左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

左巻健男本の8月の増刷(『図解 身近にあふれる「微生物」が3時間でわかる本』明日香出版社等)

 左巻健男編著『図解 身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本』、『図解 身近にあふれる「微生物」が3時間でわかる本』明日香出版社が各34000部、25000部になった。

*10月にある明日香出版社著者大会で3点(以上の2冊+カラー版超図解微生物)の表彰があるとのことw。

 監修書『理科の謎、きちんと説明できますか?』PHPは今月中に出る。
 いま出版社に単著『理科教科書 昭和から平成へ』、単著『学校に入り込むニセ科学』、編著『科学のオモテウラ事典』の3冊が行っていて、鋭意編集中だ。

>9/5のFB左巻健男の一部:
 今日は、拙著の重版決定の連絡が来た。
 これはPHP文庫版にもなっているので合わせると5万何千部かになる。
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ご著書『面白くて眠れなくなる物理』の17刷重版が決まりました。
17刷は2000部 累計38000部となります。
9/19出来(奥付日10/3)です。
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◎マンション管理組合はよく考えよう!◎*NMRパイプテクター

マンション管理組合はよく考えよう!◎
*NMRパイプテクター
ツイッター: https://twitter.com/samakikaku/status/1168673136944005120

 

弁護士 川村哲二 〈覚え書き〉
*赤さび防止効果に関する日本技術士会千葉県支部の見解書
http://stuvwxyz.cocolog-nifty.com/blog/2019/08/post-bf4b51.html
*NMRパイプテクターはどうかな♡の話。続編。
http://stuvwxyz.cocolog-nifty.com/blog/2019/09/post-5f1a4c.html
マンション管理組合はよく考えよう!◎

 

「謎水事件」日本システム企画社のNMRパイプテクター問題
by I_Yamamoto

https://medium.com/@kirik/%E8%AC%8E%E6%B0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E4%BC%81%E7%94%BB%E7%A4%BE%E3%81%AEnmr%E3%83%91%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%86%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%95%8F%E9%A1%8C-af827aa93ca6 

 

小波秀雄さんの『RikaTan(理科の探検)』誌記事など。


「謎水装置」NMRパイプテクターに翻弄される人々
http://konamih.sakura.ne.jp/Documents/PipeTec_Rikatan2019.pdf

NMR パイプテクターについて
https://drive.google.com/file/d/1n9dvDh4_tOFFPeR97vI2T_Ad8ilPH0wC/view 

 

プロバイダの【ロリポップ!】にRikaTanの目次から小波秀雄「「謎水装置」NMRパイプテクターに翻弄される人々」などを削除せよと要求される

 『RikaTan(理科の探検)』誌の読者サポートサイトがプロバイダの【ロリポップ!】によって非表示になって見られません。

 

 日本システム企画が東京地裁へ「人格権」で訴えたからと、プロバイダの【ロリポップ!】にRikaTanの目次から小波秀雄「「謎水装置」NMRパイプテクターに翻弄される人々」などを削除せよ、その記事をダウンロードできるとの紹介を削除せよと要求しているようです。
 

 【ロリポップ!】とやり取り中ですが、こちらが「削除しない、裁判所の決定が出たら従うから表示にしてください」と言っても、【ロリポップ!】は、こちらが当該部分を削除しなければ非表示のままにすると言います。


 それで『RikaTan(理科の探検)』誌の読者サポートサイト全体が見られなくなっています。

 RikaTan読者サポートサイト全体を非表示にしてそれを人質に取るような形で対応を迫るのは【ロリポップ!】は顧客を大事にしているとは到底思えません。

 だいたい、裁判所がNMRパイプテクター側の言うとおりの決定を出すとも思えません。目次から「「謎水装置」NMRパイプテクターに翻弄される人々」というテーマ名を削除したら、『RikaTan(理科の探検)』誌2019年4月号の紹介は成立しません。


その経緯→https://www.facebook.com/samakitakeo/posts/2657712664259606

 

小波さんの記事が読める!】  

小波秀雄さんが『RikaTan(理科の探検)』誌2019年4月号「特集:ニセ科学を斬る!ファイナル」に書いた記事が公開されています。

2019年5月4日
NMRパイプテクターの批判記事を公開します
http://konamih.sakura.ne.jp/blog/2019/05/04/nmr%e3%83%91%e3%82%a4%e3%83%97%e3%83%86%e3%82%af%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%81%ae%e9%9d%9e%e7%a7%91%e5%ad%a6%e7%9a%84%e3%81%aa%e6%ad%a3%e4%bd%93/

山本一郎さんが小波さんの記事も全文含めて、次で問題にしています。
「謎水事件」日本システム企画社のNMRパイプテクター問題 by I_Yamamoto
https://link.medium.com/0FYTvQbGEZ

 

【追記】2019/09/05

RikaTan読者サポートサイト http://rikatan.com/ が見えるようになりました。

ただし、

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*社会的ニーズが高いと要望がありましたコンテンツを無料で提供しています。
「謎水装置」NMRパイプテクターに翻弄される人々←クリックでpdfファイルがダウンロードできます

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で、小波記事のPDFはダウンロードできなくなっています。

それに対して、ぼくは怒りをもっています。

『RikaTan(理科の探検)』誌バックナンバーの特別販売中!【(株)SAMA企画】

『RikaTan(理科の探検)』誌2019年4月号「ニセ科学を斬る!ファイナル」など
*バックナンバーを書店に注文可能。
*SAMA企画に1冊でも注文OK(送料込¥1400)。
 samakikaku@rika.org 

※以下の案内にあるように既刊特別販売中!

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■13冊まとめて1万円
13冊を超えた分は1冊当たり770円。冊数ごとに以下のようになります。
※14冊…1万770円 15冊…1万1540円 16冊…1万2310円 17冊…1万3080円 18冊…1万3850円 19冊…1万4620円 20冊…1万5390円 21冊…1万6160円 22冊…1万6930円 23冊…1万7700円 24冊…1万8470円 25冊…9240円
※26冊…2万円 27冊…2万770円 28冊…2万1540円 29冊…2万2310円 30冊…2万3080円 31冊…2万3850円 32冊…2万4620円 33冊…2万5390円 34冊…2万6160円 35冊…2万6930円 36冊…2万7700円 37冊…2万8470円
※ただし14号につきましては、在庫無しのため、残念ながら提供できません。

■発行元「SAMA企画』からバックナンバーを13冊以上ご購入の先着50名様には、「丸ごと自由研究号」3号(通巻2・7・16号)の全記録が入ったDVD(3000円相当)を贈呈します。注文時に「自由研究DVD希望」と入れてください。
■バックナンバー9冊で7500円、13冊で10000円の特別販売もご利用下さい。13冊以上お申込いただきますと単価は770円になります。
■バックナンバー1~2冊の単価は1400円、3~5冊の単価は1200円、6~8冊の単価は1000円、9~12冊の単価は835円にサービスさせていただきます。税・送料は不要です(込みです)。

