左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

故高橋金三郎の語録(理科教員へ:今日の子どもが、理科を喜んで学習したか、それを問題にしよう。)

・昨日を反省し、今日に全力をつくし、明日に希望をもって、明後日のことは考えてはならぬ。全体計画を考えていると何でも教えたくなる。今日の子どもが、理科を喜んで学習したか、それを問題にしよう。


・説明しやすい法則ではなく、使いやすい法則が重要なこと。法則は使うことによって身につく。自然の運行に調和のとれた説明をすることではなくて、大自然の中の行動原理が法則である。


・自分が教えたくてたまらぬことに全力をつくすこと。一見乱暴な言のようだが、これが授業研究の基本であり内容精選の第一歩である。


・教えなくとも自然に理解でき、それでまにあうものは教えぬこと。テレビ,ラジオなど豊富な情報社会に子どもたちは生きている。学校教育から得られるものはそのほんの一部である。


・持っている知識はいつもフルに使わせること。使えぬ知識が多いと、教材間のつながりがなくなってしまう。どの時間のどの教材にでも使える知識で始めて系統的に学習できる。


(1973/8/3〜5 東京都日本電子工学院で 財団法人 教育調査研究所主催の「第2回 教育展望セミナー」 高橋金三郎)「要項」