左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

EM講演をして参加者にEM活性液を飲ませる人

比嘉照夫『地球を救う大変革』。154p「EMは磁気共鳴分析による毒性検定の結果において、まったく安全であることが明確になった…」。

あのね、それってインチキな分析なんだけど。
MRAという波動測定。


156-157p「私はEMの生菌をできるだけ飲むようにしています。農業用に使うものを活性炭やゼオライト(沸石)で濾過し、異臭をとりのぞき、雑菌のない状態にして、…飲んだりしています」。

あのね、濾過しても雑菌とれないよ。


函館の沖田豊氏はEM講演をしてEM活性液を参加者に飲ませた。雑菌をどう取り除いたのか?
>我々は大変なものを飲んでしまった・・・ハッピーアグリプロジェクト活動日誌 http://www.hif.or.jp/agri/2011/09/post-115.html
写真は参加者が飲んでいるところ
 http://p.twipple.jp/FLUBr


この沖田豊氏は次に登場。


私の『EM関連取材@函館』について
http://d.hatena.ne.jp/warbler/20151214/1450057837


“沖田副会長は素直にEM菌の提唱者である比嘉照夫氏の主張を受け入れており、EM菌から出される特殊な波動の存在を信じていました。”

“沖田副会長は「北大などの旧帝大系の学者はEM菌に対して否定的で困る」と愚痴をこぼしていました。(北海道では北大系の研究者がしっかりとEM菌投入を阻止してくれているのだなと安堵…)”

“都合よく主張を変え、私からの大事な指摘を無視し、肝心な事について黙り、彼らが流布した私に関するかなり酷い、私のライターとしての信用棄損となる虚偽に対しては全く訂正も謝罪もしようとせず、誠実さのかけらも感じられません。”

“榊会長と沖田副会長、および出口氏は私を名指して名誉棄損となる多数の誹謗中傷を少なくとも3回のDNDメルマガ記事で繰り返し執拗に書き立てています。”


この経過がどうなるか今後も見ていきたいと思う。


そこで函館の沖田豊氏はEM講演をしEM活性液を飲ませる人だが、何をしている人なのだろうと疑問がわいた。

【追記】

 驚いた!
 比嘉照夫『地球を救う大変革』156-157p「私はEMの生菌をできるだけ飲むようにしています。農業用に使うものを活性炭やゼオライト(沸石)で濾過し、異臭をとりのぞき、雑菌のない状態にして、…飲んだりしています」。を含む、156-160pの「ガンや糖尿病、肝臓病、膠原病などの治癒例」の項は、初版にはあるが、94年9月以降の改訂版からは削除されているのだ。


 「関係筋によれば、いわゆる“バイブル商法”として摘発を恐れた比嘉周辺が版元にねじ込み、“処分前是正”を行って、当局に恭順の意を表そうとしたのだという。」(斎藤貴男カルト資本主義』)生菌を飲用の部分も削除されたということだ。95年秋にEMXの注射用アンプルを製造し薬事法違反が問題になっていたときだ。「EMは初めから、法すれすれの線を狙っていた。」

 ぼくがもっている本は削除前の初版本だった。

 当時の厚生省は、法律を知らなかったようで二度としないということで監視・指導を続けるのにとどめた、ということだ。(斎藤貴男同書)