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●<メールによるお申込>
SAMA企画(samakikaku@rika.org)に、件名を「RikaTan購読申込み」とし、本文に「郵便番号/住所/氏名(ふりがな)/電話番号/メールアドレス/御希望の号」をご記入下さい。
折り返し、お支払い金額と銀行(みずほ銀行/ゆうちょ銀行)振込用の口座をメールさせて頂きます。
それらのうちのいずれかを選んでお振込下さい。(お振込手数料は、恐縮ですが御負担をお願いしております。)
●お電話やFAXでのご注文も承っております。
どちらも番号は「03・6317-5056」です
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■各号の特集
通巻1号 2012夏号】(付録:大判のきれいな周期表)特集1 元素周期表の世界 特集2 根本から知ろう 細胞とDNA
通巻2号 2012別冊】丸ごと自由研究号 おすすめ42テーマ
通巻3号 2012秋号】特集1 おうちの電気がわかる! 特集2 身近な動物学
通巻4号 2012冬号】特集 地球からの贈り物 鉱物の魅力
通巻5号 2013春号】特集1 光と色の不思議 特集2 身近な植物のくらし
通巻6号 2013夏号】特集1 身近でやさしい解剖 特集2 水をめぐる科学とくらし
通巻7号 2013別冊】丸ごと自由研究2号 おすすめ39テーマ
通巻8号 2013秋号】特集 見上げてみよう!星空の世界 もっと知りたい!宇宙の不思議
通巻9号 2013冬号】特集1バチッ!静電気の不思議を体験しよう 特集2グラッ!知っておきたい地震活断層
通巻10号 2014春号】特集 ニセ科学を斬る!
通巻11号 2014夏号】特集 夏だ!リアル理科探検に行こう 自然を観る知る遊ぶ旅
通巻12号 2014秋号】特集 身近な化学きれいな化学 “ばけがく’’入門
通巻13号 2014冬号】特集1 雲、雷、台風に迫る! 特集2 圧力を実感しよう!
通巻14号 2015春号】(在庫無し)特集  ニセ科学を斬る!リターンズ
通巻15号 2015夏号】特集 食べ物のふしぎ おいしい理科
通巻16号 2015丸ごと自由研究3号】探検!発見?必見!! 時間別・年齢別で選べる47テーマ
通巻17号 2015秋号】特集 水素の基本と水素エネルギー・水素社会
通巻18号 2015冬号】特集 今だから知りたい!地震と火山のキホン ミニ特集 磁石ってスゴイ
通巻19号 2016年4月号】特集 ニセ科学を斬る!2016
通巻20号 2016年6月号】特集 花の秘密に科学で迫る! ミニ特集 空気と人・PM2.5フィトンチッドの効能
通巻21号 2016年8月号】特集 海をめぐる19の知的冒険
通巻22号 2016年10月号】特集 見えない力を・知る・感じる ミニ特集 水素水のウソ・ホント
通巻23号 2016年12月号】特集 陰謀論の正体!? ミニ特集 クリスマスに贈りたい科学グッズ
通巻24号 2017年2月号】特集 綺麗で美味い!たのしい科学で冬最高!
通巻25号 2017年4月号】特集 ニセ科学を斬る!2017
通巻26号 2017年6月号】特集 科学の「都市伝説」を斬る!
通巻27号 2017年8月号】特集 さっとひらめく自由研究 君のヒントがここにある!
通巻28号 2017年10月号】特集 オカルト・超常現象を科学する!
通巻29号 2017年12月号】特集 地震ー日本列島にくらす人必読!
通巻30号 2018年2月号】特集 学校の理科・最前線!!
通巻31号 2018年4月号】特集 ニセ科学を斬る!2018
通巻32号 2018年6月号】特集 科学の「都市伝説」を斬る!リターンズ
通巻33号 2018年8月号】特集 とっておきの観察・実験・ものづくり
通巻34号 2018年10月号】特集 カルト・オカルト~あなたに忍びよるトンデモ!!~

通巻35号 2018年12月号】特集 簡単!!おもしろ科学遊び
通巻36号 2018年2月号】特集 おはよう!からおやすみ!までの理科
通巻37号 2018年4月号】特集 ニセ科学を斬る!ファイナル
※以後不定期刊行予定※

左巻健男が理科教育者として15年前に理科教育誌に書いた原発のこと

 2004年4月号から1年間、明治図書『教育科学 理科教育』誌に理科に関連したニュース解説記事を連載していた。
 次は11月号に書いたものである。

○わが国史上最悪11人の死傷者-美浜原発3号機事故
 8月9日午後3時22分、タービン建屋で二次冷却水の蒸気が噴き出し火災報知機が鳴った。ぺらぺらになった配管を内側からめくり上げるように噴き出した蒸気は、タービン建屋内を映し出すモニター画面を一瞬のうちに“真っ白”にするほどの勢いだった。高温、高圧の蒸気を浴びて肌や服がただれたようになった作業員のうち意識ある負傷者は、肌がただれ「痛い、痛い」とうめき声で訴えた(福井新聞)。
 1995年、もんじゅナトリウム漏れ事故、1999年、茨城県東海村のJCO臨界事故、2002年、東京電力原発トラブル隠し。この十年間だけを振り返っても、原子力の事故と不祥事は繰り返されてきた。
今回事故を起こした美浜原発は、関西電力が、電力会社として初めて建設した原子力発電所で、1号機は70年11月、2号機は72年7月、3号機は76年12月にそれぞれ運転開始、三つ合わせて166.6万キロワットの発電能力をもっている。この美浜原発に限っても、91年2月、2号機で蒸気発生器の細管破断事故が起き、国内で初めて緊急炉心冷却システム(ECCS)が作動。放射能を含む1次冷却水が2次冷却水系に大量流出し、放射能が大気中に放出された。3号機でも00年と02年に放射能を含んだ冷却水が漏れる事故が起きている。
他にも関電の1999年のプルサーマル用MOX燃料の検査データのねつ造発覚、今年6月の11カ所の火力発電所で3600件を超すデータ不正も記憶に新しい。
 そして今回死者5人(9月8日現在)を数える大事故が起こった。同様の事故は、すでに1986年、米国のサリー原発2号機で起きていた。タービン建屋内の配管が破断し、高温水が蒸気となって噴出。8人が蒸気を浴びて火傷を負い、4人が死亡している。このとき、国内7つの原発で同じ配管の肉厚検査をしたが、異常はなかったとされた。しかし、点検はなされていなかったのである。二次冷却水系の検査は、政府は電力会社まかせにし、電力会社はメーカーに丸投げし、メーカーも直接の検査には責任を負わないという無責任体制が原発という重大な危険をともなう施設の安全管理の実態だったのである。
 老朽化が進みながらも運転が続けられる原発。本来的には老朽化で点検はさらに緻密に全面的になされなければならないはずであるが、かつては3ヵ月くらい運転を止めて行なわれていた定期検査が、電力自由化のなか、90年代に入り、コスト優先になっているようだ。今では40~50日に短縮され、30日未満ですませてしまった例もある。運転しながら深夜におよんで定期検査の準備などがなされるようになっている。
 電力自由化の流れのなか、すでに原発は他の発電方式に比べてコスト的にも優位性は弱くなっている。昨年12月の関西、中部、北陸の3電力が、珠洲原発(石川県珠洲市)計画の「凍結」を地元自治体に申し入れたのはその例の一つだ。今まで電力会社が建設を表明しながら、経営判断に基づき計画を断念するのは初めてだった。需要の伸び悩みと、原発の長期にわたる資金や管理の負担に加え、自由化の拡大でコスト削減を迫られている電力会社にとって、過去の原発計画は大きな負担になりつつあるのである(朝日 2003/12/05)。 
 原発で致命的なのは放射性廃棄物の処理が子孫につけを回すしかないということである。
それに加えて、国や電力会社の「絶対安全」のかけ声のなかで、今回のような予測して対策も立てられたはずのことまで大事故になるという事態。さらに今年になって10年も前に使用済み燃料の再処理と直接処分についてのコストが、当時の通産省によって試算されながら隠されていたという原発の政策をめぐる秘密主義。そのデータは、核燃料サイクルは、使用済み核燃料の直接処分より2倍近く割高とする旧通産省(現経済産業省)の試算である。
 理科教育や環境教育でいえば、義務教育段階の理科の学習指導要領から「原子の内部構造」、つまり原子核や電子を完全に無くして原発の仕組みを全然理解不可能な低レベル教育をしながら「自然放射線」という言葉だけは入れてある。放射線を理解するには原子核やその分裂についての基本的な知識が必要だ。
 「エネルギー」概念も「仕事」抜きの曖昧な低レベルにしている。結局、科学的知識をもって自分なりにきちんと判断できるというより、子どもたちを恣意的なデータを元に「原子力は、リサイクルができる貴重なエネルギー資源」「地球温暖化対策の切り札は原発」「石油がなくなるから夢の原子炉-高速増殖炉へ」などと洗脳したいのだろう。その高速増殖炉は原型炉の「もんじゅ」がナトリウム漏れの事故を起こしてから、その技術的困難性や経済性、再処理問題をはじめとして重い問題を抱えて開発は行き詰まっている。先進諸国の中でわが国だけが推進政策をとっているが、これは夢のまま終わりを遂げることになろう。
 しかし未だ原発推進のために国や電力会社などは教育の分野にも多額のお金を出している。その金で小学校から大学まで様々なレベルでエネルギー教育を展開している。そこでは「石油は40年でなくなる」という“脅し”を元にした教育が多い。石油および非在来型石油資源は少なくても100年分はある。エネルギーの使い道のうち発電が占める割合は少ない。発電にしか使えないエネルギー資源では石油の代わりにはなれない。
 もっと科学的な理科教育や社会科教育をすることが必要だ。『新しい科学の教科書-現代人の中学理科』(3巻本と2巻本有り 文一総合出版)はそのための教科書の具体例だ。
そこには原子核分裂や放射線の基本的知識や科学技術と社会の関係もしっかり述べてある。

