左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

入試の仕事は大変。そういえばぼくは国立大で入試の仕事をした。

 ぼくは以前国立大入試の仕事をしていたとき、いくつもの大学の追跡調査報告を読んだ。
 そこにあったのは、入学後の学内成績と入試点数の相関の無さだ。
 大学側からは「そりゃ、学内の成績がいい加減だから」という意見もあろう。いい加減といっても学内成績の平均が高い学生が学内的には成績がよいとされている。


 ぼくなどが構想・実施した特別なAO入試では、講義理解力などをちゃんと見るようにした。 ぼくらの意をくんだAO入試をした学科でAO入試組は学内成績が上位に並んだ。


 ぼくは、東大附高教諭から理系国立大AOセクションの教授になった。追跡調査もしたし、他大の追跡の報告等をよく読んだ。
 結局、一般入試で見ているのは、ある程度は知的な能力も見られるが、パターン認識と暗記の反射的対応技術という面もあるのだろう。ぼくはそれで新しい方法でAOをやったが大変だった。その後、その理系国立大のAO入試はどうなったのか。そこに友人がいるので、今度、聞いてみよう。