左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

雑誌、苦境一段と 学研が「科学」「学習」休刊

 ちょうど、ぼくは、このことが発表される昨日、学研の本社にいまし
た。休刊とは実質は廃刊です。
 昨日は、まず某出版社のサイエンス系の新書担当の編集社とお話。
 イタリア料理店でアサリのパスタ。その後喫茶店。
 ぼくは『RikaTan(理科の探検)』誌で「温泉の科学」の特集号(今、
発売中の12月号)をつくって、頭が温泉になっていたので、「わかりや
すく、おもしろく、科学的に正しい温泉の科学の本を書きたいな」と
口走っていました。(^_^)
 その前に、別の社のサイエンス系新書を書き終えないと…。(^_^;)

 
 学研では、東大附属時代の教え子の編集者の相談に乗っていました。
彼女は『NEW 教育とコンピュータ』誌の担当だったのですが、その雑誌
も既に休刊になっています。年明けに彼女と執筆予定者の人に、ぼくが
半日くらい科学のレクチャーをして、さらに執筆者がそこでおもしろい
ことを追究して書いて、ぼくは監修するという話になりました。


 もう一つ、この新理科教育MLで執筆者を募集した『最新理科の授業
完全マニュアル中学校版』(学研)が来春3月に発行予定で、最終段階に
になっていることの打合せをしました。(小学校版は発行済み。)
 

 そんなときに、学研の「科学」等の休刊を知ったのでした。


 …学研ホールディングスは3日、小学生向け学年別学習誌「科学」と
「学習」の休刊を正式発表した。小学館も学習誌「小学五年生」「小学
六年生」を2009 年度末で休刊することを決定済み。両社とも創業以来の
看板雑誌に幕を下ろす背景には、深刻化する出版不況と時代のニーズと
のずれがある。(nikkei net)


 RikaTan(理科の探検)誌(文一総合出版) http://rikatan.com/
も厳しいですけど。(^_^)
 まあ、RikaTan誌は、企画委員百数十名の人たちの手弁当の遊び心で
つくっている雑誌だから生き延びるかな。ぼくが嫌になって投げ出さ
なければ…。