左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

今週もいろいろあったなあ(左巻健男のラジオ出演、小学生への理科授業)

 今週は、ぼくにとってだが、2つの大きな出来事があった。
 1つはTBSラジオに出演。もう1つが久しぶりに小学生(四谷6小の6年生)に理科の授業をしたこと。

【ラジオ出演】
RT @Session_22: TBSラジオ荻上チキ・Session-22」生放送中。「疑似科学を科学する」ゲストは左巻健男佐藤健太郎 http://bit.ly/KbXot1
*福一事故をめぐるニセ科学だけでもいろいろありすぎる。不安心理のあるところで、もっとらしい科学的な衣装をつけて金儲けしようとする輩だから福一事故は恰好の活躍の場なんだろうな。そこに無知な「善意」と思い込む人らが踊る。
*しゃべろうと思っていたことの3分の1もしゃべれなかった。短くぱっと説明する技を磨かないと駄目だな。反省。

*以下、しゃべった内容の一部。

RT @consaba: 「ニセ科学一般に言えることですが、感動してしまう」「やっているほうも善意でやっている場合もある」(佐藤)「その善意を利用してお金を儲けようという人も出てくる」(左巻) #ss954
RT @consaba: 【ニセ科学の見分け方】「万能性をうたう様なものはあやしい」「何にでも効くというものは、おそらく何にも効かないと思った方が良い」「波動、エネルギー、活性化、免疫など、疑った方が良い場合がある」(左巻) #ss954
RT @run_bun: 偽科学:「波動」「何にでも効く」は怪しい。


【小学生への理科授業】
 じっくり準備しようと思っていたが急遽前夜遅くまでのラジオ生出演が入り、ままならなかった。
 しかし、心配無用だった。子どもたちが前のめりになって授業に食いついてきた。見た人から「先生は本当に理科が好きでたまらないのですね」、担任から「この授業、この学年もったらやりたい。子どももそうですが、見た私たちもとても勉強になった」といわれた。終わってホッとした。
───────────────────────────

今朝の東京新聞で山折さんがパワーポイントで語りが弱くなっているというのを書いていた。早速今日の講義で紹介しよう。今度の水曜日の三国高校生への講演はパワポを使わないで90分語りでと思っていたが、それでよかったようだ。


来週(6/9〜)は11日、火曜日に京都で、12日、水曜日、福井県三国高校で講演の後に七尾で軽く飲み会。13日、木曜日に能登空港から帰り、理科の探検(RikaTan)誌別冊のゲラを受け取ってからPHP科学新書のゲラの打ち合わせ。土曜日は講義3コマの前に新聞の取材(各種図鑑がブームなのはなぜか)。


6月7日(金)は『日本教育』誌7月号の原稿を送った。
合間にツレのノートPC(WINXP)が遅くてイライラというのでWIN7proのSSD250のノートPCににデータを移してあげた。


いま販売中の理科の探検(RikaTan)誌夏号。
身近でやさしい解剖が面白いけれど、水商売のニセ科学にも切り込んでいるよ!
発行元のSAMA企画直送定期購読は http://bit.ly/f8RTKb  
アマゾン http://p.tl/C8cx  
楽天 http://p.tl/Z0Rt
*これまで読売、信濃毎日に理科の探検(RikaTan)誌夏号の広告を出したが、あと、朝日(16,17日)、東京、京都にも出す予定。


 某TV番組の大がかり実験の監修というのが業界にいる教え子(法政卒)から来た。面白そうだが、放映が8月初旬だから南米に行っていて駄目っていった。T君に聞いてみてと。T君も忙しいかな。


 7/21松本深志高校図書委員会主催の講演を引き受けた。生徒さんから電話。ちょうど文化祭らしい。何をしゃべろうかな。(講演依頼など7/26〜8/18の期間は南米の旅などで断っている。)


 経産省がらみの原発推進のエネルギー講座で「今後の電源は集中管理型の超大型のものではなく分散型のものへ」って言ったらその後講師のお呼びがなくなった。俺、間違ったこと言ったかな(笑)。


 アントニオ猪木で頭にすぐ浮かんだのは青森県知事選の応援ではじめ反原発派から百五十万で引き受けたが原発推進派から1億提示で反のほうを断って1億のほうへっていうのを元秘書が内部告発していたこと。


 ぼくのニセ科学批判の本『水はなんにも知らないよ』(ディスカヴァー21)は紙の書籍以外に電子書籍化されている。
 『知って納得! 水とからだの健康』…小学館から出した監修書だが、電子書籍化されることになった。水と健康のポイントは今販売中の理科の探検(RikaTan)誌2013夏号に書いた。今に文庫か新書で水の本を書こうと思っていたけど、しばらくはこの電子書籍でいいか。


 「面白くて眠れなくなる理科」PHPを基本的な生物メインの面白話で今月中に執筆することになった。たとえば「胎児はおしっこをするか」など。学校理科でも「活用」したり、一歩出ると面白い世界があるんだよって。


 「工学教育」誌(ぼくの「理科の効果的な教授法」3p掲載)が送られきた。


 水銀の本を読んでいて確認したこと。「めっき」って日本語。古代、仏像に金めっきをするのに用いた金のアマルガムを滅金と呼んだところから。


 ぼくも書かせてもらった「響 三井澄雄先生追悼集」を読んだ。ぼくの尊敬する人たちが次第に世を去って行く。ぼくも行く道だけど。


 ヒヤヒヤ経験…化学教室が飛び散る火花で満ちた。固体燃料ロケットを針金で誘導して壁につけたバケツにぶち込んでいた。アルコール爆発ロケットで酸素を入れて大爆発。PETの破片が天井に今も突き刺さっていると思う。もう一歩で首w。


 左巻健男他『理科実験の安全マニュアル』東京書籍
 次の4つは、特に事故がおこりやすい薬品の組み合わせです。
・塩素酸カリウムと砂糖に濃硫酸をたらし発火
・塩素酸カリウムとデンプンに濃硫酸をたらし発火
・塩素酸カリウムと赤リンの混合
硝酸カリウム+硫黄粉+木炭粉(黒色火薬