もう一つTOSSについても書き込んだのですが省略。
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科学創造研究所(学研)の客員研究員になったとき、所長の湯本さんと対談しました。
そこで次のようなことをぼくは言っているのですが、どうでしょうかね。
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【左巻】:私は理科教育と環境教育の自称、専門家なんですよ。今の日本の教育というのがどうなのかな、という疑問をいっぱいもっているわけです。手を動かして頭も働かして面白いぞということを学校教育の現場でもやらなければいけない。それが今すごく弱い。面白くなくても、教えればいいんだということになってしまっている。そうじゃなくて、知的な面白さをもったもの以外は教えるなということをいいたいんです。
つまんないことは教えるな。そういう学んだ子どもたちが「知ってよかった」と思うようなことを教えようという教育をどうやったら作れるのかを考えている。
http://www.gakken.co.jp/kagakusouken/chief/index.html
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ブログに9年前に京都新聞でインタビューを受けた記事を載せています。
http://d.hatena.ne.jp/samakita/20100213/1266030056
−−−新指導要領がここ十年の間に見直される可能性はありますか。
「日本が本当に科学技術立国を目指すのなら、知的レベルを上げる教育が必要で、文部科学省が十年たたないうちに指導要領を改善する可能性は十分に考えられる。ゆとりを重視しすぎた教育には揺り戻しの動きが必ず出てくる」
など予言が当たっている感じがするのですがいかがでしょうか。
現在の教育課程が開始されるあたりに、ぼくは、中高現場から大学に異動したのでした。
その後、ぼくは、編集委員・執筆者として検定中学校理科教科書の教科書検定申し渡しに出席し、たとえば「%濃度は扱ってはならん、削除せよ」「密度で単位(g/m3)は出すな。求め方も出すな。削除せよ」などの意見を聞いて怒りました。
それで「検定外中学校理科教科書」をつくる活動を開始しました。
幸いなことに、時間的な余裕のある職についていたので(講義やゼミをもたなくてよい教授職)できたことでした。
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