左巻健男の「ぼくはきっと運がよい(笑)」シリーズその1 http://d.hatena.ne.jp/samakita/20120505/1336198408
「その2」である。
季刊理科の探検(RikaTan)誌2012夏号が無事に全国の書店に並んだ。
季刊第一号なので付録にA1版(新聞を広げた大きさ)の元素周期表をつけた。
その1に書いたが、理科の探検誌は株式会社文理が発売元を引き受けてくれた。
雑誌そのものを企画-執筆-編集-印刷まではぼくの家族が設立した株式会社SAMA企画が行い、発行元になった。
今日ツレが「あなたは運がいい。だって素晴らしい友人たち仲間たちがいるから。」と言った。季刊理科の探検誌のできあがりを見て、書店で並んでいるのも見て、感慨深く言ったのだ。
面倒な編集レイアウトソフトのインデザインを購入して0からスタートして編集をしてくれた友人もいる。
今まで社員編集者2人がかりでやっていたことをぼくの友人仲間たちがやってくれた。
株式会社SAMA企画がやるというのを決める前、いくつかの出版社に発行元にならないかと打診した。
引き受けるという返事の出版社もあったが、多くは無理という返事だった。
ぼくは経営基盤が弱い出版社が発行元になっても先は厳しいと判断した。
どうせなら株式会社SAMA企画でやって、販売を株式会社文理に頼もうと。
文理は雑誌が初めてだが、中堅の出版社として営業力もある。
きっとそれでよかったという結果になるだろう。
しかし、前と同じようにしか書店に並ばないなら、やはり結果は見えている。
ぼくは第1号に元素周期表をつけようと思っていた。
いやあ本当に運がいいと思ったのは結晶美術館の田中陵二さんと知り合ったからだ。
趣味で単体結晶や鉱物の写真を撮っている。美しい写真だ。グレイさんの「世界一美しい…」の写真に引けをとらない写真も多い。
田中陵二さんとも意気投合し、写真提供(もちろんそれなりの謝礼を払う予定)、理科の探検誌の鉱物採集の連載を受けてくれた。あの「RikaTan貧乏」のRikaTan委員にもなってくれた。
こうして季刊理科の探検(RikaTan)誌2012夏号、つまり第1号の準備はスタートしたのである。
ほぼRikaTanの執筆になる本誌も充実した内容の記事でいっぱいだ。
これでは運がいいとしかいえないではないか。
実は本当に運がいいかどうかは、今後季刊理科の探検誌や別冊理科の探検誌が新しい読者をたくさん得られるかどうかにかかっている。その結果は今から数か月先にならないとわからない。
でもきっとそうなるに決まっているサー(笑)。