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左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

EM菌のオカルト・ニセ科学性入門 by 左巻 健男 SAMAKI Takeo : RikaTan【理科の探検】別冊 (No.38)

RikaTan【理科の探検】別冊 (No.38)に書いたものをアップしておきます。

※EM菌関係者には是非言論での反論をお願い致します。

EM菌のオカルト・ニセ科学性入門

左巻 健男 SAMAKI Takeo

 

EM(EM菌)とは?
 EMは有用微生物群Effective Microorganismsの英語名の頭文字だ。通称EM菌ともよばれる。
(株)EM研究機構、(株)EM生活などの商標登録された商品群である。ここで注意すべきは、名前の「有用微生物群」はあくまでも自称なので、本当に有用かどうかには大いに疑問が持たれていることである。

 また、EM菌という単独の菌があるわけではない。細菌の仲間の乳酸菌や光合成細菌、カビの仲間の酵母などの集合体で、販売元はとくに光合成細菌が“超スーパー菌”として働くとしている。

 EMには、「EMを用いた微生物資材(農業資材)」「EMを使用して作られた各種製品(健康飲料、農産物、化粧品、食品類)」「その他、EMを利用した資材(EMぼかし、EMストチュウ、EMセラミックなど)」などさまざまな商品群がある。また、EMを活用して、土木建築、食品加工、環境浄化、塩類集積対策、化学物質汚染対策などへのEM技術があるという。

 開発者は開発当時琉球大学農学部の比嘉照夫教授。比嘉氏が書いたEM本、『地球を救う大変革』(サンマーク出版 1993)はベストセラーになった。表紙には「食糧・環境・医療の問題がこれで解決する」とある。国立大学の教授が大々的にあらゆることへの効果をうたったことで、世にEM信者がたくさん生まれた。さらに、経営コンサルタントの故船井幸雄氏が応援したことでも話題になった。

 

開発者比嘉照夫氏が“神様”だというEMと宗教の関係
 EMが無農薬・無化学肥料をうたう自然農法の世界で、世界救世教という新興宗教の一派と組んだことでEM普及に弾みがついた。世界救世教は、国内に百万を超える信者を持ち、浄霊という手かざしの儀式的行為を各信者が行うこと、自然農法を推進することなどを特徴としている。世界救世教は内部分裂しているが、その一派では、EMは“神からのプレゼント”と形容されている。

 さらに最近は、ミロクコミュニティ救世神教(略称:MC救世神教)と組んでいる。MC救世神教は、世界救世教に所属していた後藤英男氏が、1970年に岡田茂吉氏の霊的復活を体験して独立、立教した救世神教が衣替えした新興宗教。後藤英男氏の死去後、後藤孝彦氏に継承されている。世界救世教と同様の「浄霊(手かざし)」の他に「奇跡」をうたっている。三重県津市の本部のバラ園はEM農法だ。要するにMC救世神教は世界救世教の流れで、ほぼ似たようなものだ。

 宗教学者島田裕巳氏は、手かざしは誰でも習得が比較的容易で複雑な教義も必要としないので、教団から独立しやすく分派が生まれやすく、統合も多いと指摘している(『日本の103ニセ科学を斬る! 2020大新宗教』〔幻冬舎新書 2007〕 )。

 比嘉氏は、「EMは神様」だから「なんでも、いいことはEMのおかげにし、悪いことが起こった場合は、EMの極め方が足りなかったという視点を持つようにして、各自のEM力を常に強化すること」を勧めている。EMはあらゆる病気を治し、放射能を除去するなど、神様のように万能だというのだ。

