左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

『知っておきたい最新科学の基本用語』(技術評論社)が校了(3/25書店に並びます)

 ここしばらく『知っておきたい最新科学の基本用語』の校正をしていました。
 とくにFさんがよく見てくれたのに感謝。

左巻健男編著 技術評論社
タイトル:知っておきたい最新科学の基本用語
定価:1,980円(税別)
店頭発売日:2009年3月25日


◎はじめに
 本辞典は、この21世紀初頭を生きていくのに必要だと考える科学・技術の基本
的用語を選んで解説をつけたものである。
 見出しで約700語、一つの見出しで複数の用語もあるので、合わせると約900語を
選んでいる。
 選ぶときに「あれもこれも」ということをしないで「これだけは」という最低
限を意識した。
 本辞典の各ジャンルを一読していただければ、聞いたことがあっても知識とし
てはあやふやな用語が多いことを感じるかも知れない。初めて聞く用語があるか
も知れない。一回は、暇なときに通読していただき、全体の雰囲気をつかんで、
後は用語と出会うたびに本辞典をひもといていただければと思う。
 本辞典は、是非、「一家に一冊」おいていただきたい。
 一般の人びとには、生活、テレビ、新聞・雑誌、友人との語らいのなかで、是
非知っておきたい用語辞典として。
 高校生、大学生諸君には、「ゆとり」教育のなかで欠落している知識を補うた
めに。
 教育関係者には、これからの子どもたちに必要な知識を考えるために。

 なお、本辞典を作成する元になったのは、左巻健男を研究代表とする科学技術
振興機構(JST)による助成研究「市民のための科学技術リテラシーの基本的用
語の研究」の成果である。研究のねらいは、次のようであった。

・市民一人一人が自分のもつ科学技術リテラシーのレベルを理解することができ
るようになる。
・市民の科学技術リテラシーの広さ、レベルについて議論する手がかりになる。
・学校教育、生涯教育において科学技術リテラシーの育成を議論する際の基礎的
なデータの一つになる。
・学校教育のカリキュラム作成の際に手がかりになる。
 本辞典の発行をもって、このねらいが達成されることを希望している。

 2009年2月18日 編者 左巻 健男