 要点:

*1995年、もんじゅナトリウム漏れ事故、1999年、茨城県東海村のJCO臨界事故、2002年、東京電力原発トラブル隠し。この十年間だけを振り返っても、原子力の事故と不祥事は繰り返されてきた。2004年8月9日午後3時22分、わが国史上最悪11人の死傷者-美浜原発3号機事故が起こった。

*二次冷却水系の検査は、政府は電力会社まかせにし、電力会社はメーカーに丸投げし、メーカーも直接の検査には責任を負わないという無責任体制が原発という重大な危険をともなう施設の安全管理の実態だったのである。

*老朽化が進みながらも運転が続けられる原発

電力自由化の流れのなか、すでに原発は他の発電方式に比べてコスト的にも優位性は弱くなっている。

*国や電力会社の「絶対安全」のかけ声のなかで、今回のような予測して対策も立てられたはずのことまで大事故になるという事態。

通産省によって試算されながら隠されていたデータ。核燃料サイクルは、使用済み核燃料の直接処分より2倍近く割高とする旧通産省(現経済産業省)の試算。

*理科教育では「エネルギー」概念も「仕事」抜きの曖昧な低レベルにしている。結局、科学的知識をもって自分なりにきちんと判断できるというより、子どもたちを恣意的なデータを元に「原子力は、リサイクルができる貴重なエネルギー資源」「地球温暖化対策の切り札は原発」「石油がなくなるから夢の原子炉-高速増殖炉へ」などと洗脳したいのだろう。

高速増殖炉は原型炉の「もんじゅ」がナトリウム漏れの事故を起こしてから、その技術的困難性や経済性、再処理問題をはじめとして重い問題を抱えて開発は行き詰まっている。先進諸国の中でわが国だけが推進政策をとっているが、これは夢のまま終わりを遂げることになろう。

原発推進のために国や電力会社などは教育の分野にも多額のお金を出している。その金で小学校から大学まで様々なレベルでエネルギー教育を展開している。

「お台場の水質悪化でパラトライアスロンW杯でスイム中止」に関連して大腸菌のこと、EM菌のこと

まずは大腸菌についての基礎知識】

大腸菌はほとんどの仲間が無害。中にはO157のような病原性大腸菌もいるが。
水質検査で検出しているのは無害菌。検出されれば人畜の糞便があるとの指標(ものさし)となる。
しかも大腸内でごく少数派。腸内細菌総数の0.1%程度。

*今起こっていること。お台場で大腸菌の数値が基準オーバー。

おかしいなあ。
EM菌比嘉照夫氏がEM菌団子や活性液投入し続けてで現在の東京湾は、お台場も含めて全域で泳げるレベルに達していると述べていたのに、糞便性大腸菌がウヨウヨとは!

EM菌を効くまでじゃんじゃん撒け!ってしないでね。もっと水質悪化するから。
EM菌のような雑菌の集まりにはどんな菌がふくまれているかわからない。EM菌製品で黒いカビ状のものが発生という事態もあって、その製品は販売を止めた。

パラトライアスロンの国際大会が、本番の会場となる東京 お台場海浜公園の水質
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190817/k10012038911000.html
「8/16水質検査で、国際競技団体が定める基準の2倍を超える大腸菌が検出」 

 次のことを教訓としよう。

教訓!
【EM菌によるトライアスロン大会会場の水質改善活動の結果の例→失敗!】

2007 埼玉スタジアムトライアスロン大会 
開催日:2007年8月19日(日)開催水質悪化の為の競技内容変更のお知らせ
https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/12856
3年前からEM菌を利用した浄化活動を継続してきたが達成不可能。


3年前から、かなり頑張ってEM菌を投入したが駄目だった。

 JTU環境委員会だより: EM菌土団子で埼玉スタジアム調整池のヘドロ退治
http://www.jtu.or.jp/news/050609-1.html
埼玉トライアスロン連合(理事長:長谷利孝、事務局長:加藤稔)

 

なお、トライアスロン会場お台場のトイレ臭等の改善のために都は大腸菌などを通さないスクリーン(膜)で囲むことを検討、というニュースを見た。
糞便臭分子はその膜を通るのではないか? ウイルスや大腸菌より小さい細菌はどうか?
大腸菌は糞便存在の指標なので、大腸菌さえ少なくすればいいわけではない。

左巻健男 (著)『おもしろ理科授業の極意: 未知への探究で好奇心をかき立てる感動の理科授業』東京書籍 2019/5/11発売 ¥3024

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左巻健男  (著) 
『おもしろ理科授業の極意: 未知への探究で好奇心をかき立てる感動の理科授業』
東京書籍 2019/5/11発売  ¥3024
ISBN-10: 448781054X  ISBN-13: 978-4487810543

Kindle版など電子書籍版もあります。

【アマゾン】 

おもしろ理科授業の極意: 未知への探究で好奇心をかき立てる感動の理科授業 左巻 健男 https://www.amazon.co.jp/dp/448781054X/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_IDJsDb3E8C33Y

【解説】
左巻先生の長年の理科教育者としての経験から導かれた、技術・知識、「心構え」的な部分そして、キーとなる実験や教えるべきことを押さえていく。「本当の自然科学」を教えるための総論のほか、各分野において絶対に押さえておきたい本質的なことを学ぶための授業
【原稿抜粋】
4)おもしろ理科授業とは?
 理科は、私の考えでは、本来的には「本当の自然科学」を教え、学ぶ教科である。ここで私がいう「本当の自然科学」とは、自然の構造、法則性、歴史を、歴史的限界をもちながらも明らかにしてきた過程であり、活動であり、その結果としての体系である。その体系も固定的なものではない。とくに自然に根ざしていない、形式的操作に堕した“自然科学”、あるいは装いだけは自然科学っぽい、いわゆるニセ科学疑似科学)が理科教育や環境教育に入り込んでいる。絶えず自然科学をとらえかえしながら、教育内容-教材-授業を構想していくことが求められる。
 「おもしろ理科授業」というと、ステレオタイプに「おもしろいだけでいいのか」などという人がいるが、「おもしろ理科授業」の前提は、「本当の自然科学」を教え、学ぶことなのである。「おもしろ理科授業」は、子どもと一緒に自然科学をガイドに自然の秘密を解き明かして、その自然科学を鍛え、さらに自然をゆたかにとらえられるようにする理科授業なのである。
本書では、このような理科授業をつくる方法や、心構えを伝えたいと思う。

【目次】

第一部
■1章 おもしろ理科授業への招待
1) 科学はやさしくたのしく学んでいける
2)知的に楽しい授業を
3)モットーは「未知への探究」
4) おもしろ理科授業とは?
5) 理科の「プロ教師の技10カ条」
■2章 おもしろ理科授業の条件
1)ドキドキワクワクした気持ちで授業にのぞむ
2)私が影響を受けた授業論
3)教室は間違うところだ―正答主義批判
4)騒がしい教室と静かな教室
5)ワンパターンを避ける
6)教科書の扱い
7)いいものをマネする
■3章 課題方式の授業のやり方
1)仮説実験授業と課題方式の授業形態の概要
2)課題方式の授業のやり方
3)自分の考え・討論
4)意見発表・討論をするときに
■4章 子どもの認知(認識)と学びのある授業
1)学びのある授業と学びがない授業
2)素朴概念とは?
3)素朴概念から科学概念へ
4)素朴概念の例
5)ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」論
■5章 教材研究の進め方と教材開発法
1)教材研究の進め方
2) 教材開発の具体例―古川千代男さんの授業