 EM製品をどんどん使ってEM力を常に強化する生活をすると、次のような効果があるという1)。

1 .EM製品を身に着けていたので交通事故に遭っても大事に至らなかった。
2 .EM生活をしていると大きな地震が来てもコップ一つも倒れなかった。
3 .EM生活をしていると電磁波障害が減り、電気料金も安くなり、電機製品の機能が高まり寿命も長くなった。
4 .EMを使い続けている農場やゴルフ場の落雷が極端に少なくなった。
5 .EM栽培に徹していると自然災害が極端に少なくなった。
6 .EM生活を続けていると、いつの間にか健康になり人間関係もよくなった。
7 .EMを使い続けている場所は事故が少なく安全である。
8 .学校のイジメがなくなり、みんな仲良くなった。
9 .動物がすべて仲良くなった。
10 .すべてのものに生命の息吹が感じられるようになった。
11 .EMで建築した家に住むようになり、EM生活を実行したら病人がいなくなった。12 .年々体の調子がよくなり、頭もよくなった。
13 .EMの本や情報を繰り返しチェックし確認する。
14 .いろいろな事が起こっても、最終的には望んだ方向や最善の結果となる。

 もちろん効果は疑問だが、「効くまで使いなさい」という指導がなされている。さらに、比嘉氏は体調を崩している同志にEMを使ったが、機械的にでは駄目と反省し、次の【EM讃さんし詞】を心から想いを込めて唱えることを薦めている2),3)。
 この【EM讃詞】はEM菌教の祝詞のようだ。

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 比嘉氏は、EMに囲まれた場所は「結界」(宗教用語=聖なるものを守るためのバリア)になり、たとえば沖縄本島福島県はEM結界になっているので、台風がそれたり、被害は少なくなるなどと述べている。その言説を信じたEM信者らは、畑にEM製品を入れたペットボトルを埋めたり、ぶら下げたり、リチウム電池(「波動源」になるそうだ)を支柱に貼り付けたりして結界づくりに励んでいる。

 

EMと創価学会との関係
 斎藤貴男カルト資本主義 増補版』(ちくま文庫 2019)の“第四章「万能」微生物EMと世界救世教”に「創価学会人脈」がある。

 この中で、EMの普及活動は、自民党だけではなく、創価学会公明党ないし新進党の熱心な応援を得ていたとした。このとき、マルチ商法的に健康食品を販売していた「ナチュラルグループ本社」(2011年倒産)の創業会長で熱心な創価学会信者の橋本幸雄氏が深い関わりを持ったと思われる、としている。

 現在、創価学会が一枚岩でEMを擁護しているようには見えない。創価学会系の『第三文明』誌はEMを批判する記事を掲載しているし、私も『第三文明』誌からニセ科学の問題について複数回インタビューを受けた。

 

EM批判者への強い攻撃性
 EM研究機構の顧問と社員が、EMの非科学性について批判している人らの自宅や所属機関に押しかけたりして、「名誉毀損」「営業妨害」だとして批判封じの働きかけをしている。こうした役目を果たす先頭にいたのが、EM推進のDND社長・ヒノキヤグループ社外取締役出口俊一氏だ。

 出口氏は、私との裁判で、EM研究機構の顧問だったことが明らかになった。

 出口氏は、ときにはEM研究機構の顧問であることを隠して、大学客員教授やジャーナリストの肩書きを使っていた。

 本来なら、EM批判をしている研究者とは公明正大に議論をすればよい。本当に商品の性能に自信があるなら第三者に自由に検証してもらい、もし問題が見つかれば商品の改良を重ね、批判をもとにより良い商品開発を目指していくのが企業としてのあり方ではないかと思う。

 出口氏と私の裁判のことも少し述べておこう。
 2015年2月、EM研究機構の顧問だった出口氏が名誉毀損で私に対して訴訟を起こした。その過程で出口氏がEM研究機構顧問であることがはっきりした。

