ツイッターで「英国の子ども向け邦訳本の監修引受。某科学コミュニケータ養成のテキスト断る(多忙。それとぼくのテーマはなくてもよいと判断)。某社冊子の環境についての取材引受。」とつぶやいた。
英国の子ども向け邦訳本は、300Pほどの厚い本で科学について広い範囲を扱っている。そしたら、子ども向け本の邦訳をしたことがあるTさんは、「かなり高度だと思いながら訳した」とコメント。
それで、オクスフォード大出版の小学校低学年向け科学本が、固体・液体・気体を原子で説明していたことをつぶやいた。
日本のまじめな小学校教員には、そんなことは許せることではないかも。
低学年には低学年なりにもっと体験させることがあると。その人も生活科で2年間、初歩の理科さえも学べない期間になっていることを危惧していた。
ぼくは、「小さいうちに鍛えた方がいいのに生活科だもんなあ、日本…。低学年でも自由な思考の中にとても初歩的な原子概念があってもよいと考える自由さが必要でしょう。原子概念を教えることを自分のレベルでしか想像できない人が多いのは問題。ぼくも今のところ低学年にはその前にやることがあると思いますけど。」と。
全員の到達目標にすることはしないが、初歩的な原子概念を低学年(小学校全段階でも)でもちょっとそれなりのやさしさで学ばせる自由さがあってもいいと思うのだ。
仮説実験授業の授業書に「もしも原子が見えたなら」があり、低学年でも色塗りなどしながら楽しく学習するという。日本の教員は、学習指導要領・教科書にお任せの癖がついていて、学習内容を縛ってしまう考え方が目につく。もっと自由に!と思う。