内容が初等理科のものを左巻健男が講師で…
自宅でeラーニングで受講できる教員免許状更新講習
http://d.hatena.ne.jp/samakita/20160802
FBで、左巻健男講師の初等理科についてのeラーニングを若い友人(高校教諭)が受講していることを知った。小学校だけではなく中高教員が小学校理科を知るのも大切だね。
内容が初等理科のものを左巻健男が講師で…
自宅でeラーニングで受講できる教員免許状更新講習
http://d.hatena.ne.jp/samakita/20160802
FBで、左巻健男講師の初等理科についてのeラーニングを若い友人(高校教諭)が受講していることを知った。小学校だけではなく中高教員が小学校理科を知るのも大切だね。
ぼくが燃え尽き症候群を知ったのは30年以上前の東大附属時代。
隣に東大海洋研があって液体窒素を貰いに行っていた研究室の人がそれだと聞いた。
>燃え尽き症候群ではどのような症状が現れるのか
http://seseragi-mentalclinic.com/burnout-symptom/
「燃え尽き症候群は、人を援助するような職種(医療職・介護職や教職など)に多い」
ぼくは芥川龍之介を少し読んでいて自分も彼のような病になると思い、学生時代から意識的に「まじめまじめ」にならないようにしてきた。
完全主義的に仕事をしないで8割主義。終わったことは短期間に反省したらあとは考えない。
笑って誤魔化す。
人を笑わせたい、できなければ自分で笑ってしまう(授業や講演)。
…などだ。
杉田玄白の『養生七不可』の第一が「昨日の非は悔恨すべからず」。
我が身に照らして、この杉田の「昨日の非は悔恨すべからず」は正しいと思う。
単なるまじめ(これをぼくは強調して「まじめまじめ」と呼んでいる)はやったことをすぐ悔いる…。
悔いたってしょうがないんだよ。やってしまったものは、もういいんだよ。
だから、そういうやつはやらない。
ぼくはプライドよりは(というかプライドをもつほどの人間ではない。少しはあるけどさ)おもしろく生きたいと思っている。
いいんだよ。(夜回り先生の口調で)
おもしろまじめに生きていこうよ。(どうせはかなく死んでいくのだから)
劣等感いっぱいだった少年がそうして持ち直した。
今も自分がバカなのはよくわかっているがそれでも好奇心はいっぱいあって、おもしろいことにはセンスがあると信じている(例えばニセ科学を見抜くセンスw)。
支えたのは俺のようなバカでも・バカだから教員ならやれるんだという自信かな。
教員になれただけも嬉しかった。
それで理科教育オタクになった。
なんか教育学とか理科教育とか、ぼく流の言い方をすれば「まじめまじめ」なんですよ。ほんの小さな世界で世の中にほとんど影響を与えない「コップの中の嵐」の研究(?)なんかをしている。
もちろん「まじめ」は大切。ぼくは「おもしろまじめ」を標榜している。
ぼくは理科教育系の学会の業績はない。そんな業績よりは意味ある本を出そうと思ってきた。自慢じゃないけど(と言いつつ自慢かな)。東大附属教諭時代、それでも採用してくれる大学があったら移ろうと思っていた。
公立中学校教諭8年、東大附属中高教諭18年、京都工芸繊維大学教授3年、同志社女子大学教授4年、法政大学教授10年目。
そんなことも、今に出す『おもしろ理科授業の極意』(仮題 東京書籍)に書いた。
今に出る予定の左巻健男『おもしろ理科授業の極意』(仮題 東京書籍)に乞うご期待!w
http://d.hatena.ne.jp/samakita/20170907/p1
ぼくの東京書籍の最近著は、次の翻訳本です。ぼくは日本語版監修をしました(原書も見ながら)。
『きみは科学者』
左巻健男/監修
ISBN:978-4-487-81080-2
本体価格1,600円
発売年月:2017-08-26
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81080/
いま拙ブログに次を入れました。
今に出る予定の左巻健男『おもしろ理科授業の極意』(仮題 東京書籍)に乞うご期待!w
http://d.hatena.ne.jp/samakita/20170907/p1
現在、ぼくは編著(5人の共著)で食と健康を科学する本(仮題)の締切に追われています。それが終わると次の本(物理)の執筆開始です。
近々左巻健男『ムリなく、ムダなく、小中学校の理科がしっかり身につく。』PHP 2017/9/13が出ます。
つい最近、『面白くて眠れなくなる物理』PHPの15刷決定の連絡。
