左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

『Mad Science』(マッド サイエンス −炎と煙と轟音の科学実験54−)の邦訳が出る!

 講義で化学変化の典型として「塩素とナトリウムから塩化ナトリウムをつくる」を紹介する。
 最近は、3月にアメリカで買ってきた『Mad Science』の写真を見せた。
 ナトリウムに塩素ガスボンベから塩素を吹きかけて激しい反応を起こし、そのとき生じた白煙(塩化ナトリウム)をポップコーンに当てて塩味をつけている写真だ。
 その邦訳が出たという。

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 左巻健男です。

 おーっ、この前アメリカに行ったとき買ってきました。
 それをテレビ局の人に見せたら「センセイ、翻訳するといいですよ」と言われました。
 高橋信夫さんが翻訳してくれたんですね。

 ぼくはやはり最初の「食塩を激しい方法でつくる」というのがインパクトがありました。試験管レベルではやったことがあっても、あのような規模ではやろうとも思いませんでした。
 あんなふうにしてポップコーンに塩味をつけるというセンスがいいと思います。

*以下、翻訳した高橋信夫さんから新理科教育MLへの投稿
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私が翻訳した新刊を紹介させてください。

『Mad Science』
(マッド・サイエンス、ですが英語表記です)

「世界一美しい周期表」を作った、テオ・グレイさんが自分で実際に実験した写真と楽しい解説文で綴る− 炎と煙と轟音の科学実験54 − です。

・Theodore Gray 著、高橋信夫
・定価2,940円
・ISBN978-4-87311-454-5

科学の歴史では、数多くのアマチュアサイエンティストが自宅の地下室や作業場で実験を行い、驚くべき成果をあげてきました。本書『Mad Science』はその伝統を継ぎ、エクストリーム(過激)な実験を通して、科学の原理と楽しさを伝える書籍です。
すべての実験はプロの写真家によって撮影され、読者は「オレオクッキーを燃料にしたロケット」「コップ一杯の水と電池で水素を作る方法」「シャボン玉爆弾」「雪の結晶を永久保存する方法」など、54本の実験の決定的な瞬間を安全に楽しむことができます。十分な経験を持つ読者なら、実験を実際に行うことも可能です。
【出版社ウェブより】
http://www.oreilly.co.jp/books/9784873114545/

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世界一美しい周期表で仲良くなったグレイさんが原書を出版された時「是非翻訳させてほしい」とお願いしたことがついに実現しました。ものすごく嬉しいです。

本の仕上がりもすばらしいと思っています。
全ページカラーなので、少々お値段が張りますが、十分見合う内容だと信じています。

私のブログ: http://ow.ly/1PkJ5 (目次が見られます)

ブログ書評でおなじみの小飼弾さんにも紹介していただきました。
自家松戸菜園 - 書評 - Mad Science 炎と煙と轟音の科学実験54
http://ht.ly/1P78B
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