左巻健男&理科の探検’s blog

左巻健男(さまきたけお)&理科の探検(RikaTan)誌

2018年の左巻健男の著作~ これまでとこれから~

2018年の左巻健男の著作

 

【すでに発行】
・単『面白くて眠れなくなる物理パズル』PHP
・編(3人の共著)『図解 身近にあふれる「生き物」が3時間でわかる本』明日香出版社
・共編『 授業をつくる!  最新小学校理科教育法』学文社

 

【いま編集中】
・編『まだまだ身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本』明日香出版社 原稿済み
・単『おもしろ理科授業の極意』東京書籍 ゲラ校正中。

 

【進め中】
・共編『最新 中・高校理科教育法』東京書籍 執筆・編集予定
・編『中学生物・地学』仮題 明日香出版社 執筆予定
・編『身近にあふれる「微生物」が3時間でわかる本』明日香出版社 執筆・編集予定

 

【今後執筆】
・編『身近にあふれる「植物」が3時間でわかる本』明日香出版社 執筆予定
・単『生活・人生と理科』仮題 平凡社新書 執筆予定
・単『元素関係』仮題 ちくま新書 執筆予定

 

※今年は以上ができればいいな。きっと何冊かは来年に持ち越すだろう。また今年後半から来年にかけて新企画も出てくるだろう。


 来年になると理科の探検(RikaTan)誌の隔月刊にピリオドを打つし、法政大学も定年になるので、『本を書く生活』が続くといいなあ。でも体力が持つか?生きているか?未だ執筆を依頼され続けるだろうか?…

はるやま、ミズノ、福助・・・「花粉を水に変える新素材」に群がる大企業…『ZAITEN』2018年6月号

 『ZAITEN』2018年6月号(財界展望新社)に、「企業倫理を問う! よくわからない素材 新素材の科学的根拠をわかりやすく説明できるのか はるやま、ミズノ、福助・・・「花粉を水に変える新素材」に群がる大企業」という記事がある。125~127pの3ページ。

 取材を受けたので、記者に「ハイドロ銀チタン」なる素材について、ぼくがわかっている範囲で答えた。

 それで、「法政大学教授で科学ジャーナリスト左巻健男氏」のコメントが載っている。(下に3pのうちの1p目の画像を張っておく。)

 

 ぼくは、すでにこのブログで次の記事を書いている。

花粉を水に変えるマスクハイドロ銀チタン関連■ 

花粉を水に変えるマスク】は100%のニセ科学ではないが…今の状態ではニセ科学と言われてもしょうがないと思う
http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/03/25/103608

左巻健男の意見を追加しておきたい。 

  

花粉を水に変えるマスク」根拠論文を批判したら医学部教授から集団訴訟と脅された「騒動」 http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/03/23/102352
*謎が多い信州大医の新藤隆行教授の訴訟云々の行動
*記事に登場する桑満医師や川村弁護士は現在販売中の理科の探検(RikaTan)誌4月号の執筆者です。 

 

誰が「光がなくてもタンパク質を分解する光触媒」を発明したのか?(【花粉を水に変えるマスク】関連)
 http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/03/27/113155

 

 今回のZAITENの記事を読むと、この素材に飛びついた「大手各社」がZAITENの取材依頼や取材にどう答えたかが興味深い。

 

  まず紳士服大手はるやま。会見で「花粉ハラスメント」なる造語まで披露して売り込み。それなのにZAITENの取材依頼には「担当者の伊藤は不在です」と終始不在という子供じみた対応だったという。

  

 続いて靴下を発売するという福助。「決定していますが、情報が先行してしまい、まだ発表していない状態なので…」と。
 
 ワコールはハイドロ銀チタンが信州セラミックスのアースプラスと同じ素材を知っていた。抗菌防臭性で採用。「花粉を水に変える」という表現についてはコメントできる立場にないという答え。
 
 ミズノはDRCから提案を受け採用という。「ハイドロ銀チタンのウェアなら、付着した花粉を分解。花粉の季節でも思いっきり楽しめます」と売りだし。(左巻健男注:鵜呑みにして採用した感じかな。)
 
 帽子とパラソルを開発というムーンバットは「DRCに聞いて下さい」と。
 
 開発元のDRCは、「弊社HPを開示してあるから参照を。その記載の通り」と。(左巻健男注:HPのレベルが低すぎて批判が殺到しているのに…というのがぼくの感想。)
 
 ZAITENの記事は最後に次のように述べて記事を締めくくっている。
 「花粉を水に変える。何とも衝撃的なネーミングではある。しかしその実情の一端が、今回の取材で明らかになったのではないか。つまり、鰯の頭も信心から-。」
 
 ※詳しくは記事を読んでください。

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故関英男『高次元科学』にある予言を見てみよう!(特に彼の縦波の重力波が本質というEM菌の皆様)!

 故関英男さんを信じている皆様(特に彼の縦波の重力波が本質というEM菌の皆様)!