第二部
■第1章 物の重さと密度
A 物と重さ(質量)の授業
1.保健室から体重計を運んで
2.「物の重さ」の課題例
3.授業の展開
4.物の重さの授業のねらいと質量保存の法則
B 空気の密度
〜教室いっぱいの空気の重さは?
1.空気の密度の授業
2.授業の展開
■第2章 金属と磁石
A 金属の授業
B 磁石の授業
■第3章 液体窒素ドライアイスで物質の状態変化
A 液体窒素の授業
B ドライアイスの授業
■第4章 物質の状態変化
A 状態変化の授業の課題
B 気体の分子はバラバラビュンビュンの授業
C 塩化ナトリウムの融解の授業
D 塩化ナトリウムの融解の実験
E 「物質の融点・沸点の表」を活用しよう
■第5章 燃焼と爆発
A 炭素の燃焼
B スチールウールの燃焼
C 水素の燃焼・爆発
■第6章 化学変化
A 分解・化合から導入する化学変化の授業
B 酸化・還元の授業
C 身のまわりの化学変化入門
■第7章 水溶液・気体と酸とアルカリ
A 水溶液・気体
B 酸とアルカリの基礎知識
■第8章 イオン
A 「イオン」入門
B 塩化銅をつくって見せる
■第9章 力の基本と力と運動
A 力とは何だ!?
B 作用反作用
C 力と運動
■第10章 電流回路
A 回路の基本
B 電流・電圧を実感
■第11章 電流の働き
A 電流と発熱
B 磁界と電流

■第12章 エネルギーとエネルギー資源
A 仕事とエネルギー
B 家庭の電気の旅
■第13章 植物―花と実(種子)
A 花と種子
B 実に見る花のなごり
C 栽培食物 チューリップ、ジャガイモとイネ
■第14章 植物のくらし−光合成と生活型
A 植物の生活にとっての光合成
B 植物の生活型
■第15章 生物−動物
A 生物とは?
B 動物の世界
C 胎児はウンチやオシッコをするか
■第16章 天気の変化
A 天気のキホンのキ
B 天気の授業で子どもたちに話したい偏西風の話
■第17章  地球と宇宙
A 地球の歴史と地域の地形・地質
B 地球・月・太陽・太陽系

補章1 左巻健男の個人史
補章2 学校に広がるニセ科学問題を考える

「ホタル館問題の真相究明と松﨑いたる議員の裁判を支援する会ニュース 最終号」2019/8/1発行を読んで

 「ホタル館問題の真相究明と松﨑いたる議員の裁判を支援する会ニュース 最終号」2019/8/1発行が送られてきた。松﨑さん勝訴が確定。
 ぼくはこの問題を通して共産党が腐敗していることがわかって非常に残念だった。個々の党員には善意や正義の人も多いが党組織としては腐っていた。
 阿部宣男氏完全敗訴が確定するまで共産党や可笑しげな人らは松﨑さんが負けると述べていたことを思い出す。
 ニュースで涙が出たのは共産党に献身してきた党員を非科学的な可笑しげな論理で党が攻撃したことだ(結果的に除籍)。
 こんなことのくり返しは共産党の支持離れにつながるだろう。

ネットで話題の「謎の水装置」に関連してー19年前に書いた「磁化水は水あか防止に有効?」ー

  最近、また磁化水(水を磁石で改質と謳う)で水あかが防止できると称する機器がマンション管理組合などに売り込まれているようだ。

 この種の機器は、1980年後半に「理水研究所」という会社が売り出していた。

 当時の新聞記事のタイトルを紹介しておこう。

・ 理水研究所、磁化水利用防錆装置――水に磁場、錆を除去1987/10/13 日経産業新聞

・ 理水研究所――磁化水で水道管の錆落とし1988/04/27  日経産業新聞

・理水研究所ハイテク――磁化水で赤水退治――研究者集め社会認知(挑戦成長
への道) 1989/04/25  日経産業新聞

 

 ぼくは、『入門ビジュアルエコロジー おいしい水 安全な水』日本実業出版社 2000/8/25 を書いたときに、この磁石で水あか防止が元にしていたロシアの文献などを読んだ。

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『入門ビジュアルエコロジー おいしい水 安全な水』

 磁石で配管内の錆を防止出来るならば格安だし簡単だからいろんなベンチャーが登場していた。それでうまくいっていれば理水研究所も今は大手になっているはずだ(今はどうなっているのかな?)。しかし、今も似たような機器があるようだ。興味がある人は「謎の水装置」「言迷の水装置」で検索してほしい。

 昔は「水のクラスター」なる言葉が盛んに用いられたが、今はより巧妙に「NMR(核磁気共鳴)」などの言葉を使う場合もあるが、化学素人の目をくらますものだから要注意だ。

 

 次は、その著作の42~43ページのテキスト本文である。

 

話題の水を検証する②

磁化水は水あか防止に有効?

 

 磁化水とは、磁気処理をした水です。通常、永久磁石のN極とS極のある間をある流速以上で通した水を指します。
 とくにロシアで硬度の高い水の水あか防止に効果があるとされるデータがあります(ヴェ・イ・クラッセン『水の磁気処理』)。しかし、その効果もデータのばらつきが大きく、再現性がよくないという面があります。
 その磁化水が、磁気の何らかの作用で水のクラスターが細分化されるなどした水ということで、活性水の一種だと一部では宣伝されています。水道管に取り付ける磁化装置などが販売されています。

●水と磁気処理
 水は、磁石の間を通るとき、何らかの作用を受けるでしょうか。
 水は強力な磁石を近づけると反発します。反磁性という性質をもっているのです。しかし、この磁気に対する性質は非常に小さいので、水そのものが磁気に影響されるということはないと考えられます。水分子は熱運動をしていますが、1T[テラ](=10^4G[ギガ])という強力な磁石で水を磁化しても、その磁場エネルギーは、常温における熱運動のエネルギーと比べて、3桁も小さく無視できるレベルです。
 また、強い磁石で水を強い磁場(磁界)にさらしても磁石を取り去ればその影響は消えてしまいます。
 磁場(磁界)の中でコイルを動かすと電気がおきます。これは発電機の原理です。発電所では、高温高圧の水蒸気でタービンを回し、発電機のコイルを回して発電しています。身近なものでは、自転車の発電機もそうしたしくみになっています。
 ふつうの水には電気を帯びた粒子(イオン)がふくまれています。ふつうの水は、そのため電流を流します。この水が磁場の中を通れば電気がおきます。この電気の作用で水が何らかの質の変化を受けているとも考えられます。磁気処理が水あか防止に有効な場合があるのは、このためではないかという考えがあります。
 健康によい水かどうかについて、アルカリイオン水の場合には賛否両方のデータがあります。しかし、磁化水の場合には磁石の磁場のところを通ったときだけわずかな作用を受けるところまでは科学的でも、その後の健康によいかどうかなどは怪しげな説明はあってもきちんとしたデータはありません。

●磁化水とクラスタ
 磁化水の場合も、一部のアルカリイオン水などと同様に「クラスターが小さい」から「水がおいしい」「健康によい水」と宣伝しています。
 これは磁化水にかぎらず、「この水は本当に健康によいか」を考えるときの着目すべき事柄になります。怪しげな水ほど、「水のクラスターは小さいとおいしい、健康によい」という説明にすがるからです。この説明については50ページで検討します。

 

【イラスト「囲み」内の文章】
磁石の問を電解質をふくむ水が通ることにより、起電力が発生し、電流が流れます。このときに水の電気分解がおこっていることが、磁化水で水あかを防止できる原因である、という説があります。データのばらつきの多さ、再現性の低さが、磁気処理による磁化水の特徴です。

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pp.42~43の紙面

 

