左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

TOSSランドの原子力・放射線の授業(少しの放射線は体にいいって…)

 TOSSランド の原子力放射線の授業 を少し覗いてみました。
 さすがに原子力推進のための教育を進めているだけのことがあります。放射線は少量なら体にいいとか、原発は五重の壁に守られているから安全とか、医療被曝は健康に全く問題ないとか、回収された「わくわく原子力ランド」などより、酷い内容の授業を小学生などにやっています。

 
 以下はちょっと見て、抜き出したもの。詳しくはサイトを見てください。


 埼玉県蓮田市ではTOSSの原子力推進教育を向山洋一氏の右腕として進めていた小森洋治氏が放射線の講演をするといいます。
 (まあ彼もバカではないので、少しの放射線は体にいいから福一からの放射性物質は問題ないとは言わないと思います。彼も一端を担っていたことを反省していればいいのですが。)


http://www.tos-land.net/?action_search=true&scc=906&skip=0
タブなし → エネルギーの授業 → 原子力放射線
───────────────────────────
中越沖地震震度6強。原子炉はまったく壊れなかった。)
説明:しかし、これらのことがイタリアでは誤って報道されました。
(新聞記事を提示「日本で放射能漏れ、住民避難」など)
    この報道によってイタリアのサッカーチームが日本との親善試合を予定していたにもかかわらず、それを中止にしたのです。
    また、日本の掲示板のなかにも原子力について、次のような書き込みがなされています。

 『これだけの地震国に原子力発電所を多数所有するなんて自殺行為ですよ。
  ダイナマイト体中にくくりつけて火事場に飛び込んでいくような物ですよ。
  必ず引火して爆発します。』

説明:今回の地震は、東京電力が想定していたものよりも大きなものでしたが、原子力発電所の安全面は、確実に安心できる設備なのです。
  これから原子力発電所に関して正しい知識を身につけていきましょう。
http://blog.goo.ne.jp/keru-asu2138/e/0a2a17363e4cd5083d3409daf4eed1f7
───────────────────────────
鳥取県三朝温泉と言うところがあります。
ここは、普通の温泉よりもさらに放射線が多い。
ガン死亡率を調べてみました。
全国平均を100とすると。温泉の周辺は多いか、少ないか?(少ない)
では、温泉地区は?どれくらいでしょう。
放射線ホルミシス効果と言います。
行ってみましょう、はい。(放射線ホルミシス効果
青いところ、読んでください。
(生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量であれば逆に良い作用を示す)
ゾウリムシで実験してみました。
左は放射線を当てない。右は少し当てる。どちらが増えると思いますか。
右なんです。少しの放射線は、細胞の働きを活性化させるのです。
http://tossnagasaki.gr.jp/oda/zyugyo/horusinagare.htm
───────────────────────────
説明
 それだけではありません。チェルノブイリの原子炉はそのままにしておくと消えてしまうか、暴走してしまいます。日本の発電所は決して暴走しないつくりになっているのです。これを自己制御性といいます。言ってみましょう。
説明
 チェルノブイリで働いている人々は、専門家ではありませんでした。日本の原子力発電所では、厳しい訓練をつんだ人たちが働いています。彼らは、毎年何日間、訓練を積んでいると思いますか。予想をノートに書きなさい。
→50日間
発問
 日本でもチェルノブイリのような事故が、
① 起こると思う。 ②たぶん起こると思う。 ③たぶん起こらないと思う。 ④起こらないと思う
どれか1つに手を挙げます。
発問
 日本の原子力発電所は何のためにこのような手立てをとっているのでしょうか。のーとにかきなさい。
 出てきた考えはすべて認める。
発問
 九州電力にメールで聞いてみました。すべては「安全」のために努力しているということでした。
http://tossmiyazaki.net/kiwa/ene/0608todaka-jusetu.htm
───────────────────────────
説明5
 少しの放射線は私たちの体によい影響があると言われています。
説明6
 温泉です。この温泉はラドン温泉です。ラドンからは放射線が出ています。
 ラドンはこれらの病気を治すのに効果があることが確認されています。
http://tossmiyazaki.net/kiwa/ene/0701todaka-jusetu.htm
───────────────────────────