プロバイダと日本システム企画「謎水装置」NMRパイプテクターからの『RikaTan(理科の探検)』誌サイトの削除問題でやり取り
『RikaTan(理科の探検)』誌サイトに“「謎水装置」NMRパイプテクター”から再度来ました!10/8
http://samakita.hatenablog.com/entry/2019/10/08/175539
について、10月13日(日)に「照会」回答をしました。→■以下が「照会」回答■
それについての連絡が以下です。
つまり、プロバイダの【ロリポップ!】は、今のところ『RikaTan(理科の探検)』誌サイトを非表示にしたり、内容削除をしないままにする、ということです。
*日本システム企画 「謎水装置」NMRパイプテクター側から正式に裁判所に処分を申請する場合は裁判所の判断待ちになります。
■「照会」回答後のプロバイダからの連絡■
この度はご連絡いただき、ありがとうございます。
カスタマーサービスでございます。
ご連絡をいただきました「【ロリポップ!】侵害情報の通知兼送信防止措置に関する照会」に対する回答「送信防止措置を講じることに同意しません。」につきまして、担当に申し伝えました。本通知はご回答内容で対応完了となります。
この度は回答へのご協力、ありがとうございました。
■以下がSAMA企画からの「照会」回答■
****************<回答フォーム>***********************************
【掲載されている場所】
債権者は、以下の通り主張しています。
「http://www.rikatan.com/wiki.cgi」
「http://www.rikatan.com/NMR.pdf」
~
[回答内容](いずれかに○)※
( ○ )送信防止措置を講じることに同意しません。
( )送信防止措置を講じることに同意します。
( )送信防止措置を講じることに同意し、問題の情報については、削除しました。
[回答の理由および本件に関する詳細な事情]
【「照会」への回答の理由】
・日本システム企画側から求められているのは雑誌『RikaTan(理科の探検)』誌2019年4月号からの小波秀雄さん記事の削除ならびにその無償ダウンロードのリンクを切れということである。
・すでに新聞広告・雑誌広告・ネット広告・SNSなど多様なメディア公知されている雑誌の内容の表示を削除せよという要求は、理不尽であり意味をなさない。
裁判所の判断を求める。
・小波秀雄さん執筆の記事の無償ダウンロードは、NMRパイプテクターを導入するかどうかの判断に際してユーザーが企業側の一方的な宣伝のみを鵜呑みにせず、十分な検討を行うための資料として、公益のために行っている。
裁判所の判断を求める。
・WEBに掲載以来、ランキング首位を続けている朝日新聞「論座」の「「バッキンガム宮殿採用」装置にダメ出し続々 ネット注目の#謎水装置 開発者を直撃」によると、日本システム企画は自社サイトにあたかも東京地裁がRikaTan記事を「誹謗中傷」と認定したかのような文章を載せているが、記者が社長に問い詰めると、認定したのは「私です」と実質上、虚偽の記述であることを認めている。そもそも記事削除の仮処分申し立てを取り下げておきながら、裁判所がそんな判断をしたというでっち上げをすること自体が可笑しい。
・「論座」の記事にあるように、日本システム企画のNMRパイプテクターの製品に批判している科学者(小波さんや天羽さんなど)への提訴をしないで、プロバイダへの仮処分を申し立てて、プロバイダに削除などをさせているのは可笑しい。
日本システム企画を含め、一般企業が勝手に権利侵害の認定はできない。裁判所のみが権利侵害の認定をできる。従って貴社が毅然とした対応を取ることはユーザーから支持されると思われる。
・今回の記事の執筆者である小波秀雄氏は、いつでも日本システム企画社熊野社長との議論に応じることを明言している。小波氏から日本システム企画に電話して対談を求めたが、不在なので折り返すといわれたきり連絡がこないなど、熊野社長が逃げ回っている。その中で削除要求を出すことは誠意ある対応ではなく、高圧的で矛盾している。
・与党の議員秘書が仲介に入り「熊野社長と小波が話し合っては」と提案された。話し合いは行われていないのに熊野社長は幹事長に「小波先生に納得してもらった」と議員秘書に虚偽の報告をしている。
・消費者法関係の弁護士(複数)からも前回・今回の件でSAMA企画の立場に賛成して貰っている。
・貴プロバイダの照会に「ご回答いただけない場合または削除に同意されない場合でも、裁判所の決定に従い弊社にて該当情報を削除することがあります。」とある。
裁判所の決定がない以上、前回、御社が法的根拠なく日本システム企画社の要求に屈し、サイトの非表示、復活時に該当情報の一部削除をしたのはまことに遺憾である。
今回はそのようなことがないように希望する。
株式会社SAMA企画は、裁判所の判断を求める。裁判所の判断には従う予定である。
【参考】
「バッキンガム宮殿採用」装置にダメ出し続々
ネット注目の#謎水装置 開発者を直撃
長野剛 朝日新聞記者 2019年10月05日
https://webronza.asahi.com/national/articles/2019100200006.html?iref=wrp_rnavi_rank
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「ネット情報、相次ぐ削除」
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小波秀雄さんが「理科の探検」に書いた記事も、「理科の探検」のサイトで公開されていましたが8月末に入り、削除(現在は復活)。
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日本システム企画のサイトを見ると、団地住民のブログも理科の探検の記事も、内容が「誹謗中傷」とされて、「東京地方裁判所の仮処分」で「削除」された、と説明があります。まるで東京地裁が批判を「誹謗中傷」と認めたように読めます。
実際は? 社長の熊野さんに詳しく聞くと、以下の通りでした。
ブログも記事も自社への「誹謗中傷」だとして、熊野さんたちは各サイトのプロバイダを相手取り、東京地裁に記事削除の仮処分を申し立て。地裁はプロバイダに申し立ての事実を連絡。プロバイダが記事を削除したので、熊野さんたちは申し立てを取り下げた、と。
つまり、申し立ては取り下げられたので、東京地裁は判断していません。
では、自社サイトにある「誹謗中傷と認定」したという文章の主語は、誰ですか?
「私です」と熊野さん。再度確認すると、裁判所の意向について「弁護士から報告を受けている」とも語りました。
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長年NMRパイプテクターを批判している山形大准教授、天羽優子さんは最近、自身のサイトに、20年近くなるのに「直接訴えるということをちっともしてこない会社である」と書いています。効果が司法の場で判断される日はまだ、遠そうです。
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