左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

小中高の教員が応募できる科研費・奨励研究

 左巻健男です。小学校・中学校・高等学校の教員(教諭、非常勤など問わない)などが応募できる科研費・奨励研究が来月締めきりです。
 平成22年12月6日(月)〜12月8日(水)(期間内必着)
(午前9時30分から正午まで、午後1時から午後5時まで)

http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/index.html
 の「公募情報」で、
 H23年度奨励研究の公募について
 H22公募要領・計画調書(奨励研究)
 をご覧下さい。
 「奨励研究は、小学校・中学校・高等学校・中等教育学校・特別支援学校・幼稚園・専修学校の教員、教育委員会の所管に属する教育・研究機関の職員、企業の職員又はこれら以外の者で科学研究を行っている者(ただし、学生(大学院生を含む。)・生徒及び大学等の研究機関の常勤の研究者等を除く。)が 1人で行う研究で、大学等の研究機関で行われないような教育的・社会的意義を有する研究(商品・役務の開発・販売等を直接の目的とする研究(市場動向調査を含む。)及び業として行う受託研究を除く。)を助成し、奨励することを目的としています。」

 応募書類は既に配布中なのでダウンロードして書類をつくります。
 助成100万円まで。
 採択の確率は5分の1程度。


採択テーマなど検索:
科学研究費補助金データベース
http://kaken.nii.ac.jp/


平成22年度科学研究費補助金(奨励研究)の審査結果
応募 3,570件(3,429件)
採択    714件( 691件)
採択率  20.0%( 20.2%)
配分額 349,470千円(350,321千円)
1課題当たりの配分額
平均   489千円(507千円)
最高   800千円(820千円)


 ぼくは東大附属中高時代、よく応募していました。ただし、一生懸命書いても4分の1、5分の1程度の確率ですから、半日程度で応募種類をつくっていました。それでも2分の1程度は採択に。
 皆さんも出すとよいのでは。

*今年度で科研費基盤研究Cが終わるので先日また応募しました。
 期待しないで結果を待ちます。(本学は申請すると落ちても次につなげるために20万程度の研究補助をくれます。)


・既に半分程度はすすめていて、補助を受けてちゃんとまとめたい、という感じがよさそうです。
・大学・研究所の研究者が行うようなテーマではなく1人で1年で可能なテーマがよさそうです。
・ぼくのまわりにも採択された人が何人かいます。


 小中高の教員が応募できる研究助成がいくつかあると思います。 
 科研費奨励研究で駄目だったらそういうのにも応募するといいと思います。


 ぼくが奨励研究で採択になったのは次の研究テーマでした。

中等教育学校における科学・技術科カリキュラムの開発 2001
「ダイヤモンドの燃焼」の教材化の研究 1996
化学工業の教材化の研究(2) 1995
化学工業の教材化の研究 1994
科学論と中学校化学教育の関連についての研究 1990
「課題研究」(化学分野)のワークシート作製 1989
安全な水素を使った化学実験法の研究 1987
中学校化学分野における身近な素材の教材化の研究 1985

 2001年度のは大学へ移ることになったので辞退しました。