 故関英男さんの言葉に耳を傾けよう。


 「肉類は一切食べません。…というのは、肉には、殺された動物たちの怨念がこもっているからです。怨念を食べて元気でいられるはずがない。」(『高次元科学』)
*なおぼくは肉大好き。

 

 関英男氏は20世紀末にガンとエイズが猛威をふるうことを予言していた。
 人間の勘違いをただし、病める地球を救うためだ。中性子が歪むとガンに、陽子が歪むとエイズになる。これが本当の原因だ。
 中性子には意識があり陽子には意思がある。心がけががんを作り、エイズをもたらしている。

 

*関英男氏の予言があたっていたか?という視点で読んでいこう。

 

 20世紀末には人類はガンとエイズによって半分になるというなまやさしいものではなく減少していく。
 一刻も早く目に見えない世界、気、霊、魂といった存在を重視できるような生き方への転換を。
 私(関英男氏)は霊能者の話に真剣に耳を傾ける。そのほうが真理に近付くのにはるかに早い。

 

 故関英男氏は本当におもろいおじいちゃんだった。
 霊能者、チャネラーなどの話を全部鵜呑みにして高次元科学やグラビトニックスなどについて述べた。
 類は友をよび、EM菌比嘉照夫氏もその考えに魅了されたのだ。

 

*関英男氏は、21世紀の地球はどうなるか?を予言的に述べていた。関英男氏の予言があたっていたか?という視点で読んでいこう。

 

 関英男氏の言うとおりだったら20世紀末を生き残ったら、「21世紀はユートピア」になるはずだった。
 21世紀は超能力が当たり前で、犯罪も病気もなくなる。21世紀は健康な人ばかりの社会になる。近距離の異動はテレポート、念波通信や念波放送が盛んになる。
 UFOによって何万光年、何億光年の星まで宇宙旅行もできる。

 自然災害は人間の悪想念によるものだから地震や火山噴火もなくなる。

 

 寿命も伸び、1000歳を超える人も珍しくなくなる。生活そのものが楽園になる。
 そういった時代の楽しみは何か? 歌や踊りが好まれるようになる。
 即興的に楽しみや親しみの気持ちを表現する。声は天女のように美しく、楽器も楽譜も不要。人が集まれば歌や踊りが始まる。すべて大神様の意思に沿った生き方がなされていく。
(by関英男『高次元科学 気と宇宙意識のサイエンス』1994)

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【参考】
関英男『高次元科学』を読んでみた
http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/04/13/201853
*金星は優良星でそこにすむ植物たちは人間にお辞儀をしてくれる。関氏は太陽の表面は26度で人が住んでいる、黒点は森林地帯と信じている。そういう関氏の重力波を比嘉照夫氏は気に入ったようだ。

 

EM(EM菌)の本質という関英男氏の「重力波
http://d.hatena.ne.jp/samakita/20150806/p1
*つまり、科学ではない関英男氏「高次元科学」というトンデモの重力波がEMの本質だということ。まさにEMにふさわしい。

左巻 健男, 山下 芳樹, 石渡 正志編著『授業をつくる!  最新小学校理科教育法:2017学習指導要領準拠』学文社

左巻 健男, 山下 芳樹, 石渡 正志編著『授業をつくる!  最新小学校理科教育法:2017学習指導要領準拠』 – 2018/4/17
学文社 ¥ 2,484

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アマゾン→ https://www.amazon.co.jp/dp/toc/4762027723/ref=dp_toc?_encoding=UTF8&n=465392
学文社→ http://www.gakubunsha.com/book/b357671.html

2017年学習指導要領準拠の、最新の教職課程・小学校「理科教育法」「理科指導法」用テキスト。見開き2頁構成にて、授業づくりを念頭においた章構成を展開。教師と児童の会話によるユニークな授業紹介や、Q&Aによる盲点発見、授業をつくるための指導案づくり、授業づくりのために必要な知識・考え方を提示。また、現場で楽しくわかる理科の授業づくりの手がかりも豊富に盛り込み、現役小学校教師が理科の授業を捉えなおすための基本文献としても最適な一冊。

編著者:左巻 健男(さまき たけお)法政大学教職課程センター教授。大人の理科雑誌『理科の探検(Rika Tan)』誌編集長。中学校理科教科書編集委員(東京書籍)/山下 芳樹(やました よしき)立命館大学産業社会学部子ども社会専攻,教職大学院教授。/石渡 正志(いしわた まさし)甲南女子大学人間科学部教授。
編著者:左巻 健男, 山下 芳樹, 石渡 正志, 青野 裕幸, 浅見 奈緒子, 石田 好広, 大島 修, 門倉 松雄, 鈴木 啓督, 多賀 優, 高橋 泰道, 寺田 光宏, 長友 大幸, 濱田 栄作, 船田 智史, 南 伸昌, 山崎 宣次 , 横山 光, 吉田 安規良

目次
序章 これからの小学校理科教育
1.小学校理科の目標
2.期待される「資質・能力」
3.小学校理科指導の課題
4.主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)
5.生きて働く知識・技能の習得と活用
6.わが国の小学校理科に対する今後の期待

1 章 理科で何を学ばせるか
1.エネルギー(物理分野)の学習のねらい
2.粒子(化学分野)の学習のねらい
3.生命(生物分野)の学習のねらい
4.地球(地学分野)の学習のねらい
5.小中のつながり

2 章 授業の実際例 ―エネルギー(物理分野)―
1.3年・電気の通り道―電気を通す物
2.3年・光と音の性質
3.4年・電流の働き
4.5年・電流がつくる磁力
5.6年・てこの規則性
6.6年・電気の利用
7.エネルギー(物理分野)のポイント

