10/15に「椅子に座って仕事をしたのに膝が硬くなって痛い。いろいろ老化していると思う。」と書いた。
すぐに痛みが取れると楽観していたが、夕食を食べにいって大変なことになっていることを実感した。痛みで階段の上り下りが手すりにつかまってやっとという状態なのだ。
一晩寝れば…とまたもや楽観的に考えたが、16日も同じようだった。
階段を上り下りするぼくの姿を見て,学生に「センセイ、大丈夫ですか…」と声をかけられてしまった。
16日講義後、阿佐ヶ谷に少し寄って自宅に帰った。
冗談でだが「もう、ぼくは歩けないかも知れない。もうすぐ、君に車椅子を押して貰うことになるかも」とツレに言った。
ぼくがよたよたと歩く姿を見て笑っていたツレも「すぐ、病院に行ったほうがいいわよ」と強く勧めてくれた。
17日は自宅でぐだぐだしていた。
化学物質本2冊のテーマを考えたくらいだ。
痛いのは右膝。どうも肥満者が中高年になってかかりやすい変形性膝(しつ)関節症ではないかと思う。この体で富士山だの常念岳だのを登っていた。
最近も屋久島で龍神杉トレッキング、自転車で島半周などをやっていた。
ぼくの膝はかなりの負担を強いられていたはずだ。椅子に座って集中的に8時間ほど理科小話事典のテーマを考えていたとき、同じ姿勢でいたので、ちょうど炎症が起きやすい角度だったのだろう。そして、ついに悲鳴を上げた
もう山に登れないのか。
そう悲観的もなったが、17日、痛みは少しずつ減っていた。
18日、つまり今日、自宅で週刊誌を読んでいたら、講師をやっている先からツレが電話してきた。「終わったから待ち合わせて昼ご飯を食べよう」って。
「しょうがないなあ、もっと休んでいたかったのに」と思いつつ、身支度をして駅へ向かった。未だ痛いが手すりをつかまなくても階段を上り下りできた。
昼食を一緒に食べて、ぼくは事務所に。
明日は講義と学研本社での打合せがある。
明後日は病院に行こうと思う。ここ2年半、病院に行っていないが(検診では1回)、血糖値も少し高かったので、形成外科と内科(糖尿病科がいいかな)を探して受診しようと思う。
「若いときと同じではないのだよ。無理するなよ。それに本気で痩せたほうがいいよ」と、自分の体を振り返らせてくれた「機会」が与えられたということなのだろう。