21日(金)に国立で原発・放射能の講師をするので、その内容を考えていました。
内容を考える時に、ぼくがその関係の本を書くとしたらどんな内容にしたらよいかを考え、その中のとくに今日的話題についてのぼくの考えを述べるとよいと思いました。
そこで今朝から今まで、本の内容構成を考えていたのです。
なお、この本は出すかどうかもわかりません。
ぼく自身が今後出す予定になっている本が、化学物質本2冊(編著 原稿はほぼあがっている)、超物理入門(編著 一次原稿があがっている)、超化学入門(単著 頭の中に構想あり)、産業化学本(編著 原稿はほぼあがっている)、物理エッセイ、化学エッセイ(未だ構想していないが元になるものはあると思う)の7冊あります。
初めは、今回構想した放射線本を単著でと思ったのですが、やはり、抱えている仕事群を冷静に見た場合厳しいと思いました。
進めるとしたら編著でしょう。
幸い、RikaTan委員有志や友人の協力を得てつくった、新潮ムック『大災害の理科知識Q&A250』には放射線や原発の基礎知識もあり、その執筆者たちの協力を得れば、なんとかなるかもしれません。
【大災害の理科知識Q&A250】書店で販売中!
RikaTan委員でつくった新潮ムック『大災害の理科知識Q&A250』が6月30日に発行!
http://d.hatena.ne.jp/samakita/20110629/1309304136
新潮ムック『大災害の理科知識Q&A250 地震・津波・原発・放射線・停電・災害対策』
http://d.hatena.ne.jp/samakita/20110608/1307527199
講演は、次です。
10月21日に国立で原発・放射能の講演(緊張しています!)
http://d.hatena.ne.jp/samakita/20110925/1316908522
【本の内容構想】
小学生からわかる放射線と健康
or
小学生からわかる放射線と健康の教科書
1.放射線とは何か
(1)放射線は光の仲間
(2)放射線の性質 モノを通過しモノをつくる分子をぶっ壊す
(3)放射線を出すモノ(放射性物質、放射性核種)
(4)放射性核種の半減期
(5)飛び交う放射線 外から内から放射線を浴びている(自然放射線)
【コラム】放射能発見の歴史
2.放射線と健康
(1)私たちは放射線の存在を感じない
(2)放射線・放射能の単位 ベクレル グレイ シーベルト
(3)強い放射線を浴びると起こる急性障害
(4)身のまわりの放射線被ばく−エックス線検査にもリスク(医療被ばく)
リスクと便益
(5)低線量(微量)の放射線で起こる晩発性障害
(6)身のまわりの放射線をはかる
【コラム】ラジウム温泉
【コラム】がんの原因
【コラム】放射線ホルミシス効果は信用できない仮説
3.福島第1原発事故と放射線
(1)福島第1原発事故で起こったこと
(2)主にヨウ素131 セシウム137 セシウム134が放出される
(3)水や食べ物による内部被曝 暫定規制値を超えた食品を食べたときの影響
(4)どの程度の放射線量なら避難か(悩ましい問題)
(5)「除染」とは
(6)福島第1原発事故の収束とは
(7)もしもまた原発事故が起こったら
【コラム】5月1日福島浜通りをまわる
【コラム】文部科学省放射線副読本の検討
【コラム】原発はトイレなきマンション
【コラム】老朽化原発の恐怖