17日に、ぼくが話題提供で行ったサイエンスカフェ「テーマ:ニセ科学」が
終わりました。
友人の滝川洋二さん(ガリレオ工房理事長 東大)も来てくれました。
主催側に「何人くらい参加するの?」と聞いても、「ふたを開けなければ
わからない」ということでした。「多くて10人程度。それで会場はいっぱいに
なってしまいます。」
ところで参加者は、30人程度はいたようです。狭い会場は人でびっしりに
なりました。ドリンク付き、300円の商品券つきですが1500円の参加費でした。
今回のテーマは「健康系のニセ科学」をメインにしました。
ニセ科学を活用しようとする側は、本当はたいしたことがない物をすごい
物にすることが目的です。儲けるためには手段を選ばない面があります。対し
て、それへの批判側は、研究者だったら業績にはならないし、ときには業者
と裁判沙汰になるしするから、なかなか一所懸命にはなれません。
今は、研究者も研究成果を社会へ発信せよ、という風潮になってきたので、
ぼくのような理科教育の研究者も、その立場から社会にはびこるニセ科学を
批判する活動が少々できているのです。
有志で懇親会。そこでは「超能力」が話題になりました。
二次会は滝川さんと2人で飲みました。
彼が熱く語る日本の理科教育への想いを聞きながら、大学院生時代に、彼と
「将来、日本の理科教育を変えていく人になろう!」と語り合ったことを思い
出しました。