ヒノキヤグループは凄い!問い合わせ窓口に出したもので取締役から百万円出せと言われる。質問にヒノキヤは回答無し。

ヒノキヤグループ広報からは「答えない」という回答。個人情報の取り扱いについての質問には完全スルー。

出口氏代理人は有名創価学会系弁護士事務所。

EM菌側の代理人朝日新聞やぼくを提訴したときの
弁護士事務所で両方ともEM菌側が完全敗訴。

今回は100万払え、謝罪しろ…という「通知書」。
その理由がヒノキヤ「問い合わせ窓口」に出した意見。

裁判にするのは自由だからやればいい。
ぼくは受けて立つだけだ。

そうなったらヒノキヤの株主にもなろうと思う。

*いいねやコメントはしなくて結構です。ざっと一読して貰えれば。


個人情報の扱いについてヒノキヤグループに質問した!(DND出口俊一氏【EM菌擁護・推進者】代理人からの通知書に関して) - 左巻健男&理科の探検’s blog 
http://samakita.hatenablog.com/entry/2019/05/27/105110 …
ヒノキヤは凄い!問い合わせ窓口に出したもので取締役から百万円出せと言われる。

10代の君への手紙 (第10回) 夢をもち,あきらめずに努力することは人生の基本・・・・・・左巻 健男

 ぼくの少年時代など、詳しくは左巻健男『おもしろ理科授業の極意』東京書籍の「左巻健男の個人史」10pに書いた。

 ぼくの原点は、長い間、学力劣等生だったこと。だから教員になったとき嬉しかった。当時、教員はまあまあの優等生がなれた職業だったからw。

 

『道徳教育』2019年1月号(明治図書

10代の君への手紙 (第10回)

 

夢をもち,あきらめずに努力することは人生の基本・・・・・・左巻 健男

○私は理科を教える理科教育者としてずっとやってきた
 私は、中学校・高等学校で理科を教える教員を26年間やってから大学教授になり18年目になります。主に大学生に教えているのですが、ときには小学校で「理科実験の名人の授業」をしたり、小学生向けの科学実験ショーをしています。また、理科・科学についてたくさんの本を書いてきました。

 

 こんな私は、自分を紹介するときに「理科教育者」と言っています。理科を教えることを専門にしている人という意味です。私は理科教育者を44年間もやってきたのです。

 

 ふり返ってみると、私が理科教育者になったのは、小学校時代に理科が好きになったからでした。
 きっと君は、私のことを「小学校のときから頭がよかった」と思うことでしょう。それが大違いなのです。この手紙は、今、「自分は頭がよくない」「自分は内気で人とうまくつきあえない」と思っている人に向けて、私の経験をもとに書こうと思っています。

 

○「あいうえお」が書けなくて数を数えられないで小学校入学
 父と母は、私が小学校に入る前に、ひらがなが書けるように、また、1から100まで数が数えられるようにと特訓しました。しかし、私は、ちゃんと書いたり、数えたりすることができませんでした。

 

 父と母は、「この子は頭が悪い」とわかったようで、その特訓をすることをあきらめ、それ以後、「勉強しなさい」「宿題はやったか」などを私に言わなくなりました。小学校の通知表の成績はひどいものでした。担任の先生からは「忘れ物が多い」「宿題をやってこない」などと書かれました。授業の内容がよくわからないのですから、授業中は教科書の余白やノートにマンガを描いたり、まわりの子たちにちょっかいを出したりしていました。小学校5年生になるまで先生方にほめられた思い出がまったくありません。

 

○「左巻君は理科ができるね」という一言で理科が大好きになった
 小学校5年のときに、私にとって大きく学校生活が変わるきっかけとなるできごとがおきました。
 担任の平原タイ先生に、どんなときに言われたかは思い出せないのですが、「左巻君は理科ができるね」と言われたのです。小学校入学以来、初めてほめられたのです。

 

 当時は、学校から帰ると川に魚とりに行ったり、山にキノコとりに行ったりして、自然のなかで遊んでいました。ですからそういう遊びの中で身につけた理科の知識があったのかもしれません。
 ほめられた後、私がやったのは、図書室に行くことでした。理科の本を借りて読むようになりました。
 さらに世界の過去の文明の本や探検ものの本も読むようになりました。
 こうして理科だけは好きな少年になったのです。

 

 今は身長が180センチメートルありますが、当時はクラスの中で背が低いほうで、学校の成績がとても悪かったので自信がなく、友達もあまりいませんでした。

 

 中学3年生のとき、担任の先生に「左巻君には行ける普通科の高校がない」と言われたのですが、「ぼくは理科が好きなので工業高校の工業化学に行きたい」と希望しました。先生は私の成績を見て、「そうだね、理科だけは(5段階で)3だね」と言って、「死に物狂いで勉強すれば受かるかも知れない」と言ってくれました。工業高校に入ってからも成績は悪いままでした。しかし、大好きな化学の実験が多かったので何とかついていきました。

 

 高校2年生のとき、今後どうするかにとても悩みました。成績が悪いだけではなく、人間関係もうまくない私に何ができるかという悩みです。希望の一位を科学者、二位を理科教育者に定めて、学習を開始しました。そんな私が大学、大学院を出て理科教育者になれたときはとても嬉しかったです。

 

 私の個人的な経験に過ぎないのですが、今、君は発展途上人で、これからどこまで発展するかは、夢を持つこと、あきらめないこと、努力すること、それと運次第です。私は、きっと理科教育者になれなくても、理科を趣味として生きたことでしょう。

なぜEM菌側は、有名な創価学会系弁護士事務所を代理人にしたのか? EM菌は創価学会とどう関係しているのか? という謎

 EM菌比嘉照夫氏、DND出口俊一氏の代理人創価学会系で有名な事務所ということで「EM菌は創価学会とどう関係しているのか?」が新しい謎になった。
 

光伸法律事務所
 通知人出口俊一氏代理人
弁護士 松村光晃
弁護士 中村秀一
弁護士 屋宮昇太
弁護士 成松昌浩

 EM菌はもともとは世界救世教の「神からの贈りもの」とされた。麻疹の集団感染で話題になったMC救世神教も世界救世教の流れの宗教でEM菌推進だ。

 創価学会もEM菌を使っている多数の宗教団体の1つなのか。→EM研究機構(新潮社への返事)「今やEMは特定の宗教集団に属するものでなく、立正佼成会天理教、アナナイ教、創価学会、善隣教、各派キリスト教イスラム教、仏教等々、多数の宗教団体でも差別なく使われています。 」

 そこで、「公明党 EM菌」でググってみる。いやあ、市町村議員にたくさんいる。
 トップは「EM菌・・大活躍!! - 公明党」という市会議員さんの記事。
 そういえば四日市での公明党議員のEM推進を怒っていた環境科学研究者(当時四日市大 元北大)がいた。

 第三文明社監査役創価大学出身で創価学会副会長の職にある松村光晃弁護士が就任(2006)。雑誌に中村秀一弁護士も登場。比嘉照夫氏・出口俊一氏の代理人
その第三文明誌は「EMなどのニセ科学とどう向き合うか」というEM菌などニセ科学批判の記事を掲載。

 第三文明誌にはぼくも取材を受けたことがある。掲載されたニセ科学批判の記事群をきちんと読んでいたら光伸法律事務所の松村氏・中村氏などはEM菌側の代理人にならなかったかも。しかし、ぼくと出口氏の裁判で代理人側はEM菌を信じて裁判長を説得しようとしていたように見えた。

 ぼくがしんぶん赤旗ニセ科学の正体を連載したのは共産党員・支持者にいるだろうニセ科学信者との付き合い方を考えてほしかったからだ。きっと同様に第三文明誌は創価学会公明党ニセ科学側で活動しないように警鐘を鳴らしたのだろうと思う。

 前に聖教新聞から取材依頼が来たときスルーしてしまったが、ニセ科学の話題なら引き受けようと思う(でも来ないか)。赤旗からはいろいろ取材を受けたが共産党に要望書を出してからの党のやり方に失望したし、もう来ることはないないだろう。

