左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

生徒は自分の授業が好きだ…高校で極端に少なく

 左巻健男です。
 つぎが出ています。

「平成20年度高等学校理科教員実態調査」集計結果(速報)について
平成21年3月30日
科学技術振興機構(JST)
国立教育政策研究所
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20090330-2/index.html

 つぎの毎日の記事(元村有希子さん)がわかりやすいでしょう。

<理科教師>生徒は自分の授業が好きだ…高校で極端に少なく
4月6日15時1分配信 毎日新聞

 同研究所と科学技術振興機構が1〜2月、無作為抽出した高校700校の普通科の理科教師2422人を対象に調査した。
 その結果、1年生に必修理科を教えている教師(655人)に、自分の授業を好きと感じている生徒の割合を聞いたところ、「20〜40%未満」が最も多く42%に達したことが分かった。「40〜60%未満」が30%、「0〜20%未満」が19%で、「60%以上」は9%にとどまった。小中学校教師を対象にした昨年の調査では、小学校担任の63%、中学校理科教師の42%が「60%以上は自分の授業を好きだ」と答えており、高校の低さが際だった。
 生徒の意欲を高めるとされる実験や観察を週1度以上実施している高校教師は、1年生でわずか3%と、小学校の63%、中学校の64%から急減。66%が「授業時間不足」を理由に挙げ、2年生以上に物理、化学、生物を教える教師の6割が「入試指導に時間をとられる」と答えた。
 小倉康・同研究所総括研究官は「科学技術立国を支える人材を育てるには、こうした現状を基に理科離れ対策を考えるべきだ」と話す。