3 章 授業の実際例 ―粒子(化学分野)―
1.3年・物と重さ
2.4年・金属,水,空気と温度
3.5年・物の溶け方
4.6年・燃焼の仕組み
5.6年・水溶液の性質
6.粒子(化学分野)のポイント

4 章 授業の実際例 ―生命(生物分野)―
1.3年・身の回りの生物-昆虫
2.4年・人の体のつくりと運動
3.5年・植物の発芽,成長,結実
4.6年・人の体のつくりと働き
5.6年・植物の養分と水の通り道
6.生命(生物分野)のポイント

5 章 授業の実際例 ―地球(地学分野)―
1.3年・太陽と地面の様子
2.4年・雨水の行方と地面の様子
3.4年・月と星
4.5年・流れる水の働き
5.6年・地層のでき方
6.6年・月と太陽
7.地球(地学分野)のポイント

6 章 授業の方法
1.授業の進め方
2.問題解決の過程を通じた学習活動
3.コンピュータ等のICT 機器の活用
4.評価規準,評価基準,評価・評定の方法
5.素朴概念から科学概念へ
6.ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」論

7 章 授業づくりと学習指導案
1.学習指導要領と教科書の検討
2.学習指導案は何のために書くのか
3.学習問題の設定
4.理科と観察・実験
5.授業の構成モデル-到達目標・学習課題方式の授業
6.授業の構成モデル-仮説実験授業
7.理科の学習指導案のポイント 8.学習指導案の実際(実験中心)
9.学習指導案の実際(観察中心)
8章 基本的な実験器具の使い方 ―試薬の扱い方・安全管理―
1.基本的な実験器具の使い方
2.試薬の扱い方・試薬の調製
3.理科室の整備と管理
4.予備実験の重要性と方法
5.事故事例と注意点(チェックポイント)

付録1 戦後小学校理科教育の歴史
付録2 理科授業,観察・実験の参考文献
付録3 小学校学習指導要領(抄)

Column
1 手回し発電機の仕組み
2 月の満ち欠けの仕組み
3 複式学級と学級編制・教育課程・指導法
4 特別の支援が必要な児童への対応
5 コンデンサーの仕組み
6 電子オルゴールの仕組み
7 自由研究の指導

理科の探検(RikaTan)誌2018年6月号特集:科学の「都市伝説」を斬る! リターンズ 発売中!

通巻32号2018年6月号が4月26日に発売されました。

定価1440円(税込)です。

今月の特集は 科学の「都市伝説」を斬る! リターンズ です。

思い込み、思い違い、結構間違って覚えていることがあるのではないでしょうか。

今号からの新連載が2本あります。
【新連載】 生きものたちの最新ニュース  保谷 彰彦
【新連載】 日常でつかうアルゴリズム   シ
お楽しみください。

書店で見つけられない方は割引価格で購入できる年間購読をご利用ください。1冊だけでも購入できます。お申込み方法は下記サイトを参照ください:
http://d.hatena.ne.jp/samakita/
RikaTanサポートサイトで過去の目次が閲覧できます:http://rikatan.com/index

アマゾン【紙雑誌】 https://www.amazon.co.jp/dp/B07B64T989/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_87w4AbXP1XJTT @amazonJPさんから

アマゾン【KINDLE版】 https://www.amazon.co.jp/dp/B07CMKVJKF/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_3Dw4AbZPMAETA @amazonJPさんから


記事内容:
特集 科学の「都市伝説」を斬る! リターンズ
本号の特集について                左巻 健男
赤い水を凍らせると赤い氷になるの?        夏目 雄平
男脳、女脳はあるの?                玉野 真路
「火事場の馬鹿力」は存在しないの?        左巻 恵美子
首をトントン叩くのは鼻血の正しい止め方なの?   平山 明彦
早寝早起きで成績が上がるの?           玉野 真路
睡眠時間は8時間がベストなの?          平山 明彦
哺乳類はメスが子育て、オスは狩りが当然なの?   桝本 輝樹
遺伝子治療で遺伝病は治るの?           安居 光國
脂質は人の体内で消化されると、脂肪酸グリセリンになるの?
                         安居 光國
二酸化炭素はおもに血液中に溶けた形で運ばれるの? 井上 貫之
木の幹は、生きている細胞の方が多いの?      左巻 恵美子
すべての酵素はタンパク質でできているの?     桝本 輝樹
チョウとガの違いって、何?            青野 裕幸
カタツムリ、殻を取ったら?            青野 裕幸
骨をつくる細胞って、硬い細胞なの?        左巻 恵美子
地衣類は「コケ」の仲間なの?           村山 一将
藻類って、植物なの?               左巻 恵美子
タケ(竹)は草なの?それとも木なの?       桝本 輝樹
温室効果ガスの主役は二酸化炭素なの?       左巻 健男
重力は、どこでも同じなの?            平松 大樹
家の冷蔵庫で部屋は冷やせるの?          平松 大樹
車内に浮かばせたヘリウム入り風船は車を急発進させると後に傾くの?                         田中 岳彦
ガラスは固体なの?                夏目 雄平
磁石を近づけると逃げる物質はないの?       左巻 健男
遠赤外線で芯から温まるの?            左巻 健男
金属を身につけていると落雷を受けやすいの?    丸山 文男
氷上でスケートがすべるのは圧力で氷が融解するからなの?
                         山崎 誠二
「水飲み鳥」は永久機関なの?           夏目 雄平
湿った空気は乾いた空気より重いの?        南 伸昌
人工ダイヤモンドは常圧ではつくることができないの? 田中 岳彦
液体に何かを溶かすと、元の体積の和より小さくなるの? 山崎 誠二
塩化ナトリウムの固体は気体になってもイオンなの? 山崎 誠二