 なぜEM菌側は有名な創価学会系の弁護士事務所を代理人にしてぼくや朝日新聞を提訴したのだろうか? どちらもEM菌側の完全敗訴だった。

 ぼくの創価学会員友人はEM菌側代理人を知っていてある程度の推測はできるが、EM菌と創価学会の関係は、よくわからないままだ。

 

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発端は…

 多発するスラップ訴訟、対策は名誉毀損裁判を多発する弁護士のブラックリストの共有 | MEDIA KOKUSYO http://www.kokusyo.jp/justice/12602/
 「弁護士が増えすぎて、しかも、知的レベルも人格も相対的に下がっているので、手軽な名誉毀損裁判へと走ってしまう。それが悲しき実体である。」

 ぼくに対するDND出口俊一氏代理人は、

光伸法律事務所
弁護士 松村光晃/中村秀一/屋宮昇太/成松昌浩
でした。創価学会系で有名な事務所です。
朝日新聞へのEM菌比嘉照夫氏代理人も同じ事務所です。

しんぶん赤旗の記事にも弁護士名が出ていました。

侵された通信の秘密
創価大事件の背景<上>
異様な法廷
創価学会系弁護士ずらり 
2003年5月15日(木)「しんぶん赤旗
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik2/2003-05-15/14_03.html

 

【追記】2019/06/01 19:30

 EM菌と創価学会について言及している文献は斎藤貴男カルト資本主義』だ。

 以下のような記述がある。

 その本にはマルチ商法を手がけていた橋本幸雄が出てくる。

 彼はEMに魅了された人間である。彼は中曽根派の参議院議員だった小野清子を通して比嘉と知り合ったようだ。この橋本は「熱烈な創価学会の信者」で、公明党の「有力な資金源」でもあった。

 

 EM菌比嘉照夫氏は、「地球環境財団」の理事長に就任するが、「あの財団はもともと、橋本さんの持ち物なんですよ」と財団関係者は明かした。当時の環境大臣公明党参議院議員広中和歌子だった。「私が会った関係者の全員が、彼女の関与を疑っていなかった」。「危惧された通り、公益法人であるはずの地球環境財団は、その後、見事なまでの〝EM〟財団に成りおおせている」。

 

 「創価学会のEMへの肩入れは、ただし橋本の関係ばかりとも限らない」。比嘉の父が亡くなると、葬儀の斎場に樒[しきみ]があった。創価学会の「同士葬」では「花輪の代わりに樒を用いる独自の習慣を持っている」。「しかも、その樒の送り主は、池田大作だったんです」と葬儀に参列したEM関係者は語っている。

※なお、 「熱烈な創価学会の信者」で、公明党の「有力な資金源」でもあった橋本幸雄氏の会社は2011年に経営破綻している。

催眠商法の疑いのある(株)ナチュラルグループ本社/経営破綻 | JC-NET(ジェイシーネット) http://n-seikei.jp/2011/03/post-2236.html

 

 

ヒノキヤグループの住宅とEM菌の関係についての疑問

「EMの夢の住宅」とヒノキヤグループの「住宅」には利害関係があるのでは? なぜ出口俊一氏は桧家取締役の名刺をクレーム先に出したのか? 
http://samakita.hatenablog.com/entry/20170623/p1 を最初にご覧になるといいと思う。

 DND出口俊一氏は、EM菌擁護者であり、EM菌推進者だ。
 そして、ヒノキヤグループ社外取締役である。

 ぼくが、ヒノキヤグループはEM菌夢の住宅、EM菌健康住宅の会社と思ったのにはわけがある。
 EM菌擁護者であり、EM菌推進者であり、ヒノキヤグループ社外取締役であるDND出口俊一氏が運営するDNDサイトにおいて、「比嘉照夫氏の緊急提言 甦れ!食と健康と地球環境」を連載している。そのサイトは一部大学からの情報が紹介されているが、ほとんどをEM菌の宣伝広告的な内容で占めている。連載もたくさんの名前が挙がっているが、今も続く実質的な連載は比嘉照夫氏のものだけのようだ。

 比嘉照夫氏の「第31回 EM技術による居住環境改善」は、EM住宅についてだ。
 http://dndi.jp/19-higa/higa_31.php

現在、EM技術を応用した新築は1000件を悠に超えており、改築や改装は無数にあるが、共通して言えることは、よく眠れるようになった、カゼをひかなくなった、カゼをひいても軽微で仕事を休むことがなくなった。病院に行く回数が極端に少なくなった、腰、頭、神経の痛みが消失した、花粉症が出なくなった等々である。

  このようなEM菌比嘉照夫氏の唱えるEM健康住宅が建築されているし、住宅のためのEM菌資材が販売されている。ヒノキヤグループ社外取締役の出口俊一氏が、自分の運営するDNDサイトでこのようなEM住宅についてのエッセイを掲載している。

 しかも、

暗黒通信団】学界のトンデモ 出口俊一(改訂2版)
http://ankokudan.org/d/d.htm?ron172-ronread-j.html
にあるように、出口氏はEM菌批判者やその所属にクレームをつける活動をする熱烈なEM菌擁護者・推進者と思われる。

要するにやってることはヤクザそのものである。記事に対して記事による反論ではなく、著者と面会して個別撃破しようとするスタンスは、そもそもジャーナリストですらない。

なお、この表現を引用したぼくの行動は、判決で名誉毀損に当たらないと判断された。

  そんな状況のなかでヒノキヤグループが出口氏を社外取締役にしているのは、EM菌をヒノキヤの住宅に活用するためと、考えられてもしょうがないと思う。
 ぼくはだから、ヒノキヤ広報に「重ねて貴社はEM菌の活用やEM菌夢の住宅を推進する考えは今後ともありませんか?」という質問もしたのだ。
 その回答はぼくからしたら、木で鼻をくくるようなものだった。

 …貴殿と弊社社外取締役 出口 俊一氏との事案に関し、弊社は一切関与しておりませんことをご連絡いたします。
 つきましては、ご質問いただきました内容についても、回答いたしかねますので何卒ご了承ください。

 EM菌を住宅に活用している会社には、NANAHOME(山形総建有限会社)や株式会社 港建の『EM健康住宅』などがある。
 ヒノキヤグループもその仲間入りしているのか? それともこれから仲間入りするのか? それとも広報が誤った対応をしたことで、そんな疑惑をもたれてしまったのか?…
 もしEM菌にまったく無関係なら、熱烈なEM菌擁護者・推進者で、EM研究機構顧問だったDND出口俊一氏を、経営陣の1人に迎えていることは、EM健康住宅などと利害関係があるということにならないだろうか?

個人情報の扱いについてヒノキヤグループに質問した!(DND出口俊一氏【EM菌擁護・推進者】代理人からの通知書に関して)

※今回の出口氏代理人通知書は、ヒノキヤグループの個人情報の扱いとして、

・方針に認められたものなのか?

・第三者への流出とは言えないか?(出口氏代理人は第三者ではないか?)

・「お問い合わせ窓口」などへの問い合わせ内容の「目的外使用」に当たらないか?

