PCの文書箱にあった文章の一部。
当時、明治図書の教育雑誌はTOSSがメインになり、すると原発推進のほうなので、ぼくは、連載の中で意識してこんなことを書いていたのだな。
https://twitter.com/samakikaku/status/718588112197197824
(学習指導要領で、)「原子力は、リサイクルができる貴重なエネルギー資源」「地球温暖化対策の切り札は原発」「石油がなくなるから夢の原子炉−高速増殖炉へ」などと洗脳したいのだろう。
その高速増殖炉は原型炉の「もんじゅ」がナトリウム漏れの事故を起こしてから、その技術的困難性や経済性、再処理問題をはじめとして重い問題を抱えて開発は行き詰まっている。先進諸国の中でわが国だけが推進政策をとっているが、これは夢のまま終わりを遂げることになろう。
しかし未だ原発推進のために国や電力会社などは教育の分野にも多額のお金を出している。その金で小学校から大学まで様々なレベルでエネルギー教育を展開している。そこでは「石油は40年でなくなる」という“脅し”を元にした教育が多い。
石油および非在来型石油資源は少なくても100年分はある。エネルギーの使い道のうち発電が占める割合は少ない。発電にしか使えないエネルギー資源では石油の代わりにはなれない。もっと科学的な理科教育や社会科教育をすることが必要だ。(以上)