論壇
入試問題(物理)「音の反射」の出題者側『正解』の迷走? 夏目 雄平

連載  
【自然に親しむ】  
 はれ ときどきカメ in 但東 【第8回】      林本 ひろみ
 ニッポン野生生物リサーチ戦隊          里中 遊歩
   【第二十九話】 やっぱり猫が好き(古い) 
 空をとことん楽しもう! 第14回新しい雲分類③  岩槻 秀明
 Rikatanプラネタリウム ~~火星大接近!~~   小野 夏子☆
 Sense of the Universe 第22回 星の流れに    大西 浩次
 日本棚田紀行 第2回 わらびの/大浦(佐賀県)    夏目 雄平
 四季折々タンポポを訪ね歩く           保谷 彰彦
  夕張岳の固有種 ユウバリタンポポ
 温泉へ GO! 第6回 伊豆篇            藤牧 朗


【実験・工作】
 ちょい悪オヤジのこだわり実験          青野 裕幸
  第7回醤油の中から犯人をあぶり出す
 工作教室の舞台裏 第16回熱気球         福武 剛

【シリーズ連載:観察・実 験・ものづくり】
 おシャーレな○○図鑑              さかさパンダ
 19世紀の天気予報『ストームグラス』をつくろう! 藤本 将宏
 ストラップを2個作り、ペアで持ち歩こう     舩田 優
 ネオジム磁石はすごいゾ!            関野 展寿
 MESH センサーを利用して無人撮影         横須賀 篤
 ヒートパイプをつくってみよう          谷本 泰正
 紙コップでプラネタリウム            井上 貫之

【うんちく】  
 話題の動物たち 第29回  ケナガネズミ      今泉 忠明
 海と私たちの生活 第2回 クジラをめぐる冒険   桝本 輝樹
【新連載】日常でつかうアルゴリズム        シ
【新連載】生きものたちの最新ニュース 第 1 回 鳥  保谷 彰彦
 理科と自然の小話
  「免疫をおさえこむ " 制御性 T 細胞 " って、どんな細胞なの?」                      左巻 惠美子

【科学360度】  
 カガクをプロデュースしよう           さかさパンダ
 数多あるもう一つの未来-SFが予言した世界-
  第29回 わたしの本当の子どもたち    大西 光代・大西 晴夏

【マンガ・アニメ・映画と科学】-科学とフィクションと私たちと-
 アニメ「宝石の国」 ではじめる鉱物学        大西 光代
 ウルトラマンの「M78」 から天体名を考える     藤田 貢崇

【中学入試をたのしもう】  
 物理・化学 中学入試に出るボイルとシャルル    蔵之上 義史
 生物・地学 希少生物の保護~ヤンバルクイナを例にとって
                          玉野 真路

【エッセイ・まんが】  
 はいまん彩                    川端 一生
 編集長エッセイ                  左巻 健夫

 RikaTan読書室                  稲山 ますみ
 RikaTan広場               井上 秀喜/森垣 良平

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左巻健男出演:出川哲朗のアイ・アム・スタディーの放映画面から

4月14日(土)と17日(火)に放映された「出川哲朗のアイ・アム・スタディー」。14日のほうがメインだった。依頼されたのは、いまよく売れている左巻健男編著『身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本』明日香出版社に注目されたからだった。

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EM菌vsサルモネラ:鶏卵衛生事業におけるサルモネラ検出率の推移と疫学調査について(H23徳島県 畜産関係業績発表 発表集録)

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「抄録」より詳しい発表集録から抜粋。「抄録」では、サルモネラがどこから検出されたかが明確では無かったが、ここで「鶏舎環境」からだということが明確になった。

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※「抄録」は次に紹介。

DND出口俊一氏とEM研究機構がまずなすべきは反省ではないか。:EM菌で「消毒」していてサルモネラの検出率が増えてしまったA養鶏場の話から
http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/04/05/220000

平成23年
畜産関係業績発表
発表集録

鶏卵衛生事業におけるサルモネラ検出率の推移と疫学調査について
徳島家畜保健衛生所
大久保 喜美


1.はじめに
 今回の発表は、前半に昨年度鶏卵衛生事業実施した養鶏場での消毒方法改善事業を、後半にはこれまで鶏卵衛生事業を行ってきた養鶏場のサルモネラ検出率と疫学関連について報告する。
2.消毒方法改善事例
 昨年度、阿南支所管内では鶏卵衛生事業をA養鶏場で行った。
 A養鶏場は平成16年に新しい鶏舎を建設したが、鶏舎内環境からのサルモネラ検出率が年々と上昇し、昨年度の改善指導前は10.2%であつた(図1)。

