左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

風船爆弾の話

日本が風船爆弾を米国に向けて飛ばしたとき米国が恐れたのは通常爆弾ではなく細菌をばらまかれることだった。それで完全に報道をシャットアウトした。バラストの砂の鉱物を分析し基地を特定し、打ち上げるたびに打ち落とした。


結局、細菌は使わなかったが、現在でも米国は生物兵器を恐れていると思う。核弾頭をつけなくても貧者の核兵器たる生物兵器をつければいい。4発のミサイルのうち1発でも撃墜できずに着弾したらその恐怖がある。


風船爆弾の被害は、不発弾に触れてピクニックに行った人らが死んだというもの。戦後そのことを知って風船爆弾づくりにかり出された当時の女学生だった人が遺族に謝罪…戦争だから仕方がなかったと遺族…などの話がある。


風船爆弾についてRikaTanや本に書いたが、実物を見たことがない。日本でもどこかに展示されているかな。米国ではスミソニアンにある。