左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

自然放射線被曝、医療被曝

 私たちのまわりは、自然放射線があります。
 自然放射線の源は、1つは宇宙線であり、もう1つは自然の状態で地球上に存在している種々の放射性物質です。被曝量は、その場所の高度、緯度、地質によって大きく異なります。例えば、高度が高いところでは宇宙線をたくさん被曝します。ですから飛行機に乗れば地表よりもレベルが高い放射線あびることになります。


 私たちは、自然放射線とレントゲン撮影のエックス線など人工放射線とを被曝しているのです。
レントゲン撮影の場合は、その有り難み(有益性)と危険性を考えて、有り難みのほうが大きいと判断して受けていることになります。


 なお、胸部エックス線撮影では集団検診で多い間接撮影では1ミリシーベルトです。先進国でエックス線集団検診をしているのは日本だけです。直接撮影だとで0.06〜0.17ミリシーベルトです。


 今のところ自然放射線レベルの被曝でははっきりした影響があるという結果が出ていません。細胞に自然放射線か人口放射線かを識別するセンサーがあるわけではないので自然放射線も晩発性障害を起こしているかもしれません。