左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

日本をEMモデル国家にしていいのか?

EM菌比嘉照夫氏は、日本をEMモデル国家にするのに国会議員の有用微生物利活用推進議員連盟(EM菌議運)と有機農業推進議員連盟を重要視。
自民党が中心だが超党派。例えば紙智子氏(共産党)は後者の幹事。

EMモデル国家は国民がEM生活。その一端↓
EM生活のすすめ
http://em-hokkaido.org/article-90.html
*彼は今北海道EM普及協会理事長。朝から寝るまでEM製品づけの生活。農業用微生物資材のEM1、EM入りシャボン玉本舗の石けん・洗剤、EMXGOLD、EMを焼き込んだというEMセラミックス製品など。今はさらにEM結界づくりも。

比嘉照夫氏 EM生活をすると…
https://www.ecopure.info/rensai/teruohiga/yumeniikiru74.html

1. EM製品を身に着けていたので交通事故に遭っても大事に至らなかった。
2. EM生活をしていると大きな地震が来てもコップ一つも倒れなかった。
3. EM生活をしていると電磁波障害が減り、電気料金も安くなり、電機製品の機能が高まり寿命も長くなった。
4. EMを使い続けている農場やゴルフ場の落雷が極端に少なくなった。
5. EM栽培に徹していると自然災害が極端に少なくなった。
6. EM生活を続けていると、いつの間にか健康になり人間関係もよくなった。
7. EMを使い続けている場所は事故が少なく安全である。
8. 学校のイジメがなくなり、みんな仲良くなった。
9. 動物がすべて仲良くなった。
10. すべてのものに生命の息吹が感じられるようになった。
11. EMで建築した家に住むようになり、EM生活を実行したら病人がいなくなった。
12. 年々体の調子がよくなり、頭もよくなった。
13. EMの本や情報を繰り返しチェックし確認する。
14. いろいろな事が起こっても、最終的には望んだ方向や最善の結果となる。
その他なんでも、いいことはEMのおかげにし、悪いことが起こった場合は、EMの極め方が足りなかったという視点を持つようにして、各自のEM力を常に強化することです。 

 

EM菌比嘉照夫氏は20世紀の終わり頃北朝鮮がEMを国家的に進めることを指導し、「21世紀は北朝鮮の世紀。食糧輸出国となる」と述べていた。
しかし北朝鮮をEMモデル国家にすることは大きな失敗で終わり、今は北朝鮮のことをいわずWEBなどから削除。

【参考】→EM(EM菌)と北朝鮮−比嘉照夫氏「北朝鮮はEMのモデル国家」
- 左巻健男&理科の探検’s blog
http://samakita.hatenablog.com/entry/20161130

そのEMは、ニセ科学に興味関心がある人には知られていても一般的には知られていない。
講義の時聞いたら「EM菌を聞いたことがある」が年々減少していた。
新聞報道も減少していた。
北海道EM普及協会の情報誌を読むと、会員の高齢化や会員数の減少に見舞われているようだ。

EM情報室 EM関連の新聞報道を見た。
2007年に290記事あったが、2019年は34記事に。
大手新聞はほとんど扱わなくなった。
https://ecopure.info サイトから)
2007年 →2019年
朝日 5 → 0
読売10 → 0
毎日22 → 1
中日31 → 1

それでも有用微生物利活用推進議員連盟(EM菌議運)と有機農業推進議員連盟は多数の国会議員を擁している。3.11を契機に福島に大きく入り込んでいる。
比嘉照夫氏は、EMは元素転換力があるのでセシウムバリウムに変えて放射能をなくすとか、田畑に海水塩とEMをまけば塩が肥料になるとかと述べている。

*EMについてのぼくの解説(消費者法ニュース
学校に、環境活動に、福島復興に、政治に、入り込んでいるEM(EM菌)
http://www.clnn.net/image/cln119-05.pdf

同じものを拙ブログでも。
「学校に、環境活動に、福島復興に、政治に、入り込んでいるEM(EM菌)」消費者法ニュース2019年4月号掲載の全文公開
- 左巻健男&理科の探検’s blog
http://samakita.hatenablog.com/entry/2019/05/25/083619