*これに違和感を感じたのは、日本橋川がどんな川かを知っていれば番組で紹介しなかったと思うからだ。
日本橋川に何年も毎週10トンのEM活性液が投入されてきた。
しかし、実際は日本橋川の水質状況の改善は見られず、現在はコロナ禍もあり(投入団体の会費・寄付金収入の減少〈つまり資金難〉によるかもしれない)、投入は休止中のようだ。
EM関係の情報紙に「日本橋川でアユ」という写真が載ったが、その後、「それはウグイ」と訂正されたことはある。
日本橋川の水質はコイなどは生息できるがアユには悪すぎる。とくに溶存酸素のデータが悪い。下水や外濠のアオコの流入があり、しかも日本橋のあたりでは川の上を高架がかぶさり日当たりが悪く植物プランクトンが生育できない。東京湾の潮の満ち引きで海水が入り込みもするし、水が停滞しやすい。
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日本橋川の水質改善に取り組んでいる団体に電話してみた。
・いま、コロナ禍で団体の活動は開店休業の状況
・アユは見たという話は聞いたことがあるが、自分は見ていない
・EM菌投入してもよくならなかった→団体の報告書でも「水質はまだまだ良好 とは言えない状況が続いてお ります」。
・片瀬さんの検証:EMによる水質改善効果徹底検証(2)-日本橋川編
EM菌投入後でも水質は特に変化していない。
外濠は腐臭を放つアオコ…日本橋川には外濠のアオコが流れ込んでいる