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 A養鶏場の管理者はEM菌の力を強く信じており、EM菌液を鶏舎内に頻繁に散布し、競合排除しているとのことだった。そして、消毒薬はEM菌も死滅させるとの理由で、使用していなかった。

 以上より、EM菌はサルモネラを4時間後には不検出とするが、鶏舎内での使用を考えると、感作時間および量的に、消毒効果は期待できない。一方、 1%消石灰水はサルモネラを3分以内に不検出にし、鶏舎内消毒として利用できるとの結論になった。

4.まとめ
 今後は、本事業を通じて知り得たサルモネラ検出率の高い養鶏場に対し、個別での対応が必要と思われる。A養鶏場のように効果の少ない消毒を行つていないか検討し、管理者が納得し実行可能な消毒方法を選択し、対策後にはその方法め評価をすることで、サルモネラ対策が進むと考えている。
 安全:安心な鶏卵の生産は日頃の努力の結果である。これからも安心して美味しい卵かけご飯を食べるためにも、生産者をサポートしていくことが重要である。

※参考

EM菌と卵かけご飯
https://togetter.com/li/752853

EM菌 VS サルモネラ菌
http://warbler.hatenablog.com/entry/2018/04/20/160007

↑(ここに発表集録のPDFあり)

サルモネラと生卵の話
http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/04/16/113715

 

 

元共産党職員篠原常一郎さんの話を聞いた(ナノ銀除染、松﨑いたる板橋区議、小沢一郎、志位和夫…)

 2018年4月16日、阿部宣男vs松﨑いたる板橋区議の東京地裁裁判で松﨑さん勝利の報告会に参加した。その報告会後の懇親会で、篠原常一郎さんと話をした。


 篠原さんは、ナノ銀除染に嵌まっていた小沢一郎さんから「板橋にナノ銀除染をインチキという共産党区議がいるから共産党でなんとかしてくれ」と頼まれて仲介の労をとったということだ。

 

 その結果、小沢さんと志位さんらの会合が持たれ、松﨑さんを共産党として指導することと野党共闘の話が進んだという。松崎さんを野党共闘の犠牲者と言っていた。

 

 この話は単なる陰謀論ではないと思う。

 ぼくも共産党に手紙を出して松﨑さんを応援するように言った。結局、中央委や都委員の人と話しをすることになったが「インチキというのは市民道徳に反する」の一点張りで平行線に終わった。

 政治的な背景を考えると、共産党はそれで松﨑さんを黙らせることが小沢さんらとの約束ですからしょうがないのだと思った。

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 篠原さんは元党ナンバー4の筆坂秀世氏の秘書でバリバリの党員だったが、「共産党を除籍されてから自由になって何でも言えるようになった」と笑っていた。

【月刊正論】幹部の収入を暴露! 日本共産党の元党員の私が20の疑問に答えます 篠原常一郎 - 産経ニュース https://www.sankei.com/premium/news/161029/prm1610290015-n1.html … @Sankei_newsさんから 
 *4/16には、篠原さんから、この記事に出された話をもっと生々しく聞きました。国会議員の愛人問題など。そんな問題も党内では有耶無耶に。

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 ぼくも共産党に手紙を出して松﨑さんを応援するように言った。↓

松﨑いたる板橋区議の裁判に関して日本共産党への要望 -
http://samakita.hatenablog.com/entry/20161022 

  しかし、共産党は、松﨑さんに「査問」的なことをしようとした。結局、松崎さんは共産党から除籍された。

日本共産党(一部)への静かな怒り:松﨑さん除籍
http://samakita.hatenablog.com/entry/20161225/p2 

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松崎さん勝利!:阿部宣男(元板橋区立ホタル館) vs 松崎いたる(板橋区議)裁判の判決について記事をアップ

松崎さん勝利!:阿部宣男(元板橋区立ホタル館) vs 松﨑いたる(板橋区議)の裁判の判決が出た!
http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/04/02/095212 

 

松﨑板橋区議のナノ銀除染批判、ホタル館不正事件追及を応援!(阿部宣男氏との裁判勝利、おめでとう!)
http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/04/02/102657 

 

阿部宣男vs松﨑いたる裁判(松崎さんの勝利)判決にある松﨑さんの「調査」

http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/04/02/104957 

 

ナノ銀による放射能低減効果&板橋ホタル館累代飼育:阿部宣男vs松﨑いたる裁判(松﨑さんの勝利)判決にある「真実性,真実相当性等について」
http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/04/02/113342

 

ハチミツに関する誤解を2つあげておこう。「ハチミツはボツリヌス菌が増えやすい」「ハチミツに含まれる果糖はノンカロリー」

 ハチミツに関する誤解を2つあげておこう。
 「ハチミツはボツリヌス菌が増えやすい」「ハチミツに含まれる果糖はノンカロリー」である。これを信じているのが、北京の清華大学教授で医師だという(もちろん、ニセ医師であり、ニセ清華大学教授である)@howtodominateである。 

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ツイッターのおもしろくてかなしいアカウントhowtodominate(1,2型糖尿病の人は要注意!) -
http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/03/22/000000

 

 ボツリヌス菌は、本来土壌細菌で、芽胞(がほう)の状態で広く分布している。
 ハチミツには、ハチが蜜をとってくるとき、ボツリヌス菌の芽胞をも取り込んでしまうことがある。