 同年6月には、比嘉照夫氏が、EM菌の効果を疑問視する記事を出した朝日新聞社名誉毀損で訴訟を起こした。このとき出口氏は比嘉氏側の陳述人だった。

 私への訴訟、朝日新聞への訴訟とも東京地裁、東京高裁の控訴審でEM側が完全敗訴、最高裁棄却で、EM側の完全敗訴の判決が確定した。

 なお、私と出口氏との裁判記録は、暗黒通信団のサイトに公開している4)。

 また、この裁判について私は小冊子にまとめた。
 左巻健男『ドキュメント スラップ名誉毀損裁判 EM菌擁護者と批判者の闘い』(暗黒通信団 2017)。

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 なお現在、出口氏とは二度目の裁判中である。

 比嘉氏と朝日新聞との裁判、出口氏と私の裁判などEM側の弁護士事務所は有名な創価学会系だ。比嘉氏や出口氏がなぜ創価学会系弁護士事務所を頼りにしているのかは謎であるが、わざわざ創価学会系で有名な弁護士事務所を自分たちの代理人にするのは、かなり深い結びつきがあるのだろうと推測される。

 

北朝鮮はEMを国家レベルで導入
 比嘉氏がEMモデル国家として一生懸命に入り込んだ国家がある。食料難に苦しむ朝鮮民主主義人民共和国北朝鮮)だ。

 1990年代の終わりごろ、北朝鮮は全国くまなく農業用資材としてEMを導入することにしたのだ。比嘉氏もしばしば訪れて指導をし、「北朝鮮はEMモデル国家。21世紀には食料輸出国になる」と宣言していた。

 しかし、今は比嘉氏は北朝鮮のことについて述べないし、WEBサイトからその関係の話は削除されている。数年で、この国家的事業は失敗したからだ。詳しくは拙ブログの記事を参照のこと5)。

 私は、北朝鮮に同情もする。日本の戦時中のことを想起するからだ。

 批判精神に欠け、権威に盲従しやすい、あるいはそうさせられた国民にあっては、竹やりをもって近代兵器に立ち向かおうとしたり、神風による最後の勝利を信じたりする。
 きっと当時の北朝鮮ではEMは「神風による最後の勝利」の希望だったに違いなかったと想うのだ。しかし、壮大な国家レベルでの社会的実験をしての失敗に終わった。

 

政治の世界にEMは入り込んでいる
 現在、比嘉氏がEMモデル国家にしようとしているのは、実は日本である。
 比嘉氏は、「私は日本にはEMの思想が根づく土台があると思っています」と述べる。その象徴が伊勢神宮で、「伊勢神宮の御神木が象徴する自然と人間の協調は、日本文化の原点であり、すべての尊厳を認めるという万世一系の思想の源流です。そのDNAは、現代の私たちにもたしかに受け継がれています」とする(『新地球を救う大変革 EMが未来を復興する』〔サンマーク出版 2012〕)。ここで、「万世一系」とは、「永久に一つの系統が続くこと。多くは皇室・皇統についていう」というものだ。

 そのためにEMは日本の政界に入り込んでいる。

 安倍内閣の文科大臣だった下村博文衆院議員は、比嘉氏の講演を聴いて「EM技術による放射能被曝対策もできるそうだ。…同様の提案が私のところにも他からも来ている。私も勉強してみたい。」とブログで述べていた。

 安倍内閣は、市議・県議時代からEMの広告塔的立場だった高橋比奈子衆院議員を環境政務官につけたこともあった。これについては、『週刊文春』誌2014年10月30日秋の特大号に「元女子アナ環境政務官は“トンデモ科学”の広告塔 まだある女性抜擢失敗!」という記事が掲載された。

 政界では、まず2006年にEM推進は掲げていないが有機農業推進議員連盟を、熱心なEM信者のツルネン・マルテイ参議院議員(民主党)らが設立している。

 2013年12月3日に国会議員の超党派による「有用微生物利活用議員連盟」が発足している。いわゆるEM菌議連といわれる。会長は野田毅衆院議員(自民)、幹事長は平井たくや衆院議員(自民)、事務局長は高橋比奈子衆院議員(自民)である。比嘉氏によると、「スタートは50人内外でしたが、その後も新規に加入いただいていますので、近々100人を超える規模になりそうです」6)。

