左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

デンマークの小中教員養成の理科はとても実践的な教育

 8日は、uccのJens Aarbyさん(生物、自然/科学担当)の話を伺い、また物理の講義を少し覗かせて貰った。
 まず物理の講義は黒板にオームの法則の式、直列や並列の抵抗の全抵抗を求める式や回路図があった。学生は10人程度。内容は中学校程度。基礎理論の復習。その後、さまざまな実験をしていくようだ。その実験テキストは、回路の構成、電池、オームの法則、一次コイル二次コイル(変圧)、モーター→←発電機、三相交流…それと日本でもよく行われているミニモーターづくり、スピーカーづくり、トランジスターが載っている。実験もデンマークの中学校程度のようだ。
 

 いくつかの実験・講義室を見せて貰った。生物や地理(地質)の標本が充実している。 
 廊下には先週、Aarbyさんが指導した学生たちの植物の実(種子)の散布についてのレポートが掲示してあった。実物と一緒に、たとえばオオバコなら人や動物や車などによって粘っこい種子が散布されるというようなことが書いてあるらしい(ぞのような図があったレポートで窺い知った)。
 今週はその続きで葉を探究するとのこと。その講義を見に行くことにした。
 講義は、基礎理論を学んだら、時間をかけて探究するという姿勢のようだ。
 とくに学んだことを大きく(グローバルに)関係づけようとしているようだ。たとえば植物を学んだら、それと温室効果地球温暖化と関係づけるなど。
 UCCの学生は4年間で入学者の半分近くになってしまうという。教員への適性がないなどの理由。
●未だ途中。後で続きを書く予定。、