左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

「がん手術後に落語会を開きながら3000キロ徒歩の旅でがん再発なし」という落語家のいい話の結末

【追記】2015年5月13日

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%91%E7%A6%8F%E4%BA%AD%E5%B0%8F%E6%9D%BE
2013年12月、快楽亭ブラック大須演芸場で二人会を開き、満員札止め(140名超え)で復活をはたす。[3]。
2014年8月2日、急性心筋梗塞のため滋賀県草津市の自宅で死去[4][1]。57歳没。

http://www.asahi.com/articles/ASG827RHMG82PTFC00T.html
夏川雁二郎さん(なつかわ・がんじろう=元落語家の笑福亭小松〈しょうふくてい・こまつ〉)が2日、急性心筋梗塞(こうそく)で死去、57歳。葬儀は近親者で行った。

http://ameblo.jp/officeplus1/entry-11903639702.html
夏川さんは、末期の肺がんを患い、自宅で抗がん剤治療をうけていました。

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 ニュースキャスターの夫をがんでなくした人の本を読んでいて、1997年に、「末期胃がんで5年生存率15パーセントと告げられて、胃・脾臓のすべてと膵臓の半分を摘出した落語家」(笑福亭小松さん)の存在を知った。

 彼は、「そんな身体で、手術の1年後、鹿児島県から北海道までの3000キロを、1人で歩き通した」。「鹿児島県庁前から北海道庁を目指し、1日30キロのペース」というから、ぼくが旧東海道、旧中山道を歩いたときのペースとほぼ同じだ。
 途中、岡山で、「「生きがい療法」を提唱している医師に出会い、闘病体験と落語を語る「がん克服落語会」を勧められた」という。
 こんな話はテレビでも雑誌でも話題になるだろう。
 落語会、講演会に、単行本、テレビ出演…彼は家もBMWも買ってウハウハだった。
 彼は、今も再発していないという。


 さて、がんは克服したのに(あるいは幸いに再発しなかったけれども)、事務所のマネージャーがダマされて借金の山。仕事も減少。「家を手放しても5000万円の借金が残った」という。


 昨年の8月、彼のことが記事になった。京都府警に逮捕されたのだ。「6月中旬、覚せい剤を使用した疑い」だった。
 覚せい剤使用の疑いでの逮捕は実はこれが三度目である。一度目は1996年、二度目は2007年。
 落語家としても、笑福亭一門が系図からはずされているという。
 

 彼の日本縦断は、一度目の逮捕の後だから、徒歩旅行の疲労を覚せい剤でとっていたかもしれないと思ってしまった。


 今に、ぼくも日本縦断徒歩旅行をしようと思って、彼が今どうしているのか、と調べたら、こんなことになっていた。
 悲しい。

参考URL
http://www.gsic.jp/survivor/sv_02/11/index.html
http://gendai.net/?m=view&g=geino&c=070&no=27304
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082001000318.html