さらに『面白くて眠れなくなる化学』11刷、『面白くて眠れなくなる理科』4刷決定。担当編集者が「増刷ラッシュ」と喜んでいました。
やはりRikaTan委員有志で出した左巻健男編著『身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本』明日香出版社が出してすぐ立て続けに四度の増刷。
未だ手元に三度目の増刷本も送られてきていないうちに4度目の増刷決定です。
後藤健夫さんから「日本はPISAではトップグループなのに大学はそうなっていない」という問いかけがあった。
さっきぼくがしたコメント。
「東アジア型の知識詰め込み教育には一定の効果があり、PISAもペーパーテストである限りその効果が発揮できてしまうという限界がある。ぼくはここ何回か、PISAの理科の日本の結果が出るたびに朝日読売産経日経共同通信あたりでコメントを依頼されて報告書を読んできた。
PISAの限界をよく考えないと。
今後高校入試、大学入試はPISA型になっていくが、それで測れているのは能力の一部に過ぎないことを理解しておく必要がある。」
結局の所、ありきたりであるが、理科教育で大切なことは、自然科学の基本的な事実、概念、法則を具体的な事物や実験やものづくりを通して、知的に興味深く学ばせることであると思う。
そこでは、「自然科学の基本的な事実、概念、法則とは何か?」が問われよう。
ぼくは自分の理科授業論を今に出す予定だ。原稿は編集者に渡してある。
『おもしろ理科授業の極意』(仮題 東京書籍)。
詳しくはその本を見てほしい。
内容構成は次のようだ。
*編集で変更の可能性はある。
『おもしろ理科授業の極意』(仮題 東京書籍)
【第一部】授業の技・授業編
1章 おもしろ理科授業への招待
A アクティブな学び手を育てる「おもしろ理科授業」
B おもしろ理科授業への道
C おもしろ実験の個人史
2章 理科好きにするための理科授業のポイント
3章 おもしろ理科授業の決意
4章 おもしろ理科授業の条件
5章 課題方式の授業のやり方
A 影響を受けた玉田泰太郎さんの課題方式授業
B 課題方式の授業のやり方
C 自分の考え・討論
6章 子どもの認知(認識)と学びのある授業
A 学びのある授業と学びがない授業
B 子どもの認知と素朴概念
C ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」論
7章 教材研究の進め方と教材開発法
A 教材研究の進め方
B 古川千代男さんの教材開発法
8章 自然や理科の教員・指導者のために
A 理科が好きな子を育てる教員のために
B 凡人のための学習法
【第二部】授業内容編
1章 物の重さと密度
A 物と重さ(質量)の授業
B 空気の密度
2章 金属と磁石
A 金属の授業
B 磁石の授業
3章 液体窒素とドライアイスで物質の状態変化
A 液体窒素の授業
B ドライアイスの授業
4章 物質の状態変化
A 物質の状態変化の授業
B 気体の分子はバラバラビュンビュンの授業
C 塩化ナトリウムの融解の授業
D 「物質の融点・沸点の表」を活用しよう
5章 燃焼と爆発
A 炭素の燃焼
B スチールウールの燃焼
C 水素の燃焼・爆発
6章 化学変化
A 身のまわりの化学変化入門
B 分解・化合
C 酸化・還元
7章 水溶液・気体と酸とアルカリ
A 水溶液・気体
B 酸とアルカリの基礎知識
8章 イオン
A 「イオン」入門
B 塩化銅をつくって見せる
C 電池
9章 力の基本と力と運動
A 力とは何だ!?
B 作用反作用
C 力と運動
10章 電流回路
A 回路の基本
B 電流・電圧を実感
C 静電気超入門
11章 電流の働き
A 電流と発熱
B 磁界と電流
12章 エネルギーとエネルギー資源
A 仕事とエネルギー
B エネルギー資源−再生可能エネルギー
C 家庭の電気の旅
D 放射能・放射線・原子力
13章 植物−花と実(種子)
A 花と種子
B 実に見る花のなごり
C 栽培食物 チューリップ、ジャガイモとイネ
14章 植物のくらし−光合成と生活型
A 植物の生活にとっての光合成
B 植物の生活型
15章 生物−動物
A 生物とは
B 胎児はウンチやオシッコをするか
16章 天気の変化
A 天気のキホンのキ
B 天気の授業で子どもたちに話したい偏西風の話
17章 地球と宇宙
A 地球の歴史と地域の地形・地質
B 地球・月・太陽・太陽系
【第三部】理科教員の生き方編
1章 左巻健男の個人史
2章 おもしろ理科授業への道
3章 理科おもしろ実験の個人史
4章 理科教員の学習法
5章 中学生への理科の学習法アドバイス
6章 学校に広がるニセ科学問題