 

    DND出口俊一氏代理人(弁護士)から「通知書」が送られてきた。
 弁護士は出口俊一氏と左巻健男の裁判時の出口氏側だった。比嘉照夫氏と朝日新聞の裁判時では比嘉照夫氏側だった(この裁判時に比嘉氏側陳述人だった)。ぼくとの裁判はぼくの完全勝利、朝日新聞との裁判は朝日新聞の完全勝利だった。

 その通知書の内容である。

平成31年3月4日

 当職らは,出口俊一氏(以下「通知人」といいます)の代理人として,以下のとおり通知いたします。

1 貴殿は,平成28年3月に,株式会社桧家ホールディングス(現・株式会社ヒノキヤグループ。以下「ヒノキヤグループ」といいます)本社(千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラスト タワー本館7階)に対して,「貴社の社外取締役に出口俊一氏がいるのですが,いくつかの機関に(中略)貴社の名刺などを出して(中略)クレーム活動をしています」(同 3月6日付),また「貴社の名刺がクレームのさいに使われています」(同6日付),さらに翌7日には,通知人のヒノキヤグループ取締役の名刺の画像を添付のうえ,「これはK大学に(中略)出口氏が大学に提出した名刺です。(中略)貴社の名刺などを出してクレームをつけました(中略)貴社の名刺も活用してさまざまなクレーム活動を行っています」(同7日付)と,あたかも通知人が取締役の名刺を使ってクレームに及んでいるかのような事実無根のメールを繰り返し送りつけました。
 それ以降も,貴殿は,現在に至るまで「(通知人が)EM菌批判側へ圧力をかけるのに,そこの取締役の名刺を出す気持ちがわからない」と,通知人がEM批判者に圧力をかけるために取締役の名刺を利用したかのような虚偽のツイート,ブログ掲載を繰り返しています。
 しかしながら,通知人がヒノキヤグループ取締役の名刺を差し出してクレーム活動をしたことは一度もなく,貴殿がヒノキヤグループ本社に宛てたメール内容は全くの虚偽であり,通知人の社会的信用を著しく害するものです。

2 通知人の取締役の名刺に関する実際の経過は以下のとおりです。
  通知人は,神田外語大学の事務局長に対し,飯島明子准教授(以下「飯島准教授」と いいます)のツイート(通知人から「恫喝」の電話が職場にあったという内容)について,大学の広報に電話で飯島准教授の在籍の確認等の問い合わせをしたことが,なぜこのような「職場に恫喝の電話」というツイートが投稿されたのか,その事実関係を確認するため,平成26年12月16日,同大学の広報に事前に電話し,アポを取り訪問しました。そうしたところ,広報担当者と事務局長は,通知人から電話があったことは伝えたが,その電話は「恫喝」という飯島准教授がツイートしている内容ではなく,そのような内容を飯島准教授に伝えた事実もない,と「職場に恫喝の電話」があったことを明確に否定しました。25分あまりの面談の最後に,通知人は,上場会社(東証一部)の社外取締役であるということを初めて明かし,名刺をお見せしました。すると,事務局長自ら(通知人の)名刺をもらってもよろしいですかとの求めがあり,通知人は,これに応じて「ご参考までに」と念を押したうえで名刺を渡したのです。
 しかし,その後,本来個人情報であるはずの名刺が,通知人の了承なく飯島准教授にわたり,さらには貴殿に流れ,貴殿のヒノキヤグループ本社に対する業務妨害にこの名刺が悪用されたのです(このことは個人情報保護法の観点からも重要な問題であると指摘せざるをえません)。
 そのうえ,貴殿のメ一ル送信と相次いで,他の匿名者からも,「出口氏の行為は,単なる苦情ではなく,脅迫にも似た圧力を掛ける行為であり,御社の名刺を出して当該行為を行っていることは御社の名誉を大きく損なう行為であると考えられます(中略)そのような人物を3月末の株主総会において再任する予定とのことですが,これお(ママ)再考し,他のクリーンな人物を社外取締役とするお考えはございませんでしょうか」とのメールが送られ,貴殿が他の者と共謀して通知人への業務妨害行為に及んだことも明らかです。
 したがって,通知人は,貴殿に対して,損害賠償として金100万円及びこれに対する遅延損害金を支払うよう求めるとともに,本書到達後1週間以内にヒノキヤグループ本社に宛てたメールの内容及びブログ等が誤りであったことを謝罪するよう求めます。
 上記期間内に,何らの誠意ある対応がない場合は,法的措置も検討せざるを得ませんので,その旨ご承知おきください。
 なお,本件につきましては,当職らが一切の委任を受けておりますので,今後の連絡は当職ら宛にされますようお願いいたします。
                             以上 

 内容的にはすでに裁判で決着済みで、判決を読んで貰えばいい。

 ぼくがとくに問題だと思うのは、この通知書に左巻健男がヒノキヤの「お問い合わせ窓口」に出したものがふくまれていることである。ヒノキヤの個人情報の扱い方では、「社員や経営陣は、「お問い合わせ窓口」に出されたものを使って、このような通知書(個人相手への恫喝的なもの)は許容されるのか?」という問題だ。

 しかし、広報へと「お問い合わせ窓口」から質問したが、次の返事だった。

お世話になっております。
このたび、ヒノキヤグループお問い合わせフォームよりご連絡をいただきました、貴殿と弊社社外取締役 出口 俊一氏との事案に関し、弊社は一切関与しておりませんことをご連絡いたします。
つきましては、ご質問いただきました内容についても、回答いたしかねますので何卒ご了承ください。
以上、よろしくお願いいいたします。
 株式会社 ヒノキヤグループ

 経営陣の一員である取締役がしたことが「弊社は一切関与しておりません」なのか。
 一切関与してなくて「お問い合わせ窓口」に出されたものがこういう通知書に使われてしまうか。ぼくが考えるのには、「お問い合わせ窓口」に出されたものが出口氏に渡すことはあると思う。しかし、そのときに「これは個人情報だからこれを使って何かをしないように」という注意はすべきだった。あるいは常日頃から個人情報の扱いについては社員、経営陣に啓発しておくべきだったと思う。
 少なくても「事情をお調べして後ほどその結果をお知らせします」ではないのか。
 
 また、「お問い合わせ窓口」に出された匿名者のものが通知書に出されている。ぼくのような第三者に知らせてしまっていいのか。これは匿名者のものだからどう使ってもいいという方針なのか。
 「貴殿が他の者と共謀して通知人への業務妨害行為に及んだことも明らか」ということは、ヒノキヤが出口氏にそのような根拠(問い合わせの時に入力した情報)も示したと言うことなのか。
 はっきり述べておくが、ぼくはその匿名者と共謀したりしていない(出口氏と代理人は明らかに主観的な妄想を述べているとしか思えない)。

 ヒノキヤの個人情報の扱いを質問したので、ヒノキヤが誠実に回答することを希望している。ヒノキヤへの質問は次のようである。

ヒノキヤグループに「問い合わせ」をした!(EM菌推進のDND出口俊一氏代理人からの通知書について)
- 左巻健男&理科の探検’s blog
http://samakita.hatenablog.com/entry/2019/05/24/094027
 をお読みください。
 私に貴社の取締役の代理人から通知書が来ました。
 その中に貴社の「お問い合わせ窓口」に出したものが引用されています。
 さらに匿名者のものも引用されています。
 これは貴社の個人情報の方針に沿って行われていると思います。
 なぜならこの件について問い合わせをしたら、広報から弊社にはまったく関係がないという返事が来たからです。
 私は、貴社が取締役個人が個人情報の管理でミスが生じさせたことを謝罪した上で、質問に誠実に回答いただけるものと思っていましたが違いました。
 ツイッター@samakikaku Facebook左巻健男(友達限定)などでもこの件を知らせています。Facebookでは貴社のものもフォロー中です。コメントはしていませんが。
 貴社の個人情報の方針を再確認し、私としては今後こういうことがないように社員(広報もふくめて)、取締役の教育をお願いするものです。

 

EM菌擁護者・DND出口俊一氏との裁判の報告

DND(+EM研究機構顧問だった)出口俊一氏との裁判 の控訴審判決(左巻健男完全勝利確定)
http://samakita.hatenablog.com/entry/2019/05/23/145104 2019/05/22 に関連して、『RikaTan(理科の探検)』誌2019年4月号に報告したものを紹介しておこう。

 

