左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

化学物質過敏症

 ツイッターで、たまにプロフィールに「化学物質過敏症」を見かける。以下のは、かつてぼくが書いた説明。現在、この病態について肯定的、否定的どちらなのだろうか。
 以下↓を書いたとき、データ的にはダブルブラインドで有意性無しが多かったと記憶(つまり、その存在に否定的)。
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化学物質過敏症

 環境中に存在する微量な特定の化学物質に対して過敏状態で、神経系や免疫系の異常をはじめとする様々な症状が出る病気の状態。その症状は、粘膜刺激症状、皮膚炎、気管支炎、喘息、循環器症状、消化器症状、自律神経障害、神経症状など多くの器官・臓器にわたる。こうした病気の状態について、国際的にも否定的見解と肯定的見解があり、発症のメカニズムなど十分な科学的な議論がなされていない。
 シックハウス症候群は建材や内装材から揮発する有機化合物で引き起こされる健康被害の総称だが、化学物質過敏症は発生源をとくに限定しない。
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【コメント】aramaki @aramaki34「鼻血ってのに賛否両論併記みたいなもんじゃないでしょうか。」2015.01.19 09:18

 
 ちなみに、次も合わせて書いた。
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シックハウス症候群

 新築あるいは改築した家に入居した人が、「目がツーンとする」「頭やのどが痛い」「ゼイゼイする」といった症状が出る場合、シックハウス症候群と呼ばれる。が原因と考えられている。厚生労働省は、ホルムアルデヒドトルエン、パラジクロロベンゼンクロルピリホス、フタル酸ジ-n-ブチル等13物質の室内濃度指針値を設定している。
 また、住宅の高気密化や建材等の使用だけでなく、家具・日用品の影響、カビ・ダニ等のアレルゲン、化学物質に対する感受性の個人差など、様々な要因が複雑に関係していると考えられている。
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