朝7時に起きてささっと支度をして7時半に家を出た。
武蔵野線に乗り換えて海浜幕張へ。津田さんらがリハーサルをやっていた会場に9時頃着いた。
おーっ、もんじゅ君とはリアルにはこんな人なのかという驚きがあったがこれは秘密。
ぼくは平凡社の『教えて もんじゅ君』を立命館大の大島賢一教授と監修した。その本の企画提案書を平凡社Ｋさんから見せられて、その訴求力に敬意の念を抱いた。さすがの企画提案書。
出版社に本を出したいという願いを出す人がいると思うが、企画提案書が甘いんじゃないか、と思った。（見もしないでもんじゅ君の出したものより劣っているだろうと勝手に推測。）
何せ、それを見た後、ぼくがあるところに出した書類は影響を受けて、改善されたはずだ。
もんじゅ君という「ゆるキャラ」を確立し、ツイッターの世界で大人気になった。
本を出すことも初めから射程に入っていたとしたら大変な戦略家だ。（そのことは聞けずじまいだった。）
さらに今回のイベントはツイッター界の超大物津田大介さんがメインだ。（さっき津田さんからもフォロー返しされた。）
津田さんがもんじゅ君と対談したことがきっかけだという。
もんじゅ君の着ぐるみもつくられた。
ぼくはイベントの中程で登場。
津田さんと原発や放射能について話し合うという設定だ。そのときはもんじゅ君は退場して休息。
台本にはもんじゅ君の本の見出しが津田さんからの質問例として並んでいたが、事前にそれらは無視して、核燃料サイクルと低線量被曝の２つに絞って貰った。
台本なき受け答え。
休息中のもんじゅ君がツイッター。
・いま、左巻せんせいが津田さんと高速増殖炉の歴史についてご説明してくれてますだよ。
・いま、津田さんたちが、原発フレンズも見切り発車でイケてないけど、高速増殖炉はコストパフォーマンスてきにみあわないよね、ってトークをしてますだよ。そしてボク高速増殖炉のしくみとややこしさ、やっかいさを左巻せんせいがご説明してくれてますだよ。
・いま、低線量被曝についてのわかってること、わかってないこと、についてのおはなしされてますだね。
・低線量被曝のおはなし。左巻せんせい、「ICRPもしきい値なしモデルを採用してる、これより下なら安全といいきれるラインはないというのが世界的な考えかた」。津田さんも、児玉龍彦せんせいが「たとえ1%のひとしか発病しなくても、そのひとにとっては100%のできごと」っていってた、って。
終わったとき「あーいい足りなかった」と思った。まあでも終わったことはしょうがない。
津田さんやリアルもんじゅ君に挨拶して会場を出た。
もんじゅ君の出版社Ｋさんが駅まで送ってくれた。
「先生はいまどのくらい本の仕事を抱えていますか」って。うん、たくさん。でも面白い本なら頑張って書きたいよ。
「面白い本を考えましょう!」と言って別れた。
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http://d.hatena.ne.jp/samakita/20120423/1335133374
左巻健男です。『おしえて！ もんじゅ君―これだけは知っておこう 原発と放射能』平凡社 大島賢一・左巻健男監修 に関連して、４月２８日、２９日に幕張メッセで開かれるニコニコ超会議（ニコニコ言論コロシアム）に出演することになりました。
以下です。
http://www.chokaigi.jp/tenji/conference/politics.html
4/29のステージ