 EM菌擁護者・DND出口俊一氏との裁判の報告

 左巻 健男 SAMAKI Takeo

DND出口俊一氏との裁判と結果
 2015年2月、ぼくは、EM菌擁護者・(株)DND研究所代表出口俊一氏から名誉毀損で提訴された。その請求内容は、「1100万円の支払い」「関係の各記事の削除」「ブログに謝罪広告を出せ」だった。
 出口氏側の主な理由は二つだった。
 一つは、出口氏がDNDサイトに、EM菌開発者比嘉照夫氏が「EMにpHのみの効果でない事例が無数にあることを補足したい」として「EM1号の入った容器の上でウイルスを培養すると、EM1号が添加されたのと同様にウイルスが失活する」と述べるコラムを掲載したことに対して、ぼくが、ツイッターやブログで、「EMの入った密閉した容器外のウイルスが失活をDNDサイトに載せたことは真正のおばか、普通の頭なら載せないだろう」と述べたことだ。
 もう一つは暗黒通信団の「学界のトンデモ出口俊一【と学会誌初出】」を読んで、その記事を拡散するとともに、その文中の「この人物、比嘉氏に心酔してEMシンパをしているだけの人物なら笑ってすませられるのだが、どうもそうではない。要するにやってることはヤクザそのものである。記事に対して記事による反論ではなく、著者と面会して個別撃破しようとするスタンスは、そもそもジャーナリストですらない」を引用し、ツイッターやブログにも書いたことだ。
 結果は、地裁、高裁(控訴審)共にぼくの完全勝利、出口氏は最高裁に控訴したが棄却になり、ぼくの完全勝利が確定した。
 この裁判について判決などの資料は http://ankokudan.org/d/d.htm?samaki-j.html
にて公開している。

DND出口氏の謎が解けた!
 出口氏が代表を務める(株)DND 研究所は大学発ベンチャーを支援する会社らしい。出口氏は元産経新聞記者で自称ジャーナリストで桧家ホールディングス社外取締役であり、裁判時は金沢工業大学客員教授でもあった。
 そのような人が、なぜEM菌批判者を攻撃し、DNDサイトで科学的に荒唐無稽な内容の比嘉氏コラムの連載をしているのかは謎だった。理系の大学の客員教授をしていて科学的リテラシーが少しはあるはずなのにと思ったのだ。
 その謎はすぐに解けた。EM菌の製造や研究などをしているという(株)EM研究機構顧問だったのだ。仕事の一つだったのだろう。裁判では時期不定で三か月間だけだったと主張したが、それは疑わしい。EM研究機構の社員と一緒に朝日新聞社とやり取りしたときに社員が「以前から顧問」と説明したり、EM批判側への時期や相手が違う抗議のときにEM研究機構顧問の名刺を出していたからだ。

○EM菌側がEM菌批判側を攻撃するのは比嘉照夫氏の願いがある
 ニセ科学の商品の会社が批判者のところにクレームをつけて回ったり、裁判まですることは非常に稀である。批判者はスルーして、騙されて購入してくれる人らを相手にしたほうがよいからだ。
 ところがEM菌は、批判側への対応が執拗で激しい。そこには比嘉氏の思惑がありそうだ。Youtube にアップロードされた動画【実践活動・比嘉照夫氏講評と今後】の文字起こし(「Zutto 3 のブログ」)が参考になるだろう。その一部を紹介しよう。・がついた見出しはぼくがつけたものだ。

・裁判で賠償請求する!

(EM批判の朝日新聞青森の記事が出たので)少なくとも年間1%、あ~被害はあると見たとしたときですね、~年間50 億ありますから、1年間5,000万で、ま~15年ですから7億5千万、日本土壌肥料学会に賠償要求をします。同時にEMの名誉回復と謝罪をさせると、今弁護士を通して、その準備をしています。
・ EMを叩いた学者グループに対しても7億5千万ぐらい賠償要求する!
 でも、朝日新聞の、あ~青森支局から出たお陰でですね(フフフ)今度は一網打尽に。……で、今度はそのEMを叩いた学者グループに対しても7億5千万ぐらい賠償要求をしようと、これはもうグループになってるっていうのはツイッターで見りゃぁ全部わかってますので、この人達を全部名前引き出してですね、裁判に引っ張り出して、こ~んどはもう徹底的に叩こうと思っています。……ですから、それを拒否させない様に、これからやります。
・フジテレビ一社を爆破するのはわけない!
 昔、フジテレビ取材したら、ほ~んにちょっとの所だけとらえてね、反対派の意見いっぱい載せて私を叩いたという、そういう事をやりましたので。…あの時は若くて、もうとてもじゃ無いけどね、あの~(うん)、殺し屋頼んで記者を殺そうと(フフフ)思ったけどね(ウフン)出来なかった(エヘッ)(フッフッフ)でも今は力があるからね。フジテレビ一社、爆破するのは訳ない(ヒャッハッハ)(ウフ)(ハハハ)……従来の理論とか感情論でね、これをコメントしてね、我々を貶めるような事があったなら、私はもうどんな事してもフジテレビを爆破します(ンハッ)(フッフッフ)(クックックッ)

  「EM 批判の学者たちのツイートを全部監視していて、EM批判派を全部まとめて裁判にかけて莫大な賠償金をとってやる」という比嘉氏の思いが伝わってくる。その手始めにぼくが選ばれたのかもしれない。

○「真正のおばか」についての裁判所の判断
 EM菌側のいう「波動が出ている」「EMの入った容器の上でウイルスを培養するとウイルスが失活する」というのは、到底科学的に容認できるような言説ではない。もはや科学ではなく一種の宗教、あるいは妄想になっていると思わざるをえなかった。
 判決から該当箇所を引用しよう。原告が出口氏、被告がぼくである。

 “EMが乳酸菌、酵母光合成細菌を主体とした微生物資材であるという前提に立つ限り、現代の科学からそのような効果が存在することについて合理的な批判が可能な状態である。
 未だ定説を見ず論争がされている学問上の分野については、新たな学説について様々な論者から批判的な論説がなされ、ときには激しい非難にさらされ、それが昂じて表現が過激になることも当然に予定されているというべきである。
 比嘉論文がいうようなEMの効果は科学的にありえず、これを手放しで信じているとすれば科学と非科学を見分ける能力(科学リテラシー)に乏しい旨を述べる趣旨で「真正のおばか」、「普通の頭なら載せないだろう」、「嘲笑するしかない超低レベル」と述べたものと認められる。
 いささか品位に欠ける表現であるということはできるが、これを超えて、未だ誰であっても名誉感情を害されることになるような、見過ごしがたい、明確かつ程度の甚だしい侵害行為に当たるまでとは認めることができない。そうすると、被告は、12月4日の記事により原告の名誉感情を侵害したとは認められない。”

○ 「ヤクザそのもの」の裁判所の判断
 地裁判決は、

“「やっていることはヤクザそのもの」、「もはやジャーナリストですらない」という表現は、一般読者の普通の注意と読み方を基準にすれば、原告が松永教授らに対して直接面会し、又は面会しようとしたことに対する否定的な評価をしたもの”

 として、名誉毀損にあたらないとした。
 控訴審判決ではさらに踏み込んでいる。

“控訴人のこれらの供述から、控訴人が松永教授らに面会を求めたのは、ジャーナリストとして、取材対象である松永教授らと直接面会して、松永教授らの見解がどのようなものかを真摯に聴き取って記事にするためではなく、松永教授らの見解が誤っているとの前提の下、これを糺すためであったと言わざるを得ない。”“「ヤクザそのもの」という言葉は、辛辣なものではあるが、前後の文脈から、控訴人が暴力団関係者であると指摘しているのではなく、控訴人が松永教授らに面会を求めるなどしたことが、ジャーナリストとして強引な取材方法であることを表現したにとどまることは明らかであり、もっぱら原告の取材方法に対する批判にとどまるのであって、原告に対する人身攻撃に及ぶなど意見ないし論評としての域を逸脱したものであることまでは認めることができない。”

  今回、出口氏は多くの負を背負ったのではないか。プラス面は思い浮かばない。

・EM菌会社顧問が明らかになってしまった。
・EM菌側の尖兵になって取材と称してクレーム活動をしていることがわかってしまった。
・ジャーナリストの適格性に疑問がもたれた。まともなジャーナリストならやらないようなことをやっていること、結局は取材と称したものがそういうものではないと裁判所に認定された。
・「EM の効果を証明するために記事を書いていると言わざるを得ない」と控訴審判決に書かれた。
・EM菌のための活動がメインと見なされることで、DND大学発ベンチャーや出口氏本人への見方が変わる可能性が強い。 

  ぼくがこの裁判で学んだことは、「裁判に対応できる小金と時間的余裕があればそんな裁判は怖くない」ということだ。