 比嘉氏は、EM菌議連と有機農業推進議員連盟について「この2つの議員連盟は、国会を軸にEMを社会化する両輪のようなものであり、これからも密接に連携し、EMが大きな国民資産になるように、より活発な活動を展開することになっています」と述べている7)。

 2018年10月3日の毎日新聞は、「安倍内閣初入閣・平井科技担当相は「EM菌議連」幹事長」を報じた。平井議員は「『EM菌を使っている方がたくさんいるので幹事長を引き受けた。中身はよく知らない』と釈明した。」という。

 比嘉氏は、さまざまなEM商品を全部使うEM生活をすることを国民の義務にすることを狙っている。国民全体がEM・X GOLDという超高額な清涼飲料水を飲み、さまざまなEM商品を使う「EM生活」をするようになれば、生活習慣病などはなくなるので、もし病気になったら自己責任なので現在の社会保険制度は不要という主張である。そのためには政治家らもEM信者にしようとしているのだ。

 

比嘉氏「EMはEM入り容器外のウイルスを失活させる」
 比嘉氏は、もちろんEMは「病気に対しても万能的な抑制機能を持っており、特にウイルスに対する効果は顕著である」と述べていた。たとえばエボラウイルスでもインフルエンザウイルスでも効果があるとした。

 しかも、「EM培養液やEM活性液は弱酸性だからウイルスが失活するのだろう」という批判を意識してか、pH(酸性・アルカリ性のものさし)のみではない事例が無数にあると、「EMの入った容器の上でウイルスを培養すると、EMが添加されたのと同様にウイルスが失活する」とまでDND(出口氏社長)サイトの連載で述べた。

 私は、EMとまったく接触していないウイルスを失活(殺菌)させるという記事をサイトに載せるサイト主は「真正のおばかで、嘲笑するしかない超低レベル」などとツイッターで呟いた。これが出口氏との裁判の名誉毀損理由の二つのうちの一つである。出口氏は当時金沢工業大学客員教授という肩書きを持っていたので、あまりにも荒唐無稽な内容をふくむ記事を載せることを問題にしたのだ。裁判は、「“真正のおばか”は人格攻撃ではなく批判的意見」という形で結審した。

 比嘉氏は「EMはいわば神様で、重力波を出して接していないものへも波動効果」と信じているのだろうが、そのような普通ではない考えはいろいろと批判されてもしょうがないということだ。

 その後、岐阜県のEMを飼料に使っていた岐阜ヘルシーポークの豚が豚熱(豚コレラ)ウイルスにやられたり、EM推進のMC救世神教の信者集会で麻疹ウイルスの感染拡大を起こしたりして、ウイルスに対してEMが有効かどうかについては疑問が持たれた。

 そして新型コロナの感染拡大のなかで、ウイルスにも万能的効果をもたらすというEMがどう対応するかが注目された。

 EMホテルで有名なホテル「EMウェルネスリゾート コスタビスタ沖縄 ホテル&スパ」では、2020年1月28日に新型コロナウイルスの感染予防対策として、「ロビーにEM発酵液と消毒液の設置を増設しており、手の消毒を推奨しております」としていた。

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 その後、ツイッターなどで「EMが新型コロナに効くのか?」という疑問が出たためか、「EM発酵液」と表示していたところからEMを削除し、「発酵液」にしている。いわばEM隠しをしている。

 比嘉氏の主張が本当なら、EMづくしでリフォームしたホテルは床、壁、天井などあらゆるところからのEMの「波動」に満たされているはずである。ホテル内が比嘉氏がいう結界になっていて、悪さをするウイルスが活動できる隙はないはずだ。ホテルにもしも新型コロナ感染者が入ってきても、その結界のなかでたちどころにウイルスは失活するはずだ。しかし、比嘉氏やホテルのスタッフたちはそんなことを信じていないので、消毒液を増設し、マスクをするのだろう。

