ニセ科学を批判検討する本(左巻健男『学校に入り込むニセ科学』平凡社新書)を書いて思うこと
【ニセ科学を批判検討する本を書いて思うこと】
学校に入り込むニセ科学 (925) (平凡社新書) 左巻 健男
https://www.amazon.co.jp/dp/4582859259/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_MjV3Db1D2V631
暮らしのなかのニセ科学 (平凡社新書) 左巻 健男
https://www.amazon.co.jp/dp/4582858473/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_1kV3DbWEJ3XTP
ぼくは中学校卒レベルの知力があればわかるようにと本を書いているつもりですが、いつも「もっとやさしく!」と言われます。(^_^;)
きっと本当に読んで貰いたい人には届いていないし読まれてもいないということだと思います。確かに本は1万部を超えればすごく売れたという感じですから読者は少ないですねえ。
本を読む人は少ないです。
とくにニセ科学を批判検討する本を手に取る人は読者層のごく一部でしょう。
このとき思い出すのはマーケティングのさいに分類する人間の区分けです。
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ニセ科学は誰を狙うか(先覚者と素直な人:低知的レベル)
- 左巻健男&理科の探検’s blog
http://samakita.hatenablog.com/entry/20111014/1318551966
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ぼくはこの中では「普通の人」を対象にしています。
「先覚者」は初めからぼくの本は相手にしてくれません。せいぜい「素直な人」のごく一部でしょう。
きっと一番相手にしてくれるのは「抵抗者」でしょうw。「抵抗者」はニセ科学を批判検討する本を読まなくても懐疑主義者が多いでしょう。
そこで「普通の人」がわかってくれるようにと思っているのです。
今回の本、読んだ何人かから「妻に読ませたいです!」と言って貰いました。
そうして家族や友人に広がって地道に広がるといいなと思っています。
『学校に入り込むニセ科学』(平凡社新書)は書店配本されてから未だ2週間。
今は未だ本の存在を知らない人の目について地道に少しずつ広がることを期待しています。