左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

RikaTan貧乏?いいや、RikaTan大尽だぞ

 今日は、まずは某電力館の監修で、子ども向け解説の校正を行いました。
 東京新聞からは「ゆとり教育からの転回」について取材を受けました。
 それから大学へ。
 まず環境・リサイクルの自由研究本(成美堂出版)の監修のために初校ゲラを受け取りました。
 次に東京書籍で出す『授業に活かす!理科教育法 小学校編』『〃 中高編』について、担当編集者にゲラ校正や全体の編集についての指示をしました。
 さらに青木ヶ原樹海ツアーについていろいろ考えてRikaTan委員MLに投稿。
 ついでに次のRikaTan5月号の「編集長コラム」の一次原稿を書きました。
 それが「RikaTan貧乏?いいや、RikaTan大尽だぞ」という次の文章です。
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 最近、内輪のMLでRikaTan委員の一人が原稿執筆のための材料入手でお金がかかり、原稿料を差し引いても大きな赤字なので「完全にRikaTan貧乏です(涙)」と書き込みました。ぼくは“RikaTan貧乏”という言葉がぐっときました。ぼくも大学の仕事以外では全体の仕事量を100とするとRikaTanで50程度をしめているのに、収入では大学以外からの収入100に対してRikaTanからは1程度です。
 そのときからです、ぼくらの仲間の中で「RikaTan貧乏」という言葉が大流行。ぼくらの活動のキーワードになっています。
 3月にはRikaTanの企画で、高尾山ムササビ観察会と多摩動物公園観察会をやったのですが、そこに北海道、青森、神戸からも参加した人たちがいます。
 Iさんが言いました。「RikaTanは確かに深く関われば関わるほど収支のマイナスが大きくなっていく傾向がありますが(笑)、それにも関わらず、“RikaTan貧乏”なみなさんが、いきいきして楽しそうなのは、お金で計れないぐらい貴重な体験、RikaTanに関わっていなければ、一生できなかったような体験ができて、しかもその体験を共有している仲間と過ごす時間が楽しくてしょうがないからでしょうねえ。
 私も当分“RikaTan貧乏”な日々が続きそうです。」と。
 お金的にはRikaTan貧乏でも、本当は使ったお金の何倍もの精神的プラスを得ているのですから、“RikaTan大尽(だいじん)”なんですね。
 今日も、お昼頃に「RikaTanの企画で“青木ヶ原樹海ツアー”をマイクロバス借り切りでやりますよ」と告知したら、なんと夕方には参加申込がバスの定員に達してしまいました。
 RikaTan貧乏第一号の北海道のAさんも早速申し込できました。青森、京都、屋久島、北海道壮瞥からも参加申込がありました。
 家族も一緒にRikaTan貧乏、もとへRikaTan大尽ならよいのですが、心配なのは、いろいろ出かけて“RikaTan家族崩壊”、さらには“RikaTan離婚”にならないかということ。そんな心配をするほど、RikaTanを舞台にいろいろなアクティビティが進められています。
 そういう委員たちでつくっているRikaTanの内容にRikaTan大尽ぶりが反映されて、読者のみなさんにお裾分けができるように企画・編集をしていこうと思っています。