左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

サイオンEM側の静かな怒り〜サイオンEMと比嘉EM

EMはもともと農業用微生物資材として、1986年頃、サン興産業が同社の農業用微生物資材である『サイオン』の効果確認・使用方法の確立を琉球大学の比嘉照夫に依頼したのがEM(有用微生物群)なる概念に至るきっかけだったようです。 EMの種菌は、サイオンE…

理科の探検(RikaTan)誌・6/26(読売、信毎)の広告(6/28京都 7/2福井も予定)

理科の探検(RikaTan)誌2017年8月号(特集 自由研究)の新聞広告と表紙写真です。 新聞広告は、6/26(読売、信濃毎日)に、6/28京都 7/2福井も予定です。 *バックナンバー、今販売中の8月号はお近くの書店にない場合は、SAMA企画に御注文ください。ブログ…

推測ばかりで人の病気への対応を評価していいのか?

絵門ゆう子さんが乳がんの告知を受けたときⅡ期からⅢ期、脇の下リンパ節に3か所転移。 1年2か月標準治療を拒否して民間療法に。後でそんな療法遍歴を正直に執筆。 ジョブズの場合と絵門さんの場合からぼくは『暮らしのなかのニセ科学』平凡社新書を書き始めた…

EM(EM菌)で放射性物質除染ができるのか?

比嘉氏は、EMは神様で万能ですからあらゆることに効果があるとしています。もちろん福島第一原子力発電所の事故による放射性物質汚染に対してもです。福島でEM関連団体がEM活性液をじゃんじゃんまく除染活動を始めました。 フジテレビスーパーニュース…

「EM菌入り容器の上に置かれたウイルスがそのEMにより失活する」という荒唐無稽さ

●EMの入った密閉した容器外のウイルスが失活をDNDサイトに載せたことは真正のおばかと書いた理由。 DNDサイトに掲載されたEM開発者の比嘉照夫氏のコラム「第77回 EMの抗ウイルス効果」には、“今回の実験結果のように、pHを基準とすれば、有機酸の類いで…

天羽優子「ニセ科学とスラップ訴訟 EMを例にして」6pを読む〜理科の探検(RikaTan)誌2017年6月号〜

6/25のの報告のために理科の探検(RikaTan)誌2017年6月号の天羽優子「ニセ科学とスラップ訴訟 EMを例にして」6pを再読しておこう。 スラップ訴訟とはstrategic lawsuit against public participationの略で、威圧訴訟あるいは恫喝訴訟と訳される。 根拠が無…

冬のインドでぼく(左巻健男)も考えた〜理科の探検(RikaTan)誌2017年4月号の編集長エッセイ〜

編集長エッセイ 冬のインドでぼくも考えた SAMAKI Takeo 理科の探検誌編集長 左巻 健男 ☆冬はインドを旅していた ぼくの趣味の1つは国内外放浪です。国内旅行はコンスタントにいろいろなところにいってますが、外国旅行は近頃めっきり減っています。例えば、…

丸ごと自由研究号3号分PDF収録DVDの案内

丸ごと自由研究号3号分PDF収録DVDの案内 〜分野・領域で並べ替えもできる、印刷もできる! 全 123テーマ〜 通巻2号、7号、16号で丸ごと自由研究の特集をしました。 その記事をすべてPDFにしてDVDに収録しました。 次のような、全123テーマの例と自由研究の進…

串田地震予知を信じて東京を逃げ出した人らがいた

かつてぼくの知っている物理教育者らが串田嘉男氏の地震予知を信じ、大地震が来ると東京から逃げたことがあった。 彼らは、岩石が破壊されるときに電磁波が発生する事実から、地震前に地表に静電気→電離層に影響→FM電波が電離層を反射。 これで8割以上の確度…

出口俊一vs左巻健男名誉毀損裁判の左巻健男陳述書

陳述書 平成28年1月15日 東京地方裁判所民事第7部ほB係 御中 ** 左 巻 健 男 印 1 私は、今回、自身のツイートに関して出口氏から訴えられました。しかし、ツイートの内容は全て実際にあった事実に基づいており、全く問題が無いと考えています。これ…

「二セ科学と科学教育を考える会」第4回講演会のお知らせ6/25日大理工(お茶の水駿河台)

「二セ科学と科学教育を考える会」第4回講演会のお知らせ 「ニセ科学と科学教育を考える会」は,いわゆる超常現象・ニセ科学・非合理 な事象をテーマとして、それらを科学的・合理的・批判的に考える立場から,科学 教育という切り口で情報交換や活動を行う…

倉嶋厚『やまない雨はない 妻の死、うつ病、それから…』文藝春秋

倉嶋厚さんは理科の探検(RikaTan)誌にも連載してくれた人だ。 倉嶋厚『やまない雨はない 妻の死、うつ病、それから…』文藝春秋を再読開始。 妻ががんで入院後24日後に急逝。「後を追いたい」という衝動、それと「後悔の涙」の連続。幾度となくマンション屋…

左巻健男『暮らしのなかのニセ科学』平凡社新書の表紙と目次

左巻健男『暮らしのなかのニセ科学』平凡社新書のまえがきとあとがき http://d.hatena.ne.jp/samakita/20170509 《目次》読者のみなさんへ第1章 ニセ科学をなぜ信じてしまうのか 1 スティーブ・ジョブズの場合 2 絵門ゆう子さんの場合 3 「人はだまされるよ…

西表島にて休養・充電・亜熱帯の自然観察・今後の企画について思考中

石垣港からフェリーで西表島の大原港にやってきた。 今日から9日までの短期間だが「本を書く生活」のエアポケットみたいな時間が空いて 行きはJTA何十周年かの記念で羽田ー石垣の格安チケットをゲット。帰りは特割で約4万。 西表島に来たら自転車であちこち回…

公園でカワセミを観察

本を書く生活の中では休養も必要だ。 頭がぼーっとしてくると、自転車で公園に出かける。この公園には川も流れているし、池もある。 その池にはカワセミが時々やってくる。 休日ともなると、カワセミを狙って、きっと高額だろう超望遠レンズをつけたカメラを…