左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

ネパールの理科教育にどのような支援ができるか

 Nさんが新理科教育MLで「15年ネパールの村で教室・図書室整備などの支援をしてきたが、後2年で退職したら実験指導もしたいが、状況はどうか」という質問。
 それへのコメント。


 Nさん、今回高等学校理科教員に実験講座をしましたが、やってみて思ったことがあります。
 高校の就学率は4割弱ですから、小学校(1〜5年)、中学校(6〜8年)あたりの理科教育を改善することが必要と思いました。
 
 帰国してからネット検索してみて、H16〜2年間青年海外協力隊員理数科教師だった西山 晃弘さん@群馬 の報告が参考になると思います。
 「ネパールでの理科教育活動」
http://www.criced.tsukuba.ac.jp/jocv-2006/20060107/nishiyama.pdf
 の52p目「理科は教師に嫌われる」


 その西山さんの文章での報告
http://archive.criced.tsukuba.ac.jp/data/doc/pdf/2006/05/nishiyama.pdf


 わが国でもそこそこの優等生が教員になることが多いのですが、そのとき「自分が受けてきたような理科教育」をすることが多いと思います。
 設備や理科教材、教材費があっても実験をあまりしない教員も多いですが、ネパールでは教科書さえ、小学校は無償配布になりましたが中学校以降は有料だと思います。そんな中でNさんが見聞したように基本的な実験用具を配ってもほとんど使われていないのではないかと思います。


 ぼくらが次回やるとすると小学校か中学校の教員対象にと思います。
 できるだけ現地で入手できる材料で。
 学校で理科のために材料費を教員に出してくれないでしょうね。だから講座をやっても現場でやってくれるかどうか…。
 でも、少しずつでも教師を変えていくことが一番かなと。


 あと、今回の講座をやって、英会話ができないと駄目だなと思いました。
 高校教員だと英会話がかなりできます。彼らは次回は全部英語でやってくれと言っていました。(ぼくは英語が苦手です。)