 

 芽胞は、細菌のまわりの環境が悪化したときに、きわめて耐久性の高い(とても丈夫な)細胞構造になって休眠状態になったものだ。ハチミツは果糖とブドウ糖の糖度が高い(水分は20%程度でその他はほとんどが糖)ので、細菌は増殖できない。しかし、芽胞ならば休眠状態でいることができる。

 

 ボツリヌス菌の芽胞を含んだハチミツを摂取すると、口の中、食道の中、胃の中などで芽胞の休眠状態が解け、増殖しようとする。しかし、胃の中には胃酸(薄い塩酸)があるから、そこで殺菌されてしまう。何とか小腸ー大腸に行けたものがあったとしても、とくに大腸内の腸内細菌フローラによってやられてしまう。だから乳児以外ではハチミツでボツリヌス菌による食中毒は心配しなくてよい。

 

 ところが、乳児の場合は、胃酸による殺菌も弱く、腸内細菌フローラの発達も弱い。そこで、ボツリヌス菌は大腸で増殖して毒素を産み出す。最初は便秘が見られるが、後には一般のボツリヌス菌と同様の食中毒の激しい症状が出る。
 これを乳児ボツリヌス症という。1987年、厚生省(当時)は、“1歳未満の乳児にハチミツを与えないように”各都道府県に通知し、注意を促した。

 

 @howtodominateの間違いは、“1歳未満の乳児にハチミツを与えてはいけない”ということを表面的に知っていても、高糖度の中では浸透圧のため細菌が増殖できないという科学の初歩的知識がなかったことによる。

 

 @howtodominateの「ハチミツに含まれる果糖はノンカロリー」という間違いは、単に人は果糖をエネルギー源にするための酵素を持っていないという思い込みによるものだ。ラクトオリゴ糖、フラクトオリゴ糖など難消化性のオリゴ糖と混同しているのかもしれない(消化性のオリゴ糖もある)。

サルモネラと生卵の話

 サルモネラは一つの菌の名前ではなく、2000種類以上もいるグループの総称である。だからサルモネラあるいはサルモネラ属菌としたい。


 大半はふつうの腸内細菌でおとなしいのだが、その中に、食中毒をおこしたり病原菌になったりするものが20種ほどある。有名なのは、腸チフス菌、ネズミチフス菌、パラチフスB菌、パラチフスA菌だが、とくに汚染鶏卵からの感染ではサルモネラ・エンテリティディス菌(以下SE菌と略す)が問題だ。

 

 SE菌は大変危険な食中毒菌で、今や世界中に広がっている。日本にも1990年頃から侵入してきた。身近で注意を要するのは生卵がSE菌に汚染されている場合である。

 

 生卵で0.02%、つまり1万個に2個程度の汚染である。完全に火を通せば安全だが、もし汚染されていたら生卵や半熟卵は危ない。
 汚染されていても新しい卵なら増殖前なのでまず安全だ。卵の賞味期限は生で食べても大丈夫な期間の目安である。夏場で17日以内、冬場で50日以内と業界で申し合わせている。

 

 「検査しているから大丈夫」とはいえない。1万個に2個程度の汚染では検査をほとんどすり抜けてしまう。
 養鶏場がきちんとした衛生管理をしていないと、鶏舎環境から10何%の検出率などという汚染状態になることがある。


 現在、養鶏場は衛生管理を徹底し、SE菌への防御体制を整えているところがほとんどなのでSE菌による食中毒は減っているようだ。

DND出口俊一氏(EM研究機構顧問だった)との思い出~出口俊一氏は、ぼくと裁判で争うことで何を得たのだろうか?~

 株式会社EM研究機構が「法的措置も含め対応」と呼吸発電さんを沖縄県警に刑事告訴し、検察庁で嫌疑不十分の不起訴処分になったことに関連し、そこには署名もない怪文書のようなものが参照記事(DNDサイトのDNDニュース)になっている。

 その参照記事はDND出口俊一氏によるもののようである。そこで、ぼくとDND出口俊一氏の関わりについての思い出を書いておこう。

 

 ぼくがJSA東京支部の研究集会でニセ科学問題分科会を設置したとき、本部に可笑しなクレームが来た。

 その内容は、「覆面で発表」(くられさんのこと)、「ハンドルネームで発表」(呼吸発電さんのこと)ということだ。

 

 クレーム主はジャーナリスト、金沢工業大学客員教授の肩書きのDND出口俊一氏。

 

 くられさんは始めるとき素顔で発表時に「いつもこうしているので」と断って覆面に。またHNや筆名で発表も可笑しくは無い。

 何のためにDND出口俊一氏はこんなクレームをつけるのか謎だった。

 DNDサイトを見た。そこはほぼ比嘉照夫氏が連載を続ける場だった。EM菌批判への悪罵も多かった。


 EM菌比嘉氏の連載の内容はオカルト・トンデモ・ニセ科学の色が濃く、なぜ金沢工業大学の教授がそんなものを載せているのか?
 比嘉氏の「密閉した容器の中のEM菌がその外のウイルスを失活させる多数の事例がある」を載せるのは真正の**と感想を呟いた。

 