 比嘉氏は、2020年3月30日になって「結論的にいえば、EMを活用し、EM生活に徹することである」ということを述べた8)。EMホテルはもちろん、EM結界になっている沖縄本島福島県は新型コロナ感染者は出ないといえないのだろう。

 実はEMを構成している菌を私費で調べた片瀬久美子氏によると、肝心の光合成細菌が見られず、「EM菌を加えた培養液中にアシネトバクター属のAcinetobacter ursingiiが増えていました。この細菌は『日和見感染菌』として血液感染症から比較的高頻度で検出されています」との結果だった9)。いわば雑菌の集まりのEMの発酵液(EM活性液)で手の消毒をするのはいかがなものか。

 またEMの発酵液を自己責任で飲んだり噴霧したりしている人らがいる。私は、片瀬氏が述べる「特に易感染者(持病等により免疫系が弱っている方々、高齢者、乳幼児など)は止めておいた方が良いと考えます」に同感だ。

 EMの主力商品、つまりEM生活に徹するときの中心は「EM・X GOLD」というEMの発酵生成物を抽出したという高額な清涼飲料水である(500 mL 4,650円)。この公開成分はナトリウムだけ。それからいえることは薄い食塩水だ。清涼飲料水は飲んでも安全というだけで、何らかの健康効果をうたうことができないもの。原材料は糖蜜(サトウキビから砂糖をとった残り物)や酵母エキスなどだ。糖蜜は菌のエサ。酵母エキスは塩酸などで酵母を分解抽出して得た成分だ。比嘉氏は抗酸化力があり、オーリングテストや波動測定の結果から高い効果があるとするが、オーリングテストや波動測定はともにニセ科学と見なされているものだ。

 以上、EMは比嘉氏の主張や商品群にオカルト・ニセ科学の臭いがぷんぷんすることの一端を見てきた。

 

参考文献
1)EM情報室 WEBマガジン エコピュア 連載 新・夢に生きる 第74回 EMによる災害に対する危機管理https://www.ecopure.info/rensai/teruohiga/yumeniikiru74.html
2)EM情報室 WEBマガジン エコピュア 連載 新・夢に生きる 第147回 量子力学を応用した新しい農業(2)https://www.ecopure.info/rensai/teruohiga/yumeniikiru147.html
3)EM生活 EMと共に生きる人々 比嘉照夫先生に突撃インタビュー!https://www.EM-seikatsu.co.jp/enjoy/category/detail.php?id=190
4)「EM菌 擁護者と批判者の闘い」参考資料集 
http://ankokudan.org/d/d.htm?samaki-j.html
5)EM(EM菌)と北朝鮮?比嘉照夫氏「北朝鮮はEMのモデル国家」 - 左巻健男&理科の探検’s blog https://samakita.hatenablog.com/entry/20161130
6)EM情報室 WEBマガジン エコピュア 連載 新・夢に生きる 第79回 有用微生物利活用議員連盟の発足https://www.ecopure.info/rensai/teruohiga/yumeniikiru79.html
7)EM情報室 WEBマガジン エコピュア 連載 
新・夢に生きる 第82回 第18回全国EM技術交流会・東北大会in七ヶ浜
8)比嘉照夫氏の緊急提言 甦れ!食と健康と地球環境 第153回 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックに関する第三の道 http://dndi.jp/19-higa/higa_153.php
9)EM菌の正体(構成微生物を調べました) 片瀬久美子
https://note.com/katasekumiko/n/nd2eb3d7da6f8」)

 

プロフィール
さまき たけお 東京大学講師・元法政大学教授/『RikaTan(理科の探検)』誌編集長
 拙著『暮らしのなかのニセ科学』『学校に入り込むニセ科学』(ともに平凡社新書)でも、EMについて解説している。