左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

しがみつかない生き方

 昨日の「早く年金生活に入りたい(^_^)」を書いていて思ったのは「しがみつかない生き方」。知り合いの大学教員には、大学にしがみついている人たちもいそう。その人たちに「早く辞めたい」というと、「奥さんの濡れ落ち葉になるのが関の山」などとアドバイスされる。そりゃ、やりたいことがない人はそうだろうな。それと、肩書きをとったら何の取り柄もなけりゃそうだろうな。
 大学教授をやっていると、まあ、経済的には楽だ。
 きっと社会的地位もまあまあなんだろう。
 確か同名の新書を精神科医香山リカさんが出していた。どうも彼女の本、題名を見て期待して読むとだいたい当たり前のことが書いてあって、読んでどうも充実感がなかったことが多いので、その本は手にしていない。


 これまでいろんな生き方ができた。
 超ビンボーな子ども時代。学力不振落ちこぼれの中高生時代。数学がわかってきて勉強がおもしろくなった浪人生時代。激動の学生時代。理科教育をやろうと決意した大学院生時代。中学校理科教員になって理科以外に英語や数学も教えた。東京大学教育学部附属中・高等学校に異動して、高校化学をメインに教えることになった。現場教員時代はかなり好き勝手に教員生活を楽しんだ。大学教員になってさらに好き勝手にやれた。経済的に非常に楽になった。借金はなし。貯えもある。
 やせ型の美少年(?)が肥満型のおじさんになった。
 国内各地に旅ができた。外国にも遊びに行った。
 本もたくさん出した。
 もういいんじゃないか。やっていないのは年金生活。(^_^)
 いつでも(たとえば今からだって)大学を辞めても食っていける。こんなふうになるなんて若いときは思ってもみなかった。しがみつく必要がない。


 今日は朝から中学理科学参『左巻先生のリカ特別授業』(仮題)の原稿を書いていた。朝から今までに2テーマ6ページ分を書いた。1テーマ3時間くらいかかっている。まずは自分があまり得意ではない分野から書き始めている。雰囲気がわかってきたので今後はスピードアップするだろう。
 この学参を今月中に書き終えたら、次は5−6月に大人向けの理科の本を書く。それと並行してお風呂・温泉の入浴学の本を書く。


 明日は某出版社で先日通った企画の打合せをしてから水戸の常磐大学に向かう。
 学生たちに講演。
 その準備は全然していないが、先ほどちょうど電話があったので準備物を言った。残りは、某出版社に行く前に東急ハンズにでも寄れば準備物は全部揃うだろう。
 某出版社の企画は20人くらいの執筆者を集めて進めようと思う。これも5〜7月くらいの間にでも。


 土曜日は講義があるが、日曜日と月曜日は休暇村日光湯元温泉でハイキングや温泉を楽しんでくる。


 余裕があれば、次期教育課程の小学校理科の内容をやや高い立場から解説する本を書きたい。子育て中の親や小学校教員に役立つ本。これは未だ出版社未定。