 またDND出口俊一氏はEM菌批判側の個人や所属大学や研究所上層部へEM擁護の立場で様々な攻撃をしていることもわかった。

 暗黒通信団はそのことを「学界のトンデモ 出口俊一【と学会誌初出】」という記事にしていた。

 「要するにやってることはヤクザそのものである。記事に対して記事による反論ではなく、著者と面会して個別撃破しようとするスタンスは、そもそもジャーナリストですらない。」

 と述べていた。

 次が暗黒通信団の記事だ。
「学界のトンデモ 出口俊一【と学会誌初出】」
 http://ankokudan.org/d/d.htm?ron147-ronread-j.html

 

 ぼくは同感してそこから引用して呟いた。

 これでぼくは出口俊一氏との裁判になる。

 そのうちになぜ出口氏が一生懸命にEM批判側を攻撃するのかの謎は解けた。

 DND出口俊一氏はEM研究機構顧問だったのだ。


 裁判は東京地裁控訴審(高裁)もぼくが完全勝利した。

 出口氏は最高裁控訴したが棄却。

 控訴審判決は、

 「出口俊一氏は,ジャーナリストとして,上記行動基準に則らず,比嘉教授の見解を信じる者として,比嘉教授の見解に沿った見解を一方的に伝えているものといえる。」
「出口俊一氏は,EMの効用について否定的な見解を持つ松永教授らに対し,面会を求めたり,勤務先に電話をかけるなどしているのであるから,出口俊一氏は,EMの効果を証明するために記事を書いているといわざるを得ない。」

 とした。(読みやすくするために控訴人を出口俊一氏に変換。)

 以下に、控訴審判決全文を入れてある。

「確定判決に見るDND出口俊一氏のジャーナリストとしての適格性への疑問」
 http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/04/06/105634

 

 これは暗黒通信団記事の「要するにやってることはヤクザそのものである。」についての裁判所の判断だ。
 今、EM研究機構のサイトにDNDニュースに出された記事が参照記事になっているが、それは呼吸発電氏が問い合わせたところ、出口俊一氏がEM研究機構を取材して書いたものだという。
 それを見ればわかるがジャーナリストの基本ができていない。今も記者行動要領に則っていないようで恣意的なEM研究機構側のものを流している。

 判決で、出口氏は記者行動基準に則っていない、と判断されたことを反省して精進してほしい、と願うばかりだ。


 ぼくの弁護は法律事務所アルシエン清水 陽平さんに依頼。裁判に時間はあまりとられなかった。裁判には少々のお金がかかったが、裁判があったのでニセ科学の本を一生懸命に書くことができた。裁判費用は2冊の印税の半分以下ですんだ。本に実感を込めて「もっとも危険なニセ科学と思うのはEM」と書くことができた。

 

 なお、今、出口氏は金沢工業大学客員教授ではない。
 なぜクレーム先にEM研究機構顧問の名刺と共に金沢工業大学客員教授や桧家(ヒノキヤ)取締役の名刺も出したかは、ぼくにはよくわからない。


 DND出口俊一氏との関わりのおかげでぼくはEM菌の問題性をはっきりと認識することができた。

 結果的にはEM研究機構はいい人を顧問に雇ったものだと思う。EMの可笑しさを様々な行動や記事で示してくれたからだ。そして自らのジャーナリストとしてのレベルも露わにしてくれた。

 

 DND出口俊一氏との裁判は、ぼくの側からだが、次にまとめた。

 「ドキュメント スラップ名誉毀損裁判
『EM菌擁護者と批判者の闘い』」 左巻健男
 A5 表紙込20ページ (推定36グラム) 末端価格200円(税抜)
 http://ankokudan.org/d/d.htm?detail099-detailread-j.html
【買う】 丸善ジュンク堂  Amazon  楽天  セブン

 

 一体、DND出口俊一氏は、ぼくと裁判で争うことで何を得たのだろうか?

(以上)

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【以下、関連の記事】

 

DND出口俊一氏とEM研究機構がまずなすべきは反省ではないか。:EM菌で「消毒」していてサルモネラの検出率が増えてしまったA養鶏場の話から -
http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/04/05/220000 … 

 

確定判決に見るDND出口俊一氏のジャーナリストとしての適格性への疑問 -

http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/04/06/105634

  

DND(+EM研究機構顧問だった)出口俊一氏がぼくとの裁判で控訴理由書に書いた桧家と金沢工業大学のこと
http://samakita.hatenablog.com/entry/20170915/p1 

 

「EMの夢の住宅」と桧家ホールディングスの「住宅」には利害関係があるのでは?〜なぜ出口俊一氏は桧家取締役の名刺をクレーム先に出したのか?〜
http://samakita.hatenablog.com/entry/20170623/p1 

わが国は世界屈指の長寿国で、その土台に戦後の白米+副食の「和食」があるだろう

   白米で糖尿病リスクという説が流れているが、わが国は世界屈指の長寿国で、その土台に戦後の「和食」があるだろう。


 白米を中心にして多種多様な食材の組み合わせだ。
 それを忘れて米国のような副食ばかりのオンパレードは健康に悪い。玄米はカドミウムヒ素が多いし、消化も悪い。

 

 米国では精白した穀類は駄目で全粒粉がいいという都市伝説があるが、いわゆる健康にいいものばかり食べている人とそうでない人の調査でがんや寿命にほとんど差がない。

 

