左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

EM菌比嘉照夫氏・DND出口俊一氏絡みの裁判の弁護士は同じ〜桧家ホールディングスはEM住宅の会社ではない〜

EM菌比嘉照夫氏が朝日新聞に損害賠償を求めた裁判は地裁、控訴審とも朝日の完全勝利。
DND出口俊一氏(EM研究機構顧問だったと白状)との裁判も地裁、控訴審ともぼくの完全勝利。


実は比嘉氏・出口氏の弁護士は同じ。第三文明誌のヤング法律相談コーナーに登場していた。
宗教関係で、ぼくの友人の知人とのことで驚いた(世間は狭い)。


その弁護士を検索して見たら原告創価学会本体が提訴し、被告日蓮正宗等の「池田ビラ裁判」の関係する原告側の弁護士の1人でもあった。これは原告が敗訴。


弁護士だから自分の考えと反対のものでも仕事として弁護することもあるだろう。
ただ、今回ぼくの場合はその弁護士がEM菌を一生懸命礼賛していたといういうことがある。
依頼主と弁護士に宗教繋がりがあるかどうかは知らない。


それにしても第三文明誌はニセ科学批判やEM菌批判も掲載されているのだからちゃんと読んでいれば礼賛まではなかったろう。
他にもいくつかDND出口俊一氏(EM研究機構顧問でもあった)は裁判に絡んでいるが弁護士は同じだ。


朝日との裁判ではDND出口俊一氏はジャーナリストとして比嘉氏側の陳述に参加していた。
朝日との裁判が先だから、後に続くぼくとの裁判などで同じ弁護士なのは、比嘉照夫氏が紹介したのか出口俊一氏が紹介したのだろうか。


出口氏側は朝日にもぼくにも地裁も控訴審も完全に敗訴。産経は比嘉氏の朝日提訴を報じたが敗訴を報じていない。


そういえば共産党系の弁護士が弁護したオゾン水放射能除去の件があった。怪しげなものだが赤旗はこの提訴を報じた。産経は元社員の出口氏応援(?)で報じたのだろうが、赤旗も産経のやり方に似ている面があると思った。


可笑しな政治性で可笑しげなものを応援してしまうことがある。逆に可笑しげな政治性で本来なら応援しなくてはいけないものを切り捨ててしまう場合がある。ぼくはだから板橋の問題で、今でも共産党一部には静かに怒りを持続させている。


なお、出口俊一氏とぼくの裁判については、天羽優子さんが今販売中の『理科の探検(RikaTan)』誌6月号に「ニセ科学とスラップ訴訟 EMを例にして」という論説を書いている。
RikaTan→ http://rikatan.com/


DND出口俊一氏は自称ジャーナリストが実は株式会社EM研究機構顧問だったという事態が起こっていた。それで大学などに営業妨害だなどと圧力をかけるのは、もうジャーナリストの風上にもおけないと思えるのだがどうなのだろうか。古巣の産経時代にそういうことは当たり前だったのだろうか。


ついでに金沢工業大学客員教授やら桧家ホールディングス取締役の名刺も出してEM菌批判は営業妨害とやる。


それで最初、桧家ホールディングスはEM住宅をやっている会社かと思ってしまった。
EM菌とは一切関わりは無いという。
しかし、DND出口俊一氏がEM菌批判側へ営業妨害と抗議するのに、そこの取締役の名刺を出す気持ちがわからない。EM研究機構顧問の名刺を出すのはわかる。なぜ桧家の名刺を出したのかは謎だ。箔をつけたかったのか?しかし桧家は大迷惑だろう。


金沢工業大学客員教授の名刺も出していた。
出口氏の専門は「危機管理」だという。
そんなことをして桧家や金工大を危機にさらすことになるとは思わなかったのか?
批判側に可笑しな抗議をすればEMの危機に繋がることは考えなかったのか?