだと思う。
EM1号とリンゴの自家製飲料の愛好者だった。
彼にとってEM菌の飲用は、どう効果があったのだろうか?


3番目:福山クリニック院長の加藤信夫医師。
EM-Xを飲用だけではなく点滴!
末期がん患者4人に点滴したら疼痛がとれたという。
しかし結果は4人とも亡くなった。
清涼飲料水EMXを点滴するようなことは許されるのか?


4番目:小澤博樹氏。
小澤医院は「波動情報測定装置(PRA,旧名称:QRS)により、免疫・病名・陰陽などを診断…患者さんについて体質の陰陽を基にした、無農薬・有機栽培された食材を 使ったマクロビオティック(玄米菜食)を中心とした治療を行っています。」だと。
マクロビオティック食養療法、波動エネルギー療法、マイナスイオン療法、前世療法、気功治療…さすが!
EMXを投与すると一時的に発熱、悪寒、関節痛、発疹等の症状を呈するケースも。好転反応だって!
前世療法ってどういうものなんだろう?w


*【好転反応という言い逃れに注意】
健康食品・サプリを摂取し、悪い結果になると、販売業者は「それは好転反応」だと言い訳をしたりする。それを信じ、使い続けることで死に至るケースや重篤な症状に陥るケースまである。医薬品ならすぐに気づくような副作用がついつい見逃されたり、よくなる前に毒素が出るという「好転反応」だと思い込んで、被害が深刻化している面がある。