 適度な量でいろんなものを食べるのがいい。それには白米中心の和食は適している。

 

 そんなことも含めて友人知人の医師・生物学者らと『「健康にいい」ものばかり食べると早死にします』カンゼンを出した。

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関英男『高次元科学』を読んでみた

EM(EM菌)の本質という関英男氏の「重力波」 - http://samakita.hatenablog.com/entry/20150806/p1

に関連して、関英男『高次元科学』を読んでみた。

 

 金星は優良星でそこにすむ植物たちは人間にお辞儀をしてくれる。関氏は太陽の表面は26度で人が住んでいる、黒点は森林地帯と信じている。そういう関氏の重力波を比嘉照夫氏は気に入ったようだ。

 

 故関英男氏は本当にゆかいな人物だ。彼に霊能者や超能力者が色々な情報を持ち寄るので新発見の連続!この前『高次元科学』を読んだが頭クラクラ。

 

 まずガン、エイズの本当の原因を新発見!原子をつくる陽子には意識があり、中性子には意思がある。
 陽子の形が歪むとエイズに、中性子が歪むとガンになるという。

 

 太陽の表面温度は26℃で地球人類よりずっと高いレベルの人類がすんでいて、地球にたくさんのメッセージを寄せている。

 いやあ、EM菌比嘉照夫氏が彼の縦波重力波に魅せられるのはよくわかるオカルト・トンデモだ。

 

 北海道の藤原由浩氏は25億光年離れた星と念波通信。又藤原氏はその星に350回以上行ったり来たりしているという。しかしそこからの情報なるものが陳腐だが関氏は信じてしまう。

 

 あらゆるオカルト・トンデモを無邪気に全部信じてしまう関氏。本当におもしろい人だ。

 

 関英男氏の元に霊能者や宇宙とコンタクトしている人らが色々情報を持ってくるので総合的にとらえて宇宙の法則を見つけるのが彼の役割だって。

 

 「21世紀の地球は優良人類の惑星。超能力は当たり前で犯罪も病気もなく、お金儲けにあくせく働く必要もない。まったく夢のような時代が実現」。

 

にゃん、元日本共産党党員‏ @zQNgvKAc85MQ6W0さんとのやり取り

にゃんさん:
陽子と中性子のくだりは狂ってますね…
太陽の表面温度については都市伝説的?に低温であるとの説は有名で聞いたことはありますが…そんな説もあるのかと思ったことがあります…

  

左巻健男

はい、ニセ科学ですね。
http://blog.livedoor.jp/blackwingcat/archives/1945263.html
「これをいいことに、『謎の波動 健康器具』や 『いい波動をもったEM菌』 を使ったニセ科学によるぼったくり商法が蔓延するのである。」

 

にゃんさん:
その説を出してるのとEMが繋がるとは…まともなことを言わないのか…
話し変わりますが、下のような商品もたまげましたよ…
わないのか… 話し変わりますが、下のような商品もたまげましたよ…(略)

 

左巻健男
ニセ科学の製品はうたい文句が似ていますねえ。(^_^)
騙す方がずっと悪いけど、騙される方も低レベル過ぎだよなあ。

 

にゃんさん:
騙されるほうも騙されるほうだと思いますね…まあでも騙されてる人は良い人が多いような気がします?悪い人では無いんですよ、皆…

「自分は特別」という自己愛過剰の人は辛いだろうな

 俺のようなバカにはよくわからないが「自分は特別」という自己愛過剰の人は辛いだろうな。

 学歴や経歴をプライドにするがその実、本当のところは自信がなく自尊心が保てない。

 

 例えば某新聞の書評委員は「自分の本が取り上げて貰えないから阿鼻叫喚」などと言っていた。そんな下劣に詰まらん書評をして貰う必要はない。ある原稿料の安い雑誌に「書かせていただき光栄」が「安い原稿料で搾取された」になった。それを見ていて何の反響もなかった詰まらない原稿を書いたことを反省してほしいと思った。

 

 その背後には酷いコンプレックスがあるのだろう。それを隠すためには高学歴をひけらかすしかない。自分に向けられたちょっとした言葉に過敏に反応し傷つくのも特徴だ。見下され不安が強い。他人への甘えが強く甘えの心理で自己中心性から抜け出せない。
 こういうタイプは外見も着飾る。賞賛がほしくてたまらない。ギブアンドテイクが成り立たない。よくクレーマー行為も。クレーマーの増加は自己愛過剰社会の病理が関係している。

 by榎本博明『病的に自分が好きな人』を読んで…

沖縄県警はEM菌の問題性を理解してほしい

DND出口俊一氏とEM研究機構がまずなすべきは反省ではないか。:EM菌で「消毒」していてサルモネラの検出率が増えてしまったA養鶏場の話から -
http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/04/05/220000

確定判決に見るDND出口俊一氏のジャーナリストとしての適格性への疑問 -
http://samakita.hatenablog.com/entry/2018/04/06/105634

 に関連して、次をツイッターに。

沖縄に居るとEM菌まみれだから(いろんな製品にEM何とかが目立つ)県警もEM側になびきやすかったと思うが、今回のことで県警がEMの問題点をわかってくれたらいいな。EM研究機構による次の犠牲者を出さないために。
https://twitter.com/samakikaku/status/984188592145629184