左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

目立つ杭は叩かれる

 先日、中学校向けの検定外理科教科書発行元の幹部らと飲んだ。私立中学校(一部国立中学校)で「副教材」として使われている文一総合出版、文理の検定外中学校理科教科書はどちらもぼくが企画監修をしたものだ。どちらも私立中学校でかなり採用されている。


 営業で学校を回ると「左巻健男さんがやっているなら…」と好意的に対応する教員と「あいつがやっているなら採用しない」と反発する教員がいるとのこと。もちろん、前者のほうがずっと多いのだが。


 少し目立つので叩かれやすい。叩かれる段階を突き抜けてしまえばよいのだろうが、ぼくもいろいろと自信がない面がある。自分の能力が大変優れていると言うより、幸運の連続で今があるような気がする。「人生8割は運なんだよ」と誰かが言っていたが、そうなのだと思う。
 まあ、少々叩かれるというのは、それだけ人のプライドを刺激すると言うことなのだろう。「あんな程度で有名になって…」などは、自分はもっと優れているという思いからの気持ちだと思う。
 もっと目立つにはテレビなんかにもどんどん出ればいいのかも知れないが、どうも今進めている仕事だけでもアップアップなので、テレビにはできるだけ関係しないようにしている。
 いまテレビも科学系もふくめたバラエティが増えているので、実験やクイズなどぼくなりに活躍できそうな気がする。キャラも友人のT君よりテレビ向けかも知れない。テレビに出て有名になったほうが本も売れると思う。しかし、今程度でも結構やり過ぎと思っているので地味に地道にやっていくほうを選ぼうと思う。
 
 今がぼくのピークかも知れない。
 今後ゆっくりと仕事を減らして、死ぬまでに行ってみたい場所等を回るような人生にしたい。