今日はT社に「たのしくわかる理科小話事典」という授業で余談や理科プリントに使える「小話」を250テーマ集めた「小話の本の決定版」をつくる打合せに行きました。
それはそれで打合せをしたのですが、取締役から次のような本の打診をされました。
“「ゆとり」教育に転回する前の中学校理科教科書は分厚くて今度脱ゆとりの次期教科書より内容がゆたかだった。
戦後の中学校理科教科書を振り返ってみて、昔はもっといろんなことを学んでいたことがわかるような本をつくりたい。是非センセイにやってほしい。”
ゆとりに転回したのは約30年前。その前、前の前の教育課程の教科書を参考につくろうということです。
そういう昔には、原子の核分裂も教科書にありました。
今はエネルギーは3年にいっていますが、当時は1年でした。
戦後初期は生活単元問題解決学習でしたが、「系統学習」に転回した後の教科書です。
戦後の理科教科書の歴史を振り返りながら義務教育で何をどこまで学ぶといいかを考える仕事になるかなと思いました。
とくに60代、70代…の人、「かつてはこんなことまで学んだ(教えた)」など印象に残っていることがあれば教えて下さい。
ぼくは、たとえば原子核分裂やパスカルの原理など中学校で扱ってもよいと思いました。
*中学理科については検定理科教科書が終わったし(教科書検定に)、S社に地学と生物の原稿を渡してあるし、いま、G社とN社で中学生向けと大人向けの仕事をしつつあるのですが。
───────────────────────────
以上を新理科教育MLに投稿:
その打ち合わせ後、水戸へ。常磐大学で「好奇心を引き出す理科指導」(だったかな)の講演をいくつか実験つきでやってきました。
いつもの(かなり)出たとこ勝負の講演。でも「よかった!」という声をたくさん聞いて自己満足。(^_^)
いま、いつもの飲み屋で自分を慰